10/30にRaspberry PiOSがアップデートされ、これまでDebianがbusterだったのがbullseyeに変更されていた。
知らずにダウンロードし、機械学習の環境構築などをしていたら色々インストールできず困ったので備忘録として以下に記す。
旧Raspberry PiOSのダウンロード
まずは旧Raspberry PiOSのダウンロード方法について以下に記しておく。
基本的にRaspberry PiOSの公式HPには最新バージョンのimgファイルしか公開されていないが、
HTTPなどで常に全バージョンにアクセスすることができる。
以下からダウンロードすることができる。
ちなみにbusterの最終更新は2021年の5月のイメージファイルである。
https://downloads.raspberrypi.org/raspios_armhf/images/
インストールできなかったもの
今回インストールできなかったものは以下であるが、他にもインストールできないものはあると思われるのでbullseyeを利用する方は注意が必要である。
- libqtwebkit4
- libqt4-test
- busterを前提としたwhlファイルを利用したインストール
libqt関連はOpenCVで必要なモジュールのようで、以下のエラーが出た。
E:Unable to locate package libqtwebkit4
whlファイルはtensorflowをインストールする上で利用したが、buster前提のwhlファイルだったためインストールが上手くいかなかった。
改善策
ひとまずは冒頭で紹介した旧バージョンのRaspberry PiOS busterをダウンロードし解決することができる。
参考
今回は以下の教材を利用する上で遭遇したエラーである。
https://ai.afrel.co.jp/tensor-spike/