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ソフトウェアテスト自動化カンファレンス2025で学んだ“品質を安定させるテスト設計”

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「自動化すること」が目的になっていないか?

はじめに

「ソフトウェアテスト自動化カンファレンス2025」に参加し、
テスト自動化について技術論以上に、姿勢・考え方が重要だと強く感じた。

本記事では、カンファレンスの内容をもとに、
• テスト自動化を進める前に考えるべきこと
• 自動化を成功させるためのマインドセット
• 「テストが充分と言えない不安」の正体

を整理する。

🔸自動システムテストのためのテスト再設計と人材育成

自動テストの前に必要だった「テストの再設計」など、
自動化より前に行う"準備"が非常に重要だということ。

特に印象に残ったのは、次のメッセージ。
・自動テストの前に、現状のテストを再設計する必要があった

自動化に踏み出す前に、以下を見直していたという。
• 無則のテストは実行しない
•「なぜこのテストが必要か」を説明できる状態にする

※無則のテストとは?
 複数のパラメータの組み合わせにおいて、
 特定の組み合わせが結果(出力)に影響を与えない状態

つまり、
• 値を変えても結果が変わらない
• 失敗したとしても「何が壊れたのか」分からない

このようなテストを自動化しても、
• 品質は上がらない
• 実行時間・保守コストだけが増える

という結果になってしまう。

自動化の本来の目的

改めて強調されていたのがこの点。

自動化すること自体が目的ではない
• 品質向上
• 品質の安定化
• テスト工数の削減

自動テストはあくまで手段であり、
品質にどう寄与するかを説明できない自動化はやるべきではない。

🔸テスト自動化を進める上でのマインドセットとしてのXP

テスト自動化の文脈で、XP(Extreme Programming)が紹介されていた。

XPにおけるテスト関連プラクティス
• テスト駆動開発(TDD)
• 継続的インテグレーション(CI)
• ペアリング
• 受け入れテスト

これらに共通する考え方は、

テストを「後工程」ではなく、開発と一体の活動として扱うこと

🔸開発に寄りそう自動テストの実現

「開発に寄りそう自動テスト」という表現が印象的だった。
• 開発フローを邪魔しない
• 開発者が価値を実感できる
• 失敗したらすぐにフィードバックが返る

こうした自動テストがあることで、
• 変更への不安が減る
• 品質が安定する
• 継続的な改善が回り始める

という好循環が生まれる。

🔸外部知見を活かす“型を拡張する対話”で挑む!

「テストが充分と言えない」不安の正体

テストはしているはずなのに、不安が消えない。
その原因として挙げられていたのは以下。
• 何を保証しているテストなのか分からない
• 技術的には通っているが、業務的に安心できない
• テスト結果と品質判断が結びついていない

テストの役割や目的が曖昧なままだと、
テストが増えても安心感は増えない。

まとめ

今回のカンファレンスを通して、特に強く感じたのは次の点。
• 自動化の前に、テストの意味を問い直すこと
• テストは「数」ではなく「意図と設計」が重要であること
• テストは「品質を説明できて」初めて価値になること

自動テストは増やすものではなく、
品質を安定させるために「選び、設計するもの」。

自分自身の開発・テストの進め方を見直す、
非常に良いきっかけになったカンファレンスだった。

出典・参考

•ソフトウェアテスト自動化カンファレンス2025 セッション資料
 https://testautomationresearch.connpass.com/event/361747/presentation/

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