裏返せる可能性（縦横）

今回は paiza の「裏返せる可能性（縦横）」の問題に挑戦！

新シリーズのテーマは「リバーシ」！

問題概要

• 縦 H 行、横 W 列の盤面を作成する問題
• 盤面上の 1 マス (Y, X) に石を置く
• 盤面の各マスは、次のルールで文字を決める
  • 石を置いたマス (Y, X) → '!'
  • 石を置いたマスと 同じ行または同じ列 のマス → '*'
  • 上記以外のマス → '.'
• 座標は
  • 左上が (0, 0)
  • 下方向が y の正方向
  • 右方向が x の正方向
• 条件に従って作成した盤面を 上から順に H 行出力 する

入力例：

10 10 5 5 // H W Y X

出力例：

.....*....
.....*....
.....*....
.....*....
.....*....
*****!****
.....*....
.....*....
.....*....
.....*....

✅OK例：

const rl = require('readline').createInterface({ input: process.stdin });

const lines = [];

rl.on('line', (input) => lines.push(input));

rl.on('close', () => {
    const [H, W, Y, X] = lines[0].split(' ').map(Number);
    
    const grid = Array.from({ length: H }, () => Array(W).fill('.'));
    
    for (let y = 0; y < H; y++) {
        for (let x = 0; x < W; x++) {
            if (y === Y && x === X) {
                grid[y][x] = '!';
            } else if (y === Y || x === X) {
                grid[y][x] = '*';
            }
        }
    }
    
    grid.forEach(g => console.log(g.join('')));
});

🔍コードの流れ

• 標準入力を受け取る準備をする
• 入力の1行目から
  • 盤面の高さ H
  • 盤面の幅 W
  • 石を置く行 Y
  • 石を置く列 X
    を取得する
• H × W の盤面を、すべて '.' で初期化する
• 盤面の全マスを二重ループで順に確認する
• 各マスについて
  • (Y, X) と一致するマスは '!' を置く
  • それ以外で、「行または列」が (Y, X) と同じマスは '*' を置く
• 盤面の各行を文字列として出力する

📝まとめ

• 二次元配列で盤面を表現すると処理しやすい
• 盤面はまず すべて . で初期化 する
• 全マスを 二重ループ（y → x） で走査する
• 条件判定の優先順位が重要
  • (Y, X) を最優先で '!' にする
  • 次に「同じ行 or 同じ列」を '*' にする
• 行・列の一致は、y === Y || x === X で簡単に判定できる
• 小さい制約（最大 20×20）なので 全探索で十分