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前回:https://qiita.com/New_enpitsu_15/items/3e8993057bafc425df1b
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目次:https://qiita.com/New_enpitsu_15/private/479c69897780cabd01f4

前回までに、文字と数字の区別について学んできました。

ですが、ちょっとまって。
文字としての数字と、数値としての数字を区別する必要があるのはわかったけど、

なんで、文字を使うときも引用符で囲わなきゃいけないんだ?

print("text")
#text

print(text)
#Traceback (most recent call last):
#  File "<stdin>", line 1, in <module>
#NameError: name 'text' is not defined

今回は、そんな疑問を解決します。

#変数って?

プログラミングにおける変数は、

C言語等では値を入れておく箱のようなもの。
Pythonでは、保存しておく値につけるネームタグみたいなものです。

今はこの二つの違いはさほど重要ではありませんが__後々片方の考え方にとらわれていると大変な目にあいます__から、言語によって違うと覚えておきましょう。

さて、Pythonにおける変数の動きの実例を交えて見てみましょう。

var = "text"
print(var)
#text

print関数にはvarを渡したはずなのに、画面にはtextと表示されましたね。

これはvarが変数としての機能を果たしているからです。

まず、
var = "text"
で、"text"というデータにvarと名前を付けて保管庫(メモリ)に保存します。

代入する..png

次に、print(var)では、varが参照され、varと名前の付いたデータを探して、見つかればそのデータ。例では"text"を返します。
それがprint関数に渡されています。

68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3238333936332f30326563343766632d666161382d633936382d323666622d6565393662666561666637342e706e67.png

それでtextと表示されたんですね。

(printがよくわかんない!という人は画面に好きな文字を表示してみよう!を参照のこと)

#変数を使う

変数がどんなものかはわかりましたね。では、変数をどう使うかも学んでいきましょう。

変数は、必ず__代入、すなわち具体的なデータが入れられ__、その後に__参照する__ことで利用することができます。数学の変数とは違うところですね。

##代入(変数にタグをつけて保管庫に置く)

代入は=を用いて、[変数名] = [値]と記述します。
例の

var = "text"

は、varという変数に"text"という値を代入していますね。

###値

値の部分は、__数値でも文字列でも、はたまた変数でも__ほぼ全てのものを代入することができます。

###変数名

変数名は、
if,for,whileなどの予約語(予約語一覧はこちら)と呼ばれるもの以外の、
先頭が数字でない演算子(+,-,*,/など)を含まない文字列を使用することができます。

.,[],(),{}が含まれるものも使えないこともないですが、ややこしいので今は避けましょう。

以下は__エラーの__例です。

if = "test"
0a = "test"
mob-pig = "test"

##参照(保管庫から特定の名前がついたデータを探す)

参照する際は、そのまま変数名を記述します。

var = "text"
print(var)
#text

そういえば!文字列と文字列は+で結合できるんでしたね。
文字列"text"を代入した変数varも、文字列と同じように使うことができます。

var = "text"
print("This is \"" + var + "\"")
#This is "text"

文字列を代入した変数は文字列と同じように扱われましたが、

数値では?もちろん数値のように扱うことができます。

var = 1
print(var + 5)
#6

これが変数の基本であり、プログラムの基本でもあります。

#覚えておくと便利

[変数名] = input()

とすることで、変数にユーザーからの入力を代入することができます。

#次回は

演算を行います。Pythonの考え方、オブジェクト指向について触れます。

今回の変数は基本中の基本ですから、理解できなかったら躊躇せずコメント等で聞いてください。
私も答えますし、ほかの方も答えてくれるかもしれません。

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