挨拶
こんにちは。Physics Lab. 2025 の統括です。
「Physics Lab.」とは東京大学理学部物理学科 1の学生が主体となって活動している有志団体で、毎年東京大学で行われる五月祭にて企画展示を行っています。
そんな Physics Lab. では例年アドベント・カレンダーを企画しており2、今年も本日からクリスマスまで毎日記事を更新していきます。我々が普段学習している物理学にまつわる様々な内容を中心に、各々の布教したい分野や趣味に関することなど、多様な話題が充実している予定です。楽しみにしていてください。
Physics Lab.の活動
- 普段 -
普段は自主ゼミ活動が活発に行われています。今年は
- 量子班
- 統計物理班
- 宇宙班
- 数理物理班
- 計算物理班
- 生物物理班
- 実験班
の7班が立っており、日々賑わいを見せています。各班の具体的な活動等については、12月3日から各班長 / 副班長が順々に記事を投稿して紹介してくれる予定です3。
興味を同じくする仲間4と教科書を選んで輪読をしたり、学部の講義で扱う範疇を超えたアドバンストな内容やマニアックな分野に取り組んだりと、多様なレベル感と目的意識の下で様々な自主ゼミの在り方があります。個々人が自由にゼミを募集して人が集まったり集まらなかったりするのびのびとした空気感の中、議論の飛び交う闊達な空間が形成されていると思います。また学科に入りたての2年生にとって、いい交流の機会にもなっているようです。理物は伝統的に自主ゼミが盛んであると言われていますが5、Physics Lab. はこの活発な自主ゼミ文化を支える土台の一つであると言えるでしょう。
- 五月祭 -
今年は ポスター発表・学生講演・演示実験・解説記事の作成 を行う予定です。普段の自主ゼミ活動で学んだことや自分で考えたことなどをポスターにまとめて発表したり、小柴ホールと呼ばれる立派な講堂を貸し切って学生講演を行ったりします。
また今年から実験班が新設され、例年にも増して気合の入った演示実験が行われる予定です。現時点ではまだ計画段階ではありますが、きっと興味深く、ワクワクするものになると思います。
物理学という学問は理論・実験の両輪で発展してきた営みですが、その壮大な学問体系を多角的な視点から切り取り、五月祭を通してその一端を紹介したいと考えています。当日、我々の企画展示にご来場いただき、物理の面白さを少しでも感じて頂けたらこれ以上ない幸いです。
終わりに
いかがでしたか?
初日はPhysics Lab. 全体に関する堅苦しい紹介でした。明日は副統括による学科紹介、次いで各班の紹介があり、その後はバリエーション溢れる記事が続々と登場します。ぜひお楽しみください。
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以下、理物と表記。 ↩
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Physics Lab.でアドベント・カレンダーを書くというイベントはここ4年の文化のようです。URLをこちらに載せておきます。2021: https://event.phys.s.u-tokyo.ac.jp/physlab2021/advent-calendar 2022: https://event.phys.s.u-tokyo.ac.jp/physlab2022/advent-calendar/ 2023: https://event.phys.s.u-tokyo.ac.jp/physlab2023/advent-calendar/ 2024: https://event.phys.s.u-tokyo.ac.jp/physlab2024/advent-calendar/ ↩
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班紹介に限らず、今後、アドベントカレンダーの更新が遅れることがあるかもしれません。みなさん物理学に真摯に向き合っており記事の執筆に手が回っていないのです。何卒優しくしてあげてください。 ↩
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他学部または他学科の学生が自主ゼミに参加することもあります。 ↩
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歴代のPhysics Lab.統括がそう言ってました。 ↩