卒論や修論などの学位論文では「本文(Introduction から Conclusion まで)が 5000 語以上あること」などというように語数指定がされている場合があるかと思います。
自分で語数をカウントするのは大変ですが、Overleaf には語数カウント機能が付いています。左上の「メニュー(Menu)」から「文字数(Word Count)」をクリックすると、語数が表示されます。
この語数カウント機能の詳細は以下のドキュメントに記載されています。
このドキュメントによると、references, headers, captions, floats, displayed math etc are not included in the count. とあります。つまり、引用部・セクションの見出し・図表のキャプション・display スタイルの数式は語数にカウントされません。
逆に、アブストラクトや謝辞はデフォルトではカウントされています。これを防止するためには、カウントして欲しくない部分を %TC:ignore
と %TC:endignore
で囲います。例えば 東京大学理学部情報科学科 卒業論文 テンプレート においては
%TC:ignore
\begin{eabstract}
Abstract abstract abstract,
abstract abstract abstract abstract abstract abstract.
Abstract abstract, abstract abstract abstract abstract abstract abstract:
...
Ack ack ack.
\end{acknowledge}
%TC:endignore
というように eabstract の開始部から acknowledge の終了部までを囲うことで、本文のみの語数カウントが可能になります。