Augie De Blieck Jr.さんの2015年10月3日付のブログ記事Serial Deprecator José Valim Strikes Againの翻訳です。
ElixirConf 2015のキーノートスピーチでElixirの作者 José Valim が発表したデータ構造に関する仕様変更について。HashSet, HashDict, Set, 及びDictがなくなるようです。全部Mapでやってくれ、ということみたい。
(承前：ブログ記事をElixir Conf 2015の最新臨時ニュースのために一時的に更新停止しておりました。ご了承ください)
José Valim: 言語設計界で最も危険な男？
テキサス州オースチン発: 連続非推奨魔José Valimがこの週末またも襲撃しさらに4人が「単純化」キャンペーンの新たな犠牲者となった。
250名を越える聴衆の面前でのこの衝撃的なスピーチにおいて、ValimはElixir言語のデータ構造のうちなんと4つもなくすと明言した。HashSet, HashDict, Set及びDictがお亡くなりになる予定であると。
恐怖と理不尽に対するうめきが部屋中に満ちあふれ、テーブルはノートパソコンを即座に起動しGithubに入ってほうほうの体で彼らのコードをMapを使うように変更する関数型のお友達たちでいっぱいになった。
「HashSetがお前にいったい何をしたと言うんだ！」Valimの指示に対してあるコーダーは大慌てでプロジェクトをgit branchしながら叫んだ。
ある匿名希望の証言者は言う。そこには何らかの魂胆があったのではないかと。「思い出してくれよ、AppleがGoogle Mapを削除したときのことを。何週間もの間まともなカーナビ手段がなくなったよな1。奴が今度はMapを有料版のElixirでのみ有効にしたらどうする？巨大企業だけがMapを使えるようになったらどうする？」
他の証言者、Elixirを全く知らないにも関わらずPhoenixには熟達していると言い切る熱狂的なユーザーは「我々は自らに問いかけねばならない。ValimがMapを次に殺るとしたら…もうstructに頼るしかないのか、と」
この報告者がstructはmapの一種であったことを指摘した時、匿名のコメンターが、4人の髭もじゃの屈強なElixir支持者2につまみ出される前に「Action Cable3こそ来るべき未来なり…」などとわけのわからないことを口からつばを飛ばして言いつつ立ち去った。
これは既に古いニュースだったのか、または情報取引市場でValimがインサイダー取引に手を染めたのではないかと思った人たちもいたようである。Dave ThomasとMooseがElixirConfに土壇場で参加しなかったのは彼らが"Programming Elixir"の書き直しで忙しくなったからではないかという噂が瞬く間に広まった。
Saša Jurić と Benjamin Tan Wei Hao4 からはコメントがもらえなかった。彼らは既に書き直し中なのであろう。
我々はErlangコアチームにもこのニュースについてどう考えるか尋ねた。予め用意されていた宣言文で彼らは「30年もの牛の尿のごとく長き年月を経てようやく我々はMapに到達した。近年の我々の最大の非推奨化はrandom関数であるが、それについても何年もの討議の結果として、である。Valimちゃんはもっとゆっくりする必要がある」
オースチンの地元警察当局からはこの新事実に関してすぐさま911番での苦情受付を開始するかどうかについては言及されていないが、まだ非推奨化が法的にはなされておらず、また「マイノリティ・リポート」-犯罪予知システムが現実に存在しない以上、犯行が実行されたのかどうかには疑問の余地がある。
「あんなのは純然たるヘイトスピーチですよ」とHashSetユーザーは午後遅くに言い切った。彼のチャットアプリをMapに書き換える間彼の頬には涙が流れ続けていた。
今夜のElixir界は動揺している。飛行機で帰宅する支持者の群れが「次は一体誰が殺られるんだ…」と考えている。特にRangeの愛好家たちがNorris Conference Center5を出るやいなや後ろをきょろきょろ振り返るのが見られた。Valimが次にElixirConf 2016で何をするかわからないという恐怖がはっきりと彼らの声に現れていた。
時が全てを明らかにするであろう、としか言えない。
実際のところ:calendarが全てを明らかにするわけだが…なんせElixirには未だに標準ではTimeもDateもライブラリがない6のだから。
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ぱちんこガンダム駅、懐かしいですね～ ↩
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成功する言語の秘訣はヒゲかな… ↩
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それぞれ"Elixir in Action"と"The Little Elixir & OTP Guidebook"の著者。 ↩
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ElixirConf2015の会場。2016年はまだ場所未定の模様。 ↩
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Timexがおすすめ。私の記事"[小ネタ]13日の金曜日"も見てね。 ↩