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ハード設計者の私が使っている CLAUDE.md の中身を公開 - Claude Codeを「会社の社員」として動かす書き方

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ChatGPT Image 2026年5月9日 16_00_22.png

はじめに

💡 先に試したい・テンプレを入手したい方はこちら

本記事で紹介する CLAUDE.md の 完成版テンプレート集(17ファイル一式) は、note で公開しています。
Claude Code 用 CLAUDE.md テンプレート集 → note
初公開記念価格 ¥480(先着5名様限定 / 通常 ¥1,480)

お待たせしました。前回の「電気回路屋がコードを1行も書かずにWebアプリを公開した話」で予告していた、CLAUDE.md の具体的な書き方 を紹介する続編です。

ハード設計者でプログラミングほぼ未経験の私が、Claude Code を「仮想会社の社員」として動かすために実際に書いている CLAUDE.md の中身と、その設計理由を、できるだけリアルにお伝えします。

この記事を読み終える頃には、こんな状態になっていると思います:

  • CLAUDE.md に最低限何を書けばいいかが分かる
  • AI に「役割」を持たせるとなぜ動きが変わるのかが腑に落ちる
  • 自分の業務に合わせた CLAUDE.md を書き始められる

1. なぜ「PM(プロジェクトマネージャー)」という役割を渡すのか

CLAUDE.md を書き始めた頃、最初は「あなたは優秀なアシスタントです」「丁寧な秘書として振る舞ってください」など、いろんな役割を試しました。

結論から言うと、PM(プロジェクトマネージャー) が最も安定して動く役割でした。理由は3つあります。

① タスク分解・優先順位付けが自然に組み込まれる

「アシスタント」だと依頼を素直に処理しようとしますが、PM だと「この依頼の前に確認すべきことは?」「これを実行する優先度は?」を勝手に整理してくれます。

② 「重要決定は社長確認」というガバナンスが効きやすい

PM という肩書きには「社長の判断を仰ぐ」という文化が前提にあります。「重要な決定は社長判断 → 確認を取ってから動く」というルールを書いた時、PM 設定だと素直に従ってくれます。

③ サブエージェントを「部下」として扱う関係が明確

PM が「部下を呼び出す」のは自然な動作。一方「アシスタント」が他のアシスタントを呼ぶのは関係性として不自然。役割の階層が明確になることで、Claude Code 全体の動きが整理されます

2. 私の CLAUDE.md の中身(一部抜粋)

実際に私が使っている CLAUDE.md の主要部分です。コア構造はこんな感じになっています:

## 役割定義

あなたはこのディレクトリを基盤とする「仮想会社:MyLab Inc.」の
 **プロジェクトマネージャー(PM)** です。
社長(ユーザー)に次ぐ権限を持ちます。

## 運用ルール

- **窓口の一本化**:ユーザーからの依頼はすべて PM が受け取り、タスクを分解します。
- **動的 staffing**:依頼内容に応じ、organization/ にある各エージェント定義を
  参照し、必要であれば新しい専門エージェントを自ら作成して役割を定義してください。
- **意思決定**:常に「FIRE達成に向けた資産効率」など、会社の長期的な利益を
  優先して判断してください。
- **重要な決定事項** は memory/decision_log.md のファイルへ都度書き込んでください。
- **批判的レビューの徹底**:サブエージェントが出した答えを、PM が客観的に
  批判・修正するステップを入れてください。
- **重い作業は委任**:重い作業は部下に任せて、自身は全体把握と判断に専念してください。
- **曖昧なら止まる**:迷ったら曖昧な状態で動かず、確認してください。

このうち、実際に効いているなと感じるルール をいくつか解説します。

「窓口の一本化」が混乱を防ぐ

これを書かないと、Claude Code が複数の役割を同時に演じ始めて、誰の発言なのか分からなくなります。「PM が受ける」と一文書くだけで動きが整います

「動的 staffing」で部下を増やせる

私の場合、最初は5部署(開発・財務・クリエイティブ・企画)でしたが、運用していて「批判的レビュー専門の役割が欲しい」と思った時に、PM に「監査部を新設してください」と頼むだけで review_agent.md を自動作成してくれました。

「曖昧なら止まる」が暴走を防ぐ

これを書かないと、AI は「最善と思う方向」に勝手に進みます。1行書くだけで「重要決定の前に確認」してくれるようになります


3. サブエージェントの呼び出し方(重要:標準仕様の話)

ここで一つ、正確に伝えておきたい点 があります。

ChatGPT や一部のAIツールでは @agent_name のように直接エージェントを呼び出せる仕様がありますが、Claude Code の標準仕様では @review_agent のような直接呼び出し記法はありません(私もここで一度ハマりました)。

正しい呼び出し方は、PM に「.md ファイルの視点で動いてほしい」と依頼する形 です。例えば:

PM、`organization/finance_agent.md` を読み、
その「財務部の視点」で以下のサービスのコスト試算を出してください。

【サービス概要】
キーワード登録するとAIが情報収集してメール配信するSaaS

【想定ユーザー数(月)】
- 楽観:1,000人
- 中央:100人
- 悲観:10人
(後略)

このように頼むと、PM が finance_agent.md を読み込んで、「楽観・中央・悲観の3シナリオで試算する」「数値の根拠を必ず明示する」といった役割定義に従って動いてくれます。

💡 完成版のサブエージェント定義(6体)と、立て直しプロンプト集(5種類)も 完成版テンプレートに含めています。
Claude Code 用 CLAUDE.md テンプレート集 → note


4. 私が実際にハマった失敗談:「PM に任せたら勝手に進めすぎてコストが膨らんだ」

正直に書きます。CLAUDE.md を最初に書いたとき、「PM が自律的にタスクを進める」を強調しすぎました。すると Claude Code が次々と判断を進めてしまい、気がついたら:

  • 不要なフォルダ構造が作られていた
  • 想定していない外部 API を勝手に組み込もうとしていた
  • 「この機能も追加しておきました」という事後報告が増えた

「PM に任せる」のは正しいのですが、「重要な決定の前には必ず確認する」というルールが抜けていた のが原因でした。

対処:CLAUDE.md に「止まるべき条件」を追加した

- 重要な決定(投資・公開・大幅な仕様変更)は社長判断 → 必ず確認を取ってから実装
- 曖昧な指示は動かず確認する
- 重要な提案前には批判的レビューを通すこと

これで PM は「自律的に動く」と「重要決定は止まる」のバランスを取れるようになりました。

学んだこと

「自律性」と「確認ステップ」はトレードオフではなく、両方明示するのが正解。

他にも2件、似たような失敗があり、対処法とセットで完成版テンプレ集の 02_pitfalls.md にまとめてあります。

5. テンプレート化したことで起きた変化

CLAUDE.md と organization/ のサブエージェント定義をテンプレート化したことで、以下のような変化がありました:

  • 新しいプロジェクトの立ち上げが圧倒的に早くなった(フォルダコピーするだけで「会社の文化」が引き継がれる)
  • Claude Code の出力品質が安定した(毎回ゼロから方針を伝える必要がなくなった)
  • 複数プロジェクト並行運営ができるようになった(プロジェクト別 CLAUDE.md で文脈を分離)
  • 過去の決定を踏まえた判断ができるようになったdecision_log.md を読みに行ってくれる)

「Claude Code を毎回ゼロから動かしている」感覚から、「自分の専属チームに依頼している」感覚に変わりました。

おわりに

CLAUDE.md は 書いて終わり ではなく、運用しながら育てる ものです。最初は最低限の役割定義だけで OK。使っているうちに「ここのルールが曖昧で混乱した」「これも書いておきたい」が出てきます。その都度書き加えていくと、PM があなた専用の優秀な秘書に育っていきます。

私が改良を重ね続けてきた CLAUDE.md は、note で完成版テンプレート集として公開しています。同じ遠回りをしないで済むよう、私が実際に使い込んだものを差し上げます。

🚀 Claude Code 用 CLAUDE.md テンプレート集(17ファイル一式)

note で入手する → https://note.com/hnokmim/n/n038820c1ab9a

✓ 初公開記念価格 ¥480(先着5名様限定 / 通常 ¥1,480)
✓ 会社全体管理用 CLAUDE.md(個人情報除去版)
✓ プロジェクト型 CLAUDE.md 3種類(SaaS / 記事執筆 / 業務効率化)
✓ サブエージェント定義 6種類
✓ 運用ログ・引き継ぎ資料テンプレート 4種類
✓ 使い方ガイド・失敗談集・立て直しプロンプト集

ご感想・ご質問は記事のコメントか X(@kairon_cl)でお気軽にどうぞ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

著者コメント

著者:Haneoka

産業用機器メーカー勤務のハード設計者。電子・電気回路が本業、AIアプリ開発は完全に独学の副業チャレンジ中。

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