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初心者がMacのローカル環境にMySQL 8.0をインストールしてSequel PROで接続したかった奮闘記。

Last updated at Posted at 2019-08-28

はじめに

会社でMySQLを使用する業務を行うことになりました。
ProgateのSQLコースを修了しただけの低レベルの僕に合わせて、
上司がMySQLの基礎を固めるための簡単なトレーニングメニューを組んで下さいました。
簡単そうだからすぐに終わらせようと思っていたのに、最初の段階でちょっと躓いて、一週間以上かかってしまいました。
今後同じ道を辿る初心者を生み出さないために、注意点をまとめました。

Google先生が教えてくれる既存の資料は、Homebrewを使用する方法だとか、
MySQL5.6 や 5.7 のやり方のものがほとんどです。
この記事では、現時点での最新版 MySQL8.0 でのやり方を記録しています。

記事のターゲット

下記のようなキーワードでGoogle検索している方に、ぜひこの記事を見つけてほしいです。

「MySQL 接続できない」
the server quit without updating pid file
No such file or directory
Access denided for user
server command not found
Authentication plugin 'caching_sha2_password' cannot be loaded

今回の目的

上司から頂いたトレーニングメニューは以下です。

参考資料:MySQL5.6リファレンスマニュアル(日本語版) をもとに、
1. ローカル環境もしくは仮想環境を用意してMySQLをインストールする。
2. 起動したMySQLへクライアントツール(なんでもよし)で接続する。
3. リファレンスマニュアル実施(3.3 データベースの作成と使用 )
4. リファレンスマニュアル実施(3.6 一般的なクエリーの例 )

上記ミッションのうち、 1~2 を遂行する際に少し躓いたため、これを遂行する際の注意点をここにまとめています。

※ MySQLはローカル環境にインストールします。
※ MySQLは最新版の8.0をインストールします。
※ MySQL8.0の資料は英語表記のため、唯一日本語資料が用意されているMySQL5.6のマニュアルを参考に進めております。

結論

申し訳有りません。
Sequel PROで接続できた段階で、舞い上がってこんな記事を作成してしまいましたが、
Sequel PRO上で操作しようとすると必ずエラーがでて進まなくなってしまいました。
そこで再度調べた所、認証方式がどうこうではなく、そもそもSequel PROはMySQL8.0に非対応とのことで、どうあがこうと無理という結論に達しました。

僕がこの結論にたどり着くまでの苦労の軌跡を残すため、この記事は削除せずに置いておくことにします。
どうか、おなじく無駄な時間を過ごす初心者が1人でも減ってくれますように…。

おわり。

【要点】 クライアントツールの選定

さて、今回の重要ポイントを先に説明させていただきます。
今回、クライアントツールはなんでもよいというミッションだったので、評判の良いSequel PROを選択しているのですが、ここが最大のワナなのでした。
なんとSequelPROは、MySQLが採用している最新のログイン認証方式(caching_sha2_password)に非対応だったのです。
以下の記録は、そのことを頭に入れてから読み進めてください。

ローカル環境にMySQLをインストールする。

注意点:
接続に躓いてGoogle検索してみると、Homebrewを使用するインストール方法が沢山ヒットしますが、それは大抵の場合 MySQL5.6 や 5.7 向けの方法かと思われます。
この記事では、公式サイトからダウンロードできる MySQL8.0 用のディスクイメージ(.dmgファイル)を使用してインストールします。

  1. MySQL公式ページの DOWNLOADSメニュー > Communityタブ > MySQL Community Server(GPL) から、DMG Archive をダウンロードして、実行する。

  2. インストーラでUse Strong Password EncryptionUse Legacy Password Encryptionを選ぶ画面になったらUse Legacy Password Encryptionを選択する。
    mac-installer-configuration-password-type.png

  3. あとは通常通りインストールを完了させる。
    (Google検索してみると、このあとTerminalでmysql.server startをさせるような記事が多い。
    しかし、今回の方法でインストールしている場合、システム環境設定からサーバーの起動が可能。
    さらに、基本は自動でサーバーを起動してくれているため、上記の操作は不要である。)

  4. Terminalでmysql -vと入力してみた際、コマンドがmysql: command not foundとなる時は、ターミナルで下記を実行。

echo 'export PATH=/usr/local/mysql/bin:$PATH' >> ~/.bash_profile

試しにTerminalでmysql -u root -pと入力して、パスワードを入力すると、問題なくMySQLが実行できると思われる。
(MySQL8.0以前はrootユーザのパスワードを設定するかどうかは任意だったようだけど、今回の方法でインストールしている場合、パスワード設定は必須なので、-pというオプションを使用しないでログインすることは不可能です。)

以上。

既に失敗してしまった方へ。

上記のような手順を踏まず、既にドツボにハマってしまった方。
まだやり直せる状況であれば、MySQLのクリーンインストールを行う事が一番安全だと思います。

Google検索すると、MySQLのアンインストールをする際に、Terminalから関連ファイルの削除を行う情報が多くヒットします。
しかし、今回の方法でインストールしている場合、システム環境設定から完全にアンインストールを行うことが可能です。Terminalを使用してアンインストールをする必要は恐らくありません。
(間違っていたらコメントください。)
システム環境設定からアンインストールをする際に、Also uninstall this preference pane, and launchd support files.にチェックをして下さい。

既にMySQLを運用してしまっている等で、クリーンインストールをすることが出来ない場合、ユーザごとに認証方式を変更する方法もあるようです。
参考:MySQL8.0 認証方式を変更する(Laravel5)
僕はこれを行った際、rootユーザの認証方式を変更してしまい、再度MySQLに接続できなくなる事象が発生しているので、
認証方式を変更する場合は、rootユーザではなく、新規作成されたユーザの設定を変更したほうが安全だと思います。

おわり。

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