Pleasanterの通知(Webhook)をYoomと連携してみる
Pleasanter(プリザンター)はオープンソースのビジネスアプリケーションプラットフォームです。顧客管理や営業支援、プロジェクト管理など様々な業務をノンプログラミングでWebデータベース化することができます。動作が軽く、汎用性が高いため、日常的なコミュニケーションやマネジメントの支援ツールとして利用できます。
Yoomは、Yoom株式会社が提供する自動化ツールのサービスです。
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
はじめに
- 非常に優れたアプリをオープンソースで提供しているImplem社に感謝。
- Pleasanterには、通知機能がありメール、Slack、ChatWork、LINE、LINEグループ、Teams、Rocket.Chat、InCircleについては、UIから設定ができますが、Yoomのような自動化ツールのWebhookトリガーを動かすには、UIの選択肢がないためサーバースクリプトを利用します。
前提
- Pleasanterの環境があること。
- Yoomの契約は、チームプラン以上であること。
- カスタムアプリの登録を使用するにはチームプラン以上が必要です。
- 残念ながらPleasanterの連携は、連携アプリに無いためカスタムアプリとして登録が必要です。
今回やりたいこと
- プリザンターでWebhookを送り、YoomがWebhookを受信して、アプリ連携のトリガーを作る。
Yoomにカスタムアプリ登録
- フローボットを新規作成するにあたって、はじめから作成を選択
- アプリ検索画面で検索ボックスにカスタムアプリと入力し、候補に表示されたカスタムアプリを選択
- カスタムWebhookを選択
- タイトルを入力し、次へ
- 表示されたWebhookのURLを控えておく
PleasanterにWebhookを登録
- テーブルの管理 > サーバースクリプト > 新規作成
- タイトルや名称を入力し以下のようなコードを作成する
サーバースクリプト
// 連携したい情報の構造体を作成
// model.フィールド名で設定する
let data = {
"event": "record_created",
"id":model.ResultId,
"data":{
"title": model.Title,
"classA": model.ClassA,
"classB": model.ClassB,
"classC":model.ClassC,
"dateA":model.DateA,
}
}
httpClient.RequestUri = '{控えておいたYoomのWebhook URL}';
httpClient.Content = $ps.JSON.stringify(data);
let response = httpClient.Post();
if(httpClient.IsSuccess) {
context.Log('Success: ' + response);
}else{
context.Log('Error: (' + httpClient.StatusCode + ')' + response);
}
- 関数、TryCatch、条件にチェックを入れ、追加ボタンを選択後、テーブルの管理を更新
完了
- Yoomに戻り、テストボタンを選択すると結果が表示されるので、あとはYoomで連携したいアプリの操作を行う事で最低限のコードの入力で自動化を実現できます。
最後に
- Pleasanterは、スクリプトやサーバースクリプトでAPIを使った連携が可能ですが、Yoomを使う事で最初から登録されたアプリ群のなかから連携がノーコードで行う事ができます。
国内外600種以上のサービスとノーコードで連携
国内外600種以上のサービスと多数連携しており、お使いのサービスとシームレスな連携が可能です。アカウント情報を入れるだけですぐ連携ができ、Yoomがあらゆるサービスのハブとなり業務を自動化します。
- Yoomのような自動化ツール(ハイパーオートメーション)って本当に便利ですね!!