変数とは?
扱われるデータを一定期間記憶し必要なときに利用できるようにするために、データに固有の名前を与えたものです。
値の入れ物で、高校数学などのxやyを変数とほぼ同じ意味です。
データ型の種類
Java言語で使われるデータ型は、大きく2つに分かれます。
基本データ型:古くからある伝統的な型
参照型:オブジェクトの概念に基づく型
今回は基本データ型は整数型の"int"と参照型はクラス型の"String"を使用して説明を行います。
変数の説明に入る前に覚えてほしい用語
リテラル:具体的な値のことを示します。
数値で言うなら「1,2,3,4,5,…」
文字で言うなら「'あ' 'い' 'う' 'え' 'お'…」
変数を使う前に
変数は使う前に型と名前を宣言する必要があります。これを「変数宣言」と言います。
int number; //intが型でnumberが名前になります
String mojiretu; //Stringが型でmojiretuが名前になります
次に宣言した変数に値を入れることを「代入」と言います。
「等号(=)」の働き
・「=」は、右辺の計算結果を左辺に代入するという意味です
・変数(左辺) = 値や式(右辺)という形式で使う
mojiretu = "HelloJavaWorld!"; //文字列や文字を代入する時は「""(ダブルコーテーション)」で括りましょう
number = 5; //numberに5を代入
System.out.println(mojiretu); //mojiretuの中身を表示
System.out.println(number); //numberの中身を表示
変数に初めて値を代入する事を「初期化」といい、
宣言と同時に値を代入することを「宣言時の初期化」といいます。
int number2 = 20;
今までの動作を確認するプロジェクトを作成します。
eclipseは今回使用しません
プロジェクトはこんな感じ
Variable/
├──Variable.java
Variable.java
public class Variable{
public static void main(String[] args){
int number; //intが型でnumberが名前になります
String mojiretu; //Stringが型でmojiretuが名前になります
mojiretu = "HelloJavaWorld!"; //文字列や文字を代入する時は「""(ダブルコーテーション)」で括りましょう
number = 5; //numberに5を代入
System.out.println(mojiretu); //mojiretuの中身を表示
System.out.println(number); //numberの中身を表示
int number2 = 20;
}
}
今回javacでコンパイルする際に日本語が含まれているため文字コードのコマンドを使いますが、気にしなくて大丈夫です。
javac -encoding UTF-8 Variable.java
あとがき
変数の型について今回は'int'と'String'しか使いませんでしたが、特に基本データ型で数値を扱う型は使う頻度が高いので調べておくと良いと思います。