ipythonでプロンプトをカスタマイズする

ipythonのデフォルトのプロンプトは以下のようになっている：

In [1]:
Out[1]:

これを

>>> print('hello')
hello

>>> 

に変える。

このPythonスクリプトを実行すればよい

from IPython.terminal.prompts import Prompts, Token
import os
class MyPrompt(Prompts):
      def in_prompt_tokens(self, cli=None):
          return [(Token.Prompt, '>>> ')]
      def out_prompt_tokens(self, cli=None):
          return []

ip = get_ipython()
ip.prompts = MyPrompt(ip)

ipythonを起動してこれを実行すればその場でプロンプトが>>> に変わる。

くわて、Out[1]みたいなアウトプット時の表示も消える。

スタートアップに設定

毎回上記のスクリプトをいちいち書いて実行するのは面倒だから、ipython起動時に自動で実行するように設定する。

そのために、~/.ipython/profile_default/にstartupディレクトリを作成する。

そして上のスクリプトをstart.pyとしてこのディレクトリに保存すればOK（~/.ipython/profile_default/startup/start.py）

これで次回の起動からプロンプトが>>> になってる。

ちなみに、ipython実行時のオプションで--classicを指定するとプロンプトが>>> になるが、そうすると色がつかないので注意。