LoginSignup
4
0

More than 1 year has passed since last update.

Dynamixelモータ(Protocol2.0)のセットアップ

Posted at

はじめに

DynamixelモータをROSで動かすための準備としてIDの振り分けの仕方についてまとめました。
IDの振り分けをしないとモータを識別できないので必ず最初に行いましょう。

前提

通信プロトコルが2.0のDynamixelモータであること

準備

用意するもの

  • 設定するDynamixelモータ
  • 給電用ケーブル
  • MicroUSB(MicroB-USB A)ケーブル
  • PC
  • 電源(12V)
  • U2D2
  • DXSharingBoard(RS485)
  • Robot Cable-X4P(U2D2, Dynamixelモータに付属のケーブル)
U2D2.png (196.8 kB) DXSharingBoard.png (156.9 kB) Robot_Cable-X4P_240mm__82872.1464715557.webp (36.7 kB)
U2D2 DXSharingBoard(RS485) Robot Cable-X4P

インストール

DynamixelモータをGUIで操作できるDYNAMIXEL Wizardをインストールします。
公式サイトからOSに合うインストーラをダウンロードし、記載されている手順通りに進めます。
 

セットアップ

インストールが完了したらDYNAMIXEL Wizardを使ってモータのセットアップをしていきます。
制御するにはモータ毎にIDを振り分ける必要があるので、そのやり方を見ていきましょう。
それでは、下の画像を参考に用意したものを配線してPCに接続し、電源を入れ、インストールしたDYNAMIXEL Wizardを起動しましょう。
※画像では複数のモータを接続していますが、セットアップの際に接続するモータは必ず一つにしてください

dynamixel配線図.png (143.7 kB)

 

Scanの準備

接続したモータを検出するためにまずは左上のOptionsを選択
Scanのタブを選択し、上から順に

  • Protocol2.0のみをチェック
  • Select Allをチェック
  • 57600 bpsをチェック(モータによっては異なる可能性あり) options.png (34.3 kB)

画像のように選択したらOKを選択
ホーム画面に戻ったらScanを選択して検出を開始します。
左に接続したモータの型番が表示されればOK!
※検出ができない場合は電源の入れ忘れ、Optionsのbpsが合っていないなどの原因が考えられます。
 Ubuntu環境ならUSBのパーミッションの変更し忘れも考えられます。

IDの振り分け

では、IDを振っていきましょう。
真ん中のAddress:7、 Item:IDの欄を選択します。
右下にIDを選択する欄が表示されるので指定する番号を選択し、SaveでIDの振り分けが完了します。画像のようになればOK!

IDの変更.png (156.6 kB)

IDの振り分けが完了したモータはDisconnectで接続を解除し、電源をOFFにしてモータを切断しましょう。
以上がIDの振り分けでした。 :tada:

セットアップのまとめ

まとめると

  1. モータを接続
  2. 電源ON
  3. Scan開始
  4. IDを振る
  5. Disconnect
  6. 電源OFF
  7. モータを切断

となります。モータが複数ある場合は、一つずつ接続し、1~7を繰り返してIDを振りましょう。

4
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
0