東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 および 東京大学理学部情報科学科の学位論文(卒業論文/修士論文/博士論文)を組版するためのドキュメントクラス iscs-thesis v1.3 を、Overleaf に対応させました。
東京大学理学部情報科学科 卒業論文 テンプレート
東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 修士論文 テンプレート
東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻 博士論文 テンプレート
Overleaf を使うことで、ローカルの PC 上で TeX 環境を構築せずとも学位論文の執筆が可能になり、バックアップの保存もできます。
作成にあたっては、qnighy さんの iscs-thesis リポジトリが参考になりました(文字コード変換の手間を省くことができました!)。ありがとうございます。
表紙を中間報告用にしたい場合
thesis.tex
の documentclass
を final
から interim
に変更します。
- \documentclass[master,final,11pt]{iscs-thesis}
+ \documentclass[master,interim,11pt]{iscs-thesis}
他にも色々オプションがあるようなのですが、よく知らないので、詳しくは iscs-thesis のドキュメント をご覧ください。
参考
ただし、クラウドサービスについては「タイムアウト制限」に注意すべき。
— 某ZR(ざんねん🙃) (@zr_tex8r) February 4, 2019
卒論・修論が50ページを超えるとコンパイルに1分以上かかるのも普通だろうけど、例えばOverleafの*無料枠*の場合は30秒のタイムアウト制限がある。#TeX
章ごとに分割コンパイルをすると良さそうです。cf. 分割した LaTeX ファイルを subfiles を使ってコンパイルする