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Dynamixelモータ(Protocol2.0)のセットアップ

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はじめに

DynamixelモータをROSで動かすための準備としてIDの振り分けの仕方についてまとめました。
IDの振り分けをしないとモータを識別できないので必ず最初に行いましょう。

前提

通信プロトコルが2.0のDynamixelモータであること

準備

用意するもの

  • 設定するDynamixelモータ
  • 給電用ケーブル
  • MicroUSB(MicroB-USB A)ケーブル
  • PC
  • 電源(12V)
  • U2D2
  • DXSharingBoard(RS485)
  • Robot Cable-X4P(U2D2, Dynamixelモータに付属のケーブル)
U2D2.png (196.8 kB) DXSharingBoard.png (156.9 kB) Robot_Cable-X4P_240mm__82872.1464715557.webp (36.7 kB)
U2D2 DXSharingBoard(RS485) Robot Cable-X4P

インストール

DynamixelモータをGUIで操作できるDYNAMIXEL Wizardをインストールします。
公式サイトからOSに合うインストーラをダウンロードし、記載されている手順通りに進めます。
 

セットアップ

インストールが完了したらDYNAMIXEL Wizardを使ってモータのセットアップをしていきます。
制御するにはモータ毎にIDを振り分ける必要があるので、そのやり方を見ていきましょう。
それでは、下の画像を参考に用意したものを配線してPCに接続し、電源を入れ、インストールしたDYNAMIXEL Wizardを起動しましょう。
※画像では複数のモータを接続していますが、セットアップの際に接続するモータは必ず一つにしてください

dynamixel配線図.png (143.7 kB)

 

Scanの準備

接続したモータを検出するためにまずは左上のOptionsを選択
Scanのタブを選択し、上から順に

  • Protocol2.0のみをチェック
  • Select Allをチェック
  • 57600 bpsをチェック(モータによっては異なる可能性あり)
options.png (34.3 kB)

画像のように選択したらOKを選択
ホーム画面に戻ったらScanを選択して検出を開始します。
左に接続したモータの型番が表示されればOK!
※検出ができない場合は電源の入れ忘れ、Optionsのbpsが合っていないなどの原因が考えられます。
 Ubuntu環境ならUSBのパーミッションの変更し忘れも考えられます。

IDの振り分け

では、IDを振っていきましょう。
真ん中のAddress:7、 Item:IDの欄を選択します。
右下にIDを選択する欄が表示されるので指定する番号を選択し、SaveでIDの振り分けが完了します。画像のようになればOK!

IDの変更.png (156.6 kB)

IDの振り分けが完了したモータはDisconnectで接続を解除し、電源をOFFにしてモータを切断しましょう。
以上がIDの振り分けでした。 :tada:

セットアップのまとめ

まとめると

  1. モータを接続
  2. 電源ON
  3. Scan開始
  4. IDを振る
  5. Disconnect
  6. 電源OFF
  7. モータを切断

となります。モータが複数ある場合は、一つずつ接続し、1~7を繰り返してIDを振りましょう。

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