#初めに
Twitterを見ていると、よく「Ubuntu重い」や「ArchLinuxわからん」という話をちらほら見ます。
そういった人はたいてい「仮想マシンにUbuntu入れたことはあるけどなんか合わない」という人や「ArchLinux使ってみたいけどいろんなサイトがあってわけわからん」「サイトによって方法違うの何」といったことを言っています。
この記事はそうした人を助けるために書きました。
この記事はいわゆるリンク集になるのでPCなどのタブ移動しやすいデバイスで見ることをおすすめします。
#この記事の対象
- Ubuntuなどを仮想マシンにインストールしたことがある
- 仮想マシンの使い方がわかる
という人向けです。あまりにも基本的な説明(基本的な用語や仮想マシンの使い方など)はしないので他のサイトをご覧ください。
#まずは仮想マシン
それでは早速ArchLinuxを触っていきましょう。
といっても、いきなり実機にインストールするのはやめたほうが良いです。
なにか問題が発生したときに再インストールが面倒なのでね。
まずは仮想マシンで練習しましょう。
#インストール方法
ここにインストール方法をまとめました。
この記事は初心者向けに難しいことは一切せずに簡単にできるようになっています。
(例えばViを使用しない、fdiskやdiskpartを使用しない、ネットワーク接続はコマンド一発 など)
#インストール後
インストールが終わったらこちらの記事にあるコマンドをどんどん打ってGUIやOffice、基本的なツールをインストールします。
ここまでくればUbuntuなどと同じように使用できるはずです。
#自分の好きなパッケージをインストールする
自分の好きなパッケージをインストールしましょう。
例えばGoogleChromeやVLCなどですが、ArchLinuxにはソフトウェアセンターのようなものはありません。
その代わりAURというものがあります。
AURとはArch User Repositoryの略で、ユーザーが誰でも自由にパッケージをアップロードできるリポジトリーです。
その性質上、当然動かないものもあるかもしれませんがパッケージの量はUbuntuの比ではありません。
GoogleChromeやグラフィックドライバなどのプロプライエタリソフトウェアから、最新のlinuxカーネルまでなんでもあります。
こちらのAURのサイトでパッケージを検索し、
yay -S パッケージ名
と打つだけで簡単にパッケージをインストールできます。
これこそがArchLinuxの醍醐味であり素晴らしいところです。
AURを使えばWindows風にもMac風にもなんでもできます。
UbuntuやDebianのパッケージ管理システムであるdpkgですら簡単にインストールできてしまいます。
#トラブルに遭遇したら
ArchLinuxには素晴らしいWikiがあります。
このWikiはArchLinuxに限らず、UbuntuやDebian、CentOSやFedoraなどに流用できる情報も数多くあります。
Archwikiはこちらからアクセスできます。
このWikiで問題の起きているパッケージを検索すればほぼ必ずその問題の解決方法があります。
もしWikiに載っていなければGoogleで「ArchLinux hogehoge」で調べればほぼ必ず出てきます。
最初は面倒だと思うかもしれませんが、なれてくるとトラブルの一つ一つが楽しくなり、Linuxのスキルがどんどん身につきます。
#最後に
ArchLinuxは素晴らしいディストリビューションです。
自分の思う通りに環境を構築でき、また、問題に遭遇しても膨大な情報が助けてくれます。
ArchLinuxは素のLinuxに近いため、初心者から中級者になるのにちょうど良いものです。
ArchLinuxで身につけた知識の多くは他のディストリビューションでも流用できます。
Linuxというものの理解するにはArchLinuxは素晴らしい教材になります。
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