私はNPCらしき人物を見ました。
Bluetoothイヤホンを装備し、スマートフォンを見ながら、周囲の出来事には一切反応せず、目的地に向かって一直線に歩いていました。
もしかすると、私たちが「現実」と呼んでいる世界には、プレイヤーだけではなく、大量のNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が配置されているのではないでしょうか。
今回は、街中でNPCを探してみます。
もちろん、科学的根拠はありません。
たぶん。
NPCを見分ける方法
まず、NPCにはいくつかの特徴があります。
1. Bluetoothイヤホンを装備している
これはかなり重要です。
イヤホンを装備すると、外界からの音声入力が大幅に減ります。
さらにスマートフォンを操作している場合、
視覚入力もスマートフォンに奪われます。
つまり、
聴覚:OFF
視覚:スマホへ接続
目的地:設定済み
経路:自動
会話イベント:拒否
という状態になります。
こちらが話しかけても、
「……」
何らかの駅の放送があっても
「……」
何事もなかったかのように歩き続けます。
まるでゲームのNPCです。
2. 目的地へ環境に影響することなくひたすら歩く
NPCは目的地に向かって歩きます。
しかも、かなり強い意志を持っています。
多少周囲が騒がしくても、
人が横から出てきても、
何かが落ちても、
目的地に向かって歩き続けます。
特にイヤホンをしているNPCは強力です。
目的地への経路探索アルゴリズムが非常に安定しています。
駅には大量のNPCがいる
しかし、最もNPCらしさを感じる場所があります。
駅です。
駅では、非常に興味深い現象を見ることができます。
駅構内に放送が流れます。
「○○線は現在、運転を見合わせています」
かなり重要な情報です。
しかし、ホームを見ると――
イヤホンをしています。
さらにスマートフォンを見ています。
そして、
来ない電車を永遠に待っています。
放送は流れています。
電光掲示板にも情報が出ています。
しかし、
イヤホンによって聴覚入力を遮断し、
スマートフォンによって視覚入力も別の世界に接続しています。
そして本人は、
「いつもの電車が来る」というプログラムを実行し続けています。
これはかなりNPCっぽい。
特に観察しやすいのは山の手線です。
駅が地上にあり、そして迂回路線が無数にある
、定期券利用だとしても、山の手線だけしかない駅へ行くだとしても、説明がつかないです。
NPCのアップデート
ここで重要なのは、NPCが単純な存在ではないということです。
スマートフォンを持っています。
Bluetoothイヤホンもあります。
GPSもあります。
AIもあります。
つまり、最新技術を装備したNPCです。
昔のNPC:
「……」
現在のNPC:
Bluetoothイヤホン
↓
スマートフォン
↓
GPS
↓
SNS
↓
動画
↓
自動経路案内
ものすごく高機能になっています。
しかし、駅員さんの放送は聞こえません。
では、プレイヤーはどう見えるのか
逆に、プレイヤーらしい人には特徴があります。
突然立ち止まります。
道を間違えます。
戻ります。
店に入ります。
また出てきます。
何かを見つけて、
「おっ」
という顔をします。
誰かと会って、
「久しぶり!」
と言います。
予定外の行動をします。
つまり、
行動が非効率です。
しかし、それこそがプレイヤーらしさなのかもしれません。
NPCは目的地へ向かいます。
プレイヤーは寄り道します。
NPCは最短経路を選びます。
プレイヤーは、
「こっち行ってみよう」
と言って予定を変更します。
NPC判定アルゴリズム
ここまでの観察から、NPC判定アルゴリズムを作ってみます。
イヤホンをしている?
↓
スマートフォンを見ている?
↓
一定速度で歩いている?
↓
周囲の出来事に反応しない?
↓
目的地に向かって一直線?
↓
死角で消えた?
YESが多いほど……
NPC疑惑:★★★★★
ただし、科学的根拠はありません。
重要なのでもう一度言います。
科学的根拠はありません。
もしかすると私たちもNPCなのかもしれない
ここまで書いて、少し怖くなりました。
もしかすると、
この記事を書いている私自身もNPCなのかもしれません。
毎日決まった時間に起き、
決まった道を歩き、
決まった場所へ行き、
スマートフォンを見て、
決まった時間に帰る。
そう考えると、
NPCを探しているプレイヤーだと思っていた自分も、誰かから見ればNPCです。
では、本物のプレイヤーとは何なのでしょうか。
突然予定を変更する人でしょうか。
道を間違える人でしょうか。
目的もなく寄り道する人でしょうか。
それとも、
「この世界、NPCだらけじゃない?」
と考えてしまう人でしょうか。
NPCを探しに行こう
というわけで、街を歩くときは少しだけ周囲を観察してみましょう。
イヤホンをしたまま、目的地へ一直線に歩く人。
駅員さんの放送が流れているのに、スマートフォンを見ながら来ない電車を待つ人。
角を曲がった瞬間に消える人。
もしかすると、あなたの街にもNPCがいるかもしれません。
あるいは、
あなた自身がNPCなのかもしれません。
たぶんフィクションです。
コメントに目撃談をお願いします。ただし、死角で消えたのを確認してください。また、NPC判定方法を探しています、そこの注意ですが、視覚外に入れるとデスポーンの可能性を考慮して設計してください