PHPの関数の種類
関数とはいくつかの処理を入れておくためのものです。
PHPには2種類の関数が存在します。
組み込み関数とユーザー定義関数があります。
組み込み関数
あらかじめPHPで用意されている関数です。
ex)計算,文字の整形,配列,データベースなど
下のリファレンスで色々調べることができます。
PHP関数リファレンス
注意
関数の数が多すぎて、覚えることがほぼ不可能です。
覚えるのではなくやりたいことを言語化してすぐに調べられるようになる必要があります。
文字列関数
それぞれの文字列関数をみていきます。
⚫︎strlen
string(文字列)とlength(長さ)を合わせて、文字列の長さです。
//文字列の長さ
$test = "test";
echo strlen($test);
//4
しかし日本語にすると9と出力されます。
//文字列の長さ
$test = "テスト";
echo strlen($test);
//9
理由はマルチバイトでUTF-8というものがあり、日本語が1文字で3バイトから6バイトあるみたいです。
その影響で9と出力されています。
⚫︎mb_strlen
これはマルチバイトのlenght(長さ)という意味で、マルチバイトの長さを出します。
$test = "テスト";
echo mb_strlen($test);
//3
mbは基本マルチバイト関連です。
⚫︎str_replace
文字列を置き換える時に使います。
$test = "文字列の試験です";
echo str_replace("試験","テスト",$test);
//文字列のテストです
⚫︎explode
指定した文字列で分割する関数です。
echo "<pre>";
$str = "文字列を、分割する";
var_dump(explode("、",$str));
echo "</pre>";
//array(2) {
// [0]=>
// string(12) "文字列を"
// [1]=>
// string(12) "分割する"
// }
⚫︎implode
配列で指定された複数の文字列を連結するための関数。
$str2 = ["2022","04","07"];
echo implode("-",$str2);
//2022-04-07
join
も同じように使えます。
$date = ["2022","04","07"];
echo join("-",$date);
//2022-04-07
⚫︎preg_match
文字列から正規表現で指定したパターンにマッチした文字列を検索する関数。
$string = "正規表現の文字列を確認する";
echo preg_match("/文字列/",$string);
//1
⚫︎substr
指定した文字列から文字列を取得。
echo substr("ABCDEFG",0);
//ABCDEFG
echo "<br>";
echo substr("ABCDEFG",1);
//BCDEFG
echo "<br>";
echo substr("ABCDEFG",2);
//CDEFG
日本語を検索すると
echo substr("さいたまけん",1);
//��いたまけん
文字化けするので、そこでmub_substr
を使い、マルチバイトの関数を使います。
echo mb_substr("さいたまけん",1);
//いたまけん
配列の関数
次に配列の関数を見ていきます。
⚫︎array_push
配列に配列を追加していきます。
$animal = ["犬","猫","猿"];
array_push($animal,"ライオン","象");
echo "<pre>";
var_dump($animal);
echo "</pre>";
/*
array(5) {
[0]=>
string(3) "犬"
[1]=>
string(3) "猫"
[2]=>
string(3) "猿"
[3]=>
string(12) "ライオン"
[4]=>
string(3) "象"
}
*/
⚫︎array_pop
配列の末尾を取る関数です。
$animal = ["犬","猫","猿"];
array_pop($animal);
echo "<pre>";
var_dump($animal);
echo "</pre>";
/*
array(2) {
[0]=>
string(3) "犬"
[1]=>
string(3) "猫"
}
*/
⚫︎array_shift
配列の先頭を取る関数
$animal = ["犬","猫","猿"];
array_shift($animal);
var_dump($animal);
//array(2) { [0]=> string(3) "猫" [1]=> string(3) "猿" }
⚫︎array_unshift
配列の末尾に追加する関数
$animal = ["犬","猫","猿"];
array_unshift($animal);
var_dump($animal,"ゴリラ");
//array(3) { [0]=> string(3) "犬" [1]=> string(3) "猫" [2]=> string(3) "猿" } string(9) "ゴリラ"
⚫︎array_unique
配列の重複を取り除く関数
$number = array(100,300,500,100);
print_r(array_unique($number));
//Array ( [0] => 100 [1] => 300 [2] => 500 )
⚫︎array_reverse
配列の値の順序を逆にする関数
$number = array(100,300,500,1000);
print_r(array_reverse($number));
//Array ( [0] => 1000 [1] => 500 [2] => 300 [3] => 100 )
⚫︎array_slice
第一引数の配列から連続した要素を切り取る配列関数
$number = array(100,300,500,1000,2000);
$numbers = array_slice($number,0,3);
print_r($numbers);
//Array ( [0] => 100 [1] => 300 [2] => 500 )
まだ他にもたくさんあるので色々調べてください
配列関数のわかりやすい記事
配列関数のリファレンス
camelCaseとsnake_Case
上の2つをそれぞれ見ていきます。
⚫︎camelCase
文字列の最初が小文字
studyProgrammingCode()
⚫︎snake_Case
単語境界をアンダースコア(_)でつないだ文字列
study_programming_code()
参考資料