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Windows10上のVirtualBoxにUbuntu20.04をインストール

Last updated at Posted at 2020-05-01

概要

自宅で簡単に複数のLinux(CentOS, Ubuntu, KaliLinux ...)を切り替えて使用したい。
会社にはESXiとかあるけど、自宅にはWindows10しかない。

そんな人のために、(既にたくさん情報があるのを承知の上で)Windows10上で稼働するVirtualBoxにUbuntuをインストールした記録を残しておきました。

Windows10のVirtualBoxインストール手順はこちら
VirtualBoxインストール

最新版のインストール手順は、別途記載した。

ダウンロード

2020/04/28時点での最新版は、ver20.04 LTS(2020/04/23リリース)

まずは、WEBブラウザで以下のURLにアクセス。
https://jp.ubuntu.com/

21VirtualBox_Ubuntu_001.png
[Ubuntuを入手する]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_002.png
スクロールダウン

21VirtualBox_Ubuntu_003.png
[Ubuntu Desktop 20.04 LTS]-[ダウンロード]ボタンを押下。

ubuntu-20.04-desktop-amd64.isoのダウンロードが始まる。
3,131,807,904 バイト

念のために、チェックサムを確認しておく。

21VirtualBox_Ubuntu_004.png
[ダウンロード]ボタン押下後に遷移した画面で、[verify your download]リンクを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_005.png
ダウンロードしたubuntu-20.04-desktop-amd64.isoのチェックサムを確認しておく。

コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行

certutil -hashfile (ダウンロードしたファイル) sha256

21VirtualBox_Ubuntu_006.png
チェックサム(ハッシュ値)が一致することを確認する。

仮想マシンの作成

既にインストール済みのVirtualBoxを起動する。
21VirtualBox_Ubuntu_101.png

21VirtualBox_Ubuntu_102.png
[新規(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_103.png
[名前:]にUbuntu20を入力。
[マシンフォルダ:]に任意の存在するフォルダを指定。
(名前にUbuntuを入力すると、[タイプ(T):]Linux、[バージョン(V):]Ubuntu(64-bit)が自動選択)
[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_104.png
任意のメモリサイズを指定(ここでは、2048MBを指定)
(稼働しているWindows10用に2GB程度残しておかないといけないので、物理メモリが4GBの機械なら1024MB程度しか割り振れない。)
[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_105.png
[仮想ハードディスクを作成する(C)]を選択。
[作成]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_106.png
(VDIの選択を推奨となっている。ふつうは推奨に従ったほうが良い。あえてVMDKを選択してみた。)
[VMDK(Virtual Machine Disk)]を選択。
[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_107.png
[可変サイズ(D)]を選択。(thin provisioningのことだと思う。)
[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_108.png
ファイル名は変更しない。
ディスクサイズに任意のサイズを指定。(ここではデフォルト10GBを20GBに変更している。)
[作成]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_109.png
仮想マシンの作成が完了。

インストール

インストールイメージファイルの指定

21VirtualBox_Ubuntu_201.png
作成した仮想マシンを選択し、[起動(T)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_202.png
[起動ハードディスクを選択]画面で、プルダウンリストの右側にある[ファイル選択]アイコンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_203.png
上部の[追加(A)]アイコンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_204.png
先にダウンロードしたUbuntuインストールファイルを指定。
[開く(O)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_205.png
Ubuntuファイルを選択し、[選択]ボタンを押下。

インストール

21VirtualBox_Ubuntu_206.png
Ubuntuファイルを選択し、[起動]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_207.png
Ubuntuのインストールが始まる。
機器の性能(CPUやメモリサイズ)によって異なるが、2~5分程度で次の画面が表示される。

21VirtualBox_Ubuntu_208.png
Ubuntuのインストール開始画面。

VirtualBoxのデフォルトの画面サイズがSVGAなので、これ以降、画面の右や下が切れている。インストールには支障がないので、このまま進める。

21VirtualBox_Ubuntu_209.png
左側スクロールで、[日本語]を選択。

21VirtualBox_Ubuntu_210.png
[Ubuntuをインストール]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_211.png
[キーボードレイアウトの選択:]で、2箇所[Japanese]が選択されていることを確認し、[続ける]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_212.png
何も変更せずに、([通常のインストール]が選択され、[Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする]がチェックされている。)[続ける]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_213.png
[ディスクを削除してUbuntuをインストール]を選択し、[インストール]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_214.png
[ディスクに変更を書き込みますか?]の確認ダイアログが表示されたら、[続ける]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_215.png
[どこに住んでいますか?]が表示されたら、[Osaka]を入力し、[続ける]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_216.png
[あなたの情報を入力してください]が表示されたら、
[あなたの名前:][コンピュータの名前:][ユーザの名前:]に任意の名前を入力、
[パスワードの入力:][パスワードの確認:]に同じパスワードを入力、
[ログイン時にパスワードを要求する]を選択し、[続ける]ボタンを押下。

【2020/05/22追記】
このパスワード入力時、USキーボードになっているようなので、記号を入力する際には注意が必要。
ここでは、記号は入力せずに、後で変更するのが無難かも・・・

21VirtualBox_Ubuntu_217.png
インストールが始まる。
機器の性能やネットワークの状況によるが、10分~30分程度かかる。

21VirtualBox_Ubuntu_218.png
この画面が表示されたら、インストール完了。
[今すぐ再起動する]ボタンを押下。

再起動(インストールメディアの取り出し)

21VirtualBox_Ubuntu_219.png
インストールイメージファイルから起動しようとするので再起動に失敗する。

21VirtualBox_Ubuntu_220.png
VirtualBoxのメニューバー-[デバイス]-[光学ドライブ]-[ホストドライブ'D']を選択。Ubuntuの画面でEnterキーを押下。

初回起動時の設定

21VirtualBox_Ubuntu_221.png
再起動したら、インストール時に作成したユーザが表示されるので、クリック。

21VirtualBox_Ubuntu_222.png
インストール時に指定したパスワードを入力し、[Enter]キーを入力。

21VirtualBox_Ubuntu_223.png
[オンラインアカウントへの接続]画面で、後から追加可能なので、[スキップ(S)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_224.png
[Livepatch]画面で、Liveatchをセットアップするには、Ubuntu Oneアカウントが必要となるため、[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_225.png
[Ubuntuの改善を支援する]画面で、[この情報を送信しますか?]は、どちらか任意の方を選択し、[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_226.png
[プライバシー]画面で、[位置情報サービス]をOFFにして、[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_227.png
[準備が完了しました!]画面で、[完了(D)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_228.png
[ソフトウェアの更新]ダイアログが表示されたら、[今すぐインストールする]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_229.png
[認証が必要です]ダイアログが表示されたら、パスワードを入力し、[認証]ボタンを押下。

左上の[アクティビティ]リンクを押下すると進捗が確認できる。

21VirtualBox_Ubuntu_230.png
ソフトウェアの更新が完了すると、[ソフトウェアの更新]ダイアログが表示される。[すぐに再起動(R)]ボタンを押下する。

スナップショットの作成

インストールが完了したら、インストール直後の状態のスナップショットを取得しておく。

21VirtualBox_Ubuntu_231.png
VirtualBoxのメニューバー[仮想マシン]-[スナップショット作成...]を作成

21VirtualBox_Ubuntu_232.png
[スナップショットの名前(N)][スナップショットの説明(D)]に任意の⽂字列を⼊⼒し、 [OK]ボタンを押下。

インストール後の作業

最新版へのUpdate

21VirtualBox_Ubuntu_233.png
installが一通り終わったら、
[アクティビティ]-[アプリケーションを表示する]を選択。

21VirtualBox_Ubuntu_234.png
[端末]を起動する。

以下のコマンドを実行

sudo apt update
sudo apt upgrade

21VirtualBox_Ubuntu_235.png
21VirtualBox_Ubuntu_236.png
途中、確認プロンプトが表示されるのでyを入力し、[Enter]を押下。

21VirtualBox_Ubuntu_237.png
更新処理完了

画面サイズの変更

インストール直後の段階では、VirtualBoxの画面がSVGA固定なので使いにくい。
そこで、画面サイズを変更する。

21VirtualBox_Ubuntu_301.png
VirtualBoxのメニュー-[デバイス]-[Guest Additions CDイメージの挿入...]を選択。

21VirtualBox_Ubuntu_302.png
["VBox_GAs_6.1.6"には...]という確認ダイアログが表示されたら、
[実行(R)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_303.png
認証ダイアログが表示されたら、パスワードを入力。
[認証]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_304.png
インストールが終わると[Press Return to close this window...]と表示されるので、[Enter]キーを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_305.png
再起動するために、右上の[電池のアイコン]を押下、[電源オフ...]を選択。

21VirtualBox_Ubuntu_306.png
[再起動]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_308.png
ウインドウの右下角を移動させると、任意の画面サイズで表示可能。

設定の確認

インストール

[端末]を起動し、以下のコマンドを実行。

uname -r
uname -v
cat /etc/os-release

21VirtualBox_Ubuntu_309.png
Ubuntu20.04がインストールされていることを確認する。

ネットワーク

[端末]を起動し、以下のコマンドを実行。

ip address show

21VirtualBox_Ubuntu_310.png
enp0s3がInternet側のネットワークになっている。

WindowsとUbuntuでのファイルの共有

Windows(ホスト側)とUbuntu(ゲスト側)で、ファイルを共有したい場合、VirtualBoxの設定を行うことで簡単に設定が可能。

21VirtualBox_Ubuntu_401.png
VirtualBoxのメニュー-[デバイス]-[共有フォルダ]-[共有フォルダ設定...]を選択。

21VirtualBox_Ubuntu_402.png
右端の[新規共有フォルダを追加します。]アイコンボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_403.png
[フォルダのパス:]にWindowsのフォルダを指定。(例では、C:\Dev)
([フォルダ名]は、自動で入力される。)
[マウントポイント:]にUbuntu側のディレクトリを指定。(例では、/mnt/dev)
[自動マウント(A)][永続化する(M)]をチェックし、
[OK]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_404.png
[OK]ボタンを押下。

この設定で、WindowsとUbuntuで、共有フォルダによるファイル共有が可能になる。

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