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SuiteUPのシステムインフラについて語る

Last updated at Posted at 2025-12-04

1.はじめに

1-1.ご挨拶

1年ぶりにこんにちは。株式会社SuiteUP代表の平木です。
出張中に時間が出来たので書いてます。

さて、今回は、弊社におけるシステムインフラについてご説明させて頂きます。
弊社はNetSuiteのSolution Providerであるからゆえ、社内の基幹システムとしてNetSuiteを実際に運用しています。

NetSuiteは優れたERPゆえ、得意な業務スキームはとにかく幅広いです。本当に。
ただ、全てにおいてそうかというと、(言いたくはないですが)当然そんなことはなく、例えばTeamsのようなリアルタイムのチャット/通話機能はないわけで…そうなると、そういうところを見極めて、得意なシステムに任せた方が、会社の業務は効率良くスピーディーに回ります。

NetSuiteを効果的に導入するには、その辺りも見極めながら計画を建てることが肝要になるわけです。

1-2.背景

でまぁ、そういうことを考えつつ、そろそろ社内のシステムの関連図を書いておかないとなぁ…とMarkdown言語+Mermaid記法の勉強もやるか、ということでmdで書いてったわけです。

PDF化して、あれ?これ商談のときにネタになるんじゃ?と思ってお客様に御覧頂いたら、まぁウケが良い。
4社様にお見せして、濃淡あれど概ねそういう評価を頂きましたので、だったら公開してみようかな…ということで本記事を書いてみた次第です。

ゆっくりしていってね!!!

2.構成

さて、そんなわけでMermaid記法で、弊社のシステム関連図(構成図)を表したです。
*NetSuite、Microsoft365、VisualStudioCode以外はセキュリティ上の理由からサービス含めシステム名称は明示しておりません。ご了承下さい。

2-1.全社

それなりのシステム数っぽく見えますが、資料をわかりやすくするため社労士や税理士の各事務所も入れているので、案外少ないんじゃないかなと。
その代わり、NetSuiteにかなり自社開発のアドオン組み込んで、不足システムをカバーしており、バックオフィス系は本当にNetSuiteが9割以上を占めています。

で、かなりの割合をAPI連携でカバーしているので、手動でデータをどうこう、っていうのは、かなり少ないです。
なので、弊社が運良く大発展して人数が増えても、作業量はほとんど増えないように仕組みを整えています。

例えば、従業員の休暇申請はNetSuiteで承認されたら、MS365のカレンダーに飛ぶなど、とにかく人手を排除しています。

*従業員が増えたら作業量がそれに比例して増加する、ような業務設計は、そもそも設計自体ミスってると考えています。
 こういった点は、お客様にも商談段階から、口酸っぱくしてご提案してます。

システム関連図_01_全社.jpg

2-2.コンサルティング部門

全社的には多くね?ですが、各部署で見ると使うシステムを相当絞り込むように構成しています。
生成AIサービスは複数使用していますが、概ねこんな感じ。

人間力のほうがモノを言う職種だと、人間力(仮想)アップの手段にAIを使うほうが効果的だからと判断したためです。
NetSuiteは、ほぼ業務日報と各種申請、出退勤管理のためだけに使ってます。

システム関連図_02_コンサルティング部門.jpg

2-3.開発部門

実は、社内的に一番システム使うのは、開発部門です。
どうしてもリポジトリ管理ツールを使わざるを得ないのと、弊社が最近Spec-Driven Developmentに切り替えたということもあり、生成AIを最も利用する部門になっています。

Markdown言語にて仕様/設計書を記述するようにしたのも、コード生成からテストまで一気通貫にAI使うためです。
ただし、結合テストやシステムテストでのエビデンスはExcel+スクショ貼り付けです。
Markdown使うよりよほど効率的なので。
何でもかんでもAIやMarkdownがいいわけでは有りません!

あと、Spec-Driven Developmentも全ての開発局面に向いてるかと言うと、決してそうではないので、このあたりは今後試行錯誤していきながら手法を確立させていく所存です。

なお、VisualStudioCodeのMCPサーバと生成AI接続して、生成AIからソース作ったりの指示出せます。ファイルシステム操作できるのしゅごい!
あと、全部従量課金制になっちゃう生成AIのAPI契約不要になるのもデカい。

システム関連図_03_開発部門.jpg

2-4.管理部門

管理部門は、最もNetSuiteを使ってます。バックオフィスゆえに対象業務が幅広です。
総務とか経理、人事に分ければ、個々の部門はコンサルティング部門並に使うシステム減りますが…。

ともあれ、それはさておき、ポイントは
 NetSuiteと他システム間は、ほぼマニュアル連携が無い
といったところでしょうか。
CSVインポートも年一、Excel連携も月次であることに加えて、そもそも手入力ではないので作業量はほぼ増えません(Excel連携はインターフェースをNetSuite上に作りました)。
なので、昨年一気に人が増えても、管理部の業務時間はほぼ増えなかったわけです。

さらに、今年に入り、NetSuiteにMCPサーバが実装されたので
 ①生成AIとNetSuiteを接続
 ②生成AIに銀行の入出金PDFを読み込ませる
 ③②について、NetSuite内の未払請求書を消し込むように指示を出す
 ④すると、生成AIが入金消込してくれる。
となって、「あれ?AIのトークン量にもよるけど、入金消込開発不要になるんじゃね?」と恐れおののいてます。
開発者の飯の種が減る!!!!

ちなみに、発注データも「**って仕入先の直近の発注書をコピーして新しいの作ってほしい。今回は全明細10%引きで金額を作って。ただしサービスアイテムだけは同じ金額で」とかAIにお願いすると、そのとおり発注書作ってくれます。しゅごい!!!

システム関連図_04_管理部門.jpg

2-5.営業部門

コンサルティング部門と同様、人間力がモノを言う部門なので、システムも同じなんじゃないの?とか言われそうですが…。
実際、ほぼ同じに見えますが、取引先(顧客/仕入先)への請求書発行等で、結構NetSuiteを使ってます。
発行された請求書等は、クラウドストレージサービスに直接アップされて、お客様にはそのファイルへのアクセス情報が通知される仕組みです。
DLとかも発生せず、ブラウザ上だけで全部完結するので、iPadで業務ができるよ!

システム関連図_05_営業部門.jpg

3.最後に

ということで、弊社のシステム関連図(構成図)を公開してみました。
いかがでしょうか?

システムは一つであれば良い、というわけでも、各業務ごとにシステムを入れてもいい、というわけでもありません。
いずれも状況によれば余計なコストがかかる原因になるかもしれませんし、前者であれば不得意な業務を回す場合は非効率的になり得ます。後者であれば、管理するのも大変ですし、それぞれ連携させるための労力も大変なものになります。

大事なのは、以下に効率良く低コストで業務を廻していくかです。
そのため、弊社では、

中核となる多機能システム + 周辺の単機能システム複数

という考え方で、自社の環境を構築しました。
これだけが正解、というわけではなく、あくまで一つの考え方だとは思いますが…とはいえ、何らかの形で皆様の業務が少しでも効率的になれば良いなぁと思い、筆を取らせて頂きました。

お役に立てれば幸いです。

それでは、また!

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