はじめに
初めまして。Physics Lab.の副統括を務めております、東京大学理学部物理学科3年のはいぱぼと申します。
昨日の記事では統括がPhysics Lab. とは何かについて書いていましたが、今日の記事は
- 副統括挨拶
- 我々の所属学科である「理学部物理学科」の紹介
を掲載させていただこうと思います!
副統括挨拶
改めましてこんにちは。Physics Lab.の副統括です。
突然ですが、皆様は「物理学」と聞くとどんな印象を受けるでしょうか?普段物理に触れていない人のなかには、「なんか難しそう」という印象を受ける人も多いのではないでしょうか。
実はそんなことはない、と言う気はさらさらありません。それどころか、勉強を進めていくと、思うように理解が進まなかったり、理解したと思ったら後ろに隠れていたさらに分からないことが出てきたり、分かっていたと思っていたものすら分からなくなったり、、、毎日そんなことの連続です。
しかし、Physics Lab. のメンバーは、とにかく目の前にある分からない/知らないことを一つずつ理解し、それを心から楽しんでいます。
一人で本を読んでいるだけでは味わえない、自分の疑問に友人が与えてくれるピンポイントで的確な説明や、誰かの疑問が他の誰かの知識と交わって生まれる意外な発見、分野を跨いだ意外なつながりが、Physics Lab. にはたくさん溢れています。
Physics Lab. は、各々が興味の赴くままに自由に物理の理解を深めており、アドベントカレンダーや五月祭では、知識だけでなく、そんな「物理を共に学ぶ楽しさ」を発信しています1。
みなさまに物理学がたまらなく楽しい学問であることを少しでもお伝えできれば幸いです。
さて、挨拶はこれくらいにして、続いては理学部物理学科の紹介です!
理学部物理学科について
進学選択制度について
東京大学には「進学選択制度」というものがあります。
東大に入った1年生は皆「前期教養学部」という学科に所属し、最初の1年半は幅広い学問を学びます。
その後、自身の興味(や前期教養学部時代の授業の点数)をもとに配属する学科が決まり、2年後半からはそれぞれ分かれた学科でより専門的なことを学びます。2
そのため、(筆者を含む)3年生は物理学科の友人たちとは知り合って1年ちょっとになります。
授業の科目、様子
電磁気学や量子力学、統計力学などの、物理の基礎的な素養を網羅するための必修授業が複数セメスターにわたり開講されています。
また、物理学演習という授業で必修の授業範囲の問題演習も行い、日ごろからの復習やフィードバックの体制も整っています。
これに加えて、量子情報、物性、素粒子、宇宙、生物物理など、各々の興味に合わせた履修を可能とするような幅広い選択授業が展開されています。
さらに、3年になると実験の授業の占める割合が大きくなるのも特徴です。前期教養学部時代にも必修の物理学実験はありますが、こちらではより専門的なテーマを扱い、レポートや試問なども重めに設定されています。
同期の特徴
授業は主に本郷キャンパスの理学部1号館、4号館で行われています。34
理学部物理学科は一学年70人ほどで、遊びに行ったりご飯会が開かれたりしています。
皆物理への造詣が深く、モチベーションが高いのが特徴で、学科の控室では日々自主的な学習や授業の復習の議論が絶えません。
物理学科の授業は難しい箇所も多いですが、協力し合って追いついています。
また、物理以外にも様々な活動に精力的な人が多い印象で、放課後や土日はバイトや大学のジムでの運動5に励んだり、所属している様々なサークルで活動したりしています。6
学科の控室
物理学科には学科の控室が2つあり、それぞれ3、4年生が使用しています。
課題をしたり、空いた時間をつぶしたり、友人と物理の談議に花咲かせたり、(ボードゲームをしたり?)と、様々な用途で使われています!
(控室で学科の勉強やPhysics Lab. の議論をしている様子)
例えば、この記事を執筆しているのは12/1(当記事の掲載前日)(日曜日)の午後3時なのですが7、控室では自主的なゼミが行われ、またその他にも実験のレポートにいそしむ人やPhysics Lab. の実験班の計画を進める人、数日後のアドベントカレンダーの記事を作成する人などでにぎわっていました。
学科のイベント
物理学科では、ニュートン祭というイベントが毎年行われています。
有名な物理学者、アイザックニュートンの誕生日が12/25なことにちなんで毎年年末に行われ、学部2年生から大学院生、学科の先生に至るまで多くの人が集まり、ご飯を囲んで楽しく交流します。8
実は、私はニュートン祭委員長も務めておりまして、ただいま準備に追われております。
12/25にはニュートン祭委員長として今年のニュートン祭の報告記事を掲載予定ですので、そちらも是非お読みいただけますと幸いです!
最後に
ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。
物理学科のことをなんとなく分かっていただけたなら幸いです。
さて、いよいよ明日からはPhysics Lab. 各班の班長による班の紹介記事が始まります。お楽しみに!
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詳しくは、昨日のPhysics Lab. 統括による紹介記事をご覧ください!
https://qiita.com/Cosmic_Censor/items/909a4a6702cfba37ccbf ↩ -
厳密には、2年生の後半は「後期に配属される学部が内定した前期教養学部」という扱いですが、配属が内定した学部の授業を受けているので、実質その学部に所属しているような状態です。 ↩
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↑のような背景から、2年の後半までは前期教養学部生として駒場で授業を受けています。学科によっては一部/全部の授業がこの時期から本郷で行われているらしいです ↩
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安田講堂の真裏にあります。第1、第2食堂やコンビニとも近く、かなり立地が良い学科の一つだと思います。 ↩
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余談ですが、諸々の手続きや話し合いのためにジムではなく事務に通っている、Physics Lab. の統括のような人もいるらしいです ↩
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私も、ロボコンサークルである「東大RoboTech」の副部長や、俳句をやっている「東大俳句会」の代表をしたりしています。 ↩
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言い訳をすると、この時間にまだ記事ができていないのは、今日の午前にTOEFLを受けていたからです。あと何本か記事を書く予定ですが、そちらはもっと計画的に書き進めます…… ↩
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言ってしまえばニュートンの誕生日にあやかった忘年会なんですが、なんと今年で141回目のとても長寿なイベントです! ↩