#1.概要
Clovaから最も簡単にobnizを起動する方法の設定手順を紹介します。Clovaとobnizを連携させてみたいけど、Clovaのスキル開発とかハードルが高すぎてという方、ぜひ試してみて下さい。
##1.1できること
Clovaに**「ねぇクローバ、XXX(を起動して)」**と話しかけて、obnizのプログラムを起動します。単純に音声トリガでobnizを起動するだけなので、Clovaにレスポンスを話させたり、obnizにコマンドを渡して処理を分けたりはできません。
##1.2紹介する方法のポイント
obniz EventのEndpointのURLを、CEKのEndpointサーバーのURLに登録するだけです。CEKからobnizを直接起動するので、特別なサーバーは不要です。また、CEKへの登録内容は基本情報のアプリ名~サーバ設定までで、面倒な会話モデルの登録も不要です。
#2.設定手順
#2.1obniz側の設定
① 起動したいプログラムをWebhookでEvent登録を行う。
② 発行されたEndpointのURLをひかえておく。(後でCEKに登録する)
#2.2Clova側の設定
① CEKの基本情報(アプリ名、呼び出し名等)を登録します。
② サーバ設定のEndpointサーバーのURLにひかえておいたobniz EventののEndpointのURLを登録します。
③ 会話モデルの登録は不要です。
#3.補足
ここで紹介した技は、CEKがEndpointサーバーと会話モデルの非同期登録を容認しているという挙動(2018年12月23日時点)に依存しています。非同期である必然性は見当たらないので、今後何らかの改修が行われるかもしれません。なので、永続的に使用できるかは不明です。ちなみに、AlexaのASKでは会話モデル系情報とエンドポイントの両者がそろわないと登録を実行できないようになっています。
以上