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Microsoft Cloud App Security で Office 365を監視 その1

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初めに

MicrosoftのCASB製品であるCloud App Security(以下 MCAS)ですが、いままでOffice 365などの運用で悩みの種だった「ユーザーが変なことをしていないか」ということを監視、コントロールすることができます。
しかし、実際に何ができるかわからないという意見も多いです。
ここでは実際にMCASのAPI連携で何ができるのか一つ一つひも解いていこうかと思います。

#概要
今回はわかりやすいところでポリシーテンプレートをそのまま利用してユーザー動作を監視します。
ユーザーの不正な操作として、退職前に大量データのデータをSPSやOneDriveからダウンロードすること監視します。該当の操作があった場合、警告がアラート一覧に表示されます。

##必要ライセンス
 Microsoft Cloud App Security、Office 365 Cloud App Security
 (※ Office 365 Cloud App Securityでは機能が制限されます)

#設定と動作確認
それでは実際に設定して動作をみていきます
##設定

  1. MCASの管理コンソールに移動します。
  2. [制御]-[ポリシーを選択します]
    スクリーンショット (52).png
  3. [ポリシーの作成]-[アクティビティポリシー]を選択します。
    スクリーンショット (53).png
  4. ポリシーテンプレートから[単独ユーザーによる大量ダウンロード]選択します。上書きするポップアップが出たら適用します。
    スクリーンショット (55).png
  5. [ポリシーのフィルターを作成する]から[反復アクティビティ]の[反復アクティビティの最低回数]を変更します。ここでは後ほど確認しやすいように5回に減らしておきます。
    スクリーンショット (61)_LI.jpg
  6. そのままスクロールして作成を選択します。
    スクリーンショット (59).png
  7. ポリシーの一覧に作成したポリシーが表示されていることを確認してください。
    スクリーンショット (63)_LI.jpg

##動作確認

  1. OneDriveに移動します。あらかじめ10個程度のファイルをアップロードしておきます。
    ファイルを複数選択してダウンロードします。
  2. MCASの管理コンソールに移動します。10分ほどするとアラートが表示されます。

#まとめ
今回はNCASのポリシーテンプレートで簡単な監視を行ってみました。
他にもいろいろやってみようと思います。

#リンク
##MCASシリーズ
 
##関連リンク
DOCS:Microsoft Cloud app Security アクティビティ ポリシー

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