はじめに
Network Inspectorは、Android Studioに組み込まれたツールで、アプリのネットワークトラフィックをリアルタイムで検査できる機能です。以下にNetwork Inspectorの主な特徴と使用方法を説明します。
主な特徴
- リアルタイムでネットワークアクティビティを表示
- リクエストとレスポンスの詳細な情報を提供
- HTTPSURLConnectionとOkHttpライブラリをサポート
- JSONデータの表示や解析が可能
使用方法
- Android Studioで[View] > [Tool Windows] > [App Inspection]を選択
- App Inspectionウィンドウで[Network Inspector]タブを選択
- アプリをデバイスで実行し、ネットワーク通信を行う
表示される情報
- タイムライン:ネットワークアクティビティの概要
- Connection View:送受信されたファイルのリスト
- Thread View:各CPUスレッドのネットワークアクティビティ
- リクエストとレスポンスの詳細:ヘッダー、ボディ、コールスタック
Network Inspectorを使用することで、Log.dなどを使用せずに簡単にAPI通信の内容を確認できます。
これにより、デバッグ作業が効率化され、アプリのネットワーク関連の問題をより迅速に特定し解決することができます。
注意と補足
注意点としては、以下の点だ。
「HTTPSURLConnectionとOkHttpライブラリのみサポート」
便利な機能だが、上記以外のAPIやライブラリを使用してAPI通信している場合はNetwork Inspectionは使用できない。
また、ルールを使用するとさまざまなステータス コード、ヘッダー、本文を含むレスポンスを検出したときのアプリの動作をテストすることが可能となる。
この辺りは以下公式HP参照。
参考文献:Android Developers公式
以上