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AWS Kiro 使ってみた

Last updated at Posted at 2025-09-20

AWS Kiroとは

Kiro は AWS が提供する Agentic IDE で、エージェントと対話しながら設計から実装、テスト、リファクタリングまでを支援してくれます。

WAITLISTに登録

まずは WAITLIST に登録します。以下のページからメールアドレスを入力するだけで完了します。https://kiro.dev/waitlist/
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使えるようになると、登録したメールアドレス宛に案内が届きます。
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私は利用可能になるまで1ヶ月かかりました。。

Kiroのセットアップ

Kiro は以下からダウンロードできます。https://kiro.dev/downloads/
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私は Windows 版をダウンロードしました。ダウンロード後はセットアップウィザードに従って進めます。特に詰まるところはありませんでした。
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初期セットアップが終わったら、アカウントの設定を行います。今回は GitHub で認証しました。
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メールで届いたコードを入力し、IDE の設定をお好みで調整します。
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初期設定が完了すると、プロジェクトの選択画面が表示されます。まずは表示言語を日本語に変更してみます。

Kiro を日本語化

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VS Code と同じような操作感で、簡単に切り替えられました。

使用状況を確認

画面左下の User アイコンから、現在の使用状況を確認できます。
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初回 14 日間は Vibe モードと Spec モードがそれぞれ 100 回使えるボーナスクレジットが付与されます。Free プランでは Vibe モードが月 50 回まで利用できるようです。

サンプルサイトを作ってみる

タイマーサイトの作成を試しました。適当なフォルダで kiro_test を作成し、そのフォルダを開きます。
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Vibe と Spec のどちらのモードも選べます。

Vibe モードと Spec モード

  • Vibe モード: ラフなプロトタイピングや探索に向き、プロンプトから UI スケッチやコードの骨格を素早く生成します。
  • Spec モード: 仕様化とタスク分解を行い、テストを用意しながら着実に実装を進めます。

Specモードを使ってみました

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しばらくすると要件ドキュメントを作成してくれました。内容に問題がなかったので move to design phase を押して設計に進んでもらいます。
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設計ドキュメントも生成されたので、move to implementation plan を押して実装計画に進んでもらいます。
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実装計画ドキュメントが完成したら、Finalize task list を押します。
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タスクリストが用意されたら tasks.mdStart task をクリックしてタスクを開始します。
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タスク 1 が完了したら続けて進めてもらいます。
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ときどき「画面を確認してください」といった依頼が来るので、問題がなければ run を押して進めてもらいます。
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ユーザーの入力を求めるケースでは通知してくれるので助かります。
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テストファイルを作成してくれるため、動作確認を細かく進めてくれます。
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タスクをすべて進めると完成です。ボタンを押していくだけで進むのでとても楽でした。ただし、タスクによっては完了までに 10 分ほどかかるものもありました。
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シンプルなタイマーサイトを作成し、以下のような使用率でした。
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Agent Hooks について

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エージェントフックは IDE で特定のイベントが発生した際に、あらかじめ定義したアクションを自動実行する仕組みです。手動で定型タスクを走らせなくても、以下のようなイベントに反応して処理をトリガーできます。

  • ファイルの保存
  • 新規ファイルの作成
  • ファイルの削除

例えば「コードを保存したら仕様書を更新する」といった自動化ができそうで便利です。

Agent Steering について

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Markdown のステアリングファイルを通じて、プロジェクトに関する永続的な知識を Kiro に提供できます。毎回ルールを説明する代わりに、確立したパターンやライブラリ、標準に一貫して従わせることができます。
https://kiro.dev/docs/steering/

Generate Steering Docs ボタンから自動生成も可能です。
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使ってみた個人の感想

Spec モードは個人プロジェクトだと少しオーバースペックにも感じましたが、タスクリストに沿って進める体験はとても楽しく、仕上がる成果物の品質も高いと感じました。今後は Vibe モードも使い分けつつ、Agent Hooks も活用して自動化を進めていきたいです。

今回 Kiro に作ってもらったタイマーサイトは Vercel にデプロイしてあります。
https://timer-app-pi.vercel.app/

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