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今回は、合意の履歴を資産にする話です。半年後、「なぜこの仕様になったんだっけ?」と聞かれて答えられない。そうならないようにしましょう。
ファイルサーバーの「最終版」では経緯が残らない
現場にはよく、こういうフォルダがあります。
・final
・final_最新版
・final_最終_fix
こういうドキュメント管理体系では、当然AIにどれを最終判断分として読み込ませていいかもわかりませんし
「真の答え」を探すのにめっちゃくちゃ時間がかかります。
Gitのコミットは「判断の証拠」になる
Gitはエンジニアの道具、という印象が強いですが、実際は最強の変更履歴です。
・誰が
・いつ
・何を
・なぜ変えたか
これが残るだけで、合意が再現できます。私はこれが一番の価値だと思っています。
VS CodeのGUIだけでも回る
個人単位で使うならGithubすらいらないです。GitでOK。
・変更ファイルを確認
・コミットメッセージを書く
この2つだけで、履歴が資産になる。現場で本当に必要なのはここまでです。
私が現場で効いたと思うポイント
Gitがあると、「誰が決めたのか」が追える。これが心理的に効きます。
・責任を押し付けるためではなく、判断の理由を残す
・「当時の前提」を掘り起こせる
・引き継ぎの説明が短くなる
私はこの「説明が短くなる」ことが地味に効くと思っています。運用の負担が落ちるからです。
まとめ: 合意の履歴は、未来の自分へのメモ
Gitは難しい道具ではありません。合意の履歴を残すための仕組みです。
最終版フォルダから抜けて、履歴を持つ。それだけで、要件定義は資産になります。
次回は第10回「PMの未来」。
AI時代に、PMの役割はどう変わるのか。そこを最後にまとめます。
