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第9回: 運用と管理: Gitで要件を合意するまでの「経緯」を残そう

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Last updated at Posted at 2026-02-05

前回はこちら

今回は、合意の履歴を資産にする話です。半年後、「なぜこの仕様になったんだっけ?」と聞かれて答えられない。そうならないようにしましょう。

image.png

ファイルサーバーの「最終版」では経緯が残らない

現場にはよく、こういうフォルダがあります。

・final
・final_最新版
・final_最終_fix

こういうドキュメント管理体系では、当然AIにどれを最終判断分として読み込ませていいかもわかりませんし
「真の答え」を探すのにめっちゃくちゃ時間がかかります。

Gitのコミットは「判断の証拠」になる

Gitはエンジニアの道具、という印象が強いですが、実際は最強の変更履歴です。

・誰が
・いつ
・何を
・なぜ変えたか

これが残るだけで、合意が再現できます。私はこれが一番の価値だと思っています。

VS CodeのGUIだけでも回る

個人単位で使うならGithubすらいらないです。GitでOK。

・変更ファイルを確認
・コミットメッセージを書く

この2つだけで、履歴が資産になる。現場で本当に必要なのはここまでです。

私が現場で効いたと思うポイント

Gitがあると、「誰が決めたのか」が追える。これが心理的に効きます。

・責任を押し付けるためではなく、判断の理由を残す
・「当時の前提」を掘り起こせる
・引き継ぎの説明が短くなる

私はこの「説明が短くなる」ことが地味に効くと思っています。運用の負担が落ちるからです。

まとめ: 合意の履歴は、未来の自分へのメモ

Gitは難しい道具ではありません。合意の履歴を残すための仕組みです。

最終版フォルダから抜けて、履歴を持つ。それだけで、要件定義は資産になります。

次回は第10回「PMの未来」。
AI時代に、PMの役割はどう変わるのか。そこを最後にまとめます。

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