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ARCoreアプリが起動直後に必ず落ちる問題

Last updated at Posted at 2020-08-18

忙しい人向け

64bit対応をするのです。

環境

モジュール バージョン
Unity 2019.4.1f1
ARFoundation 2.1.8
ARCore XR Plugin 2.1.11

現象

上記環境でARCoreの最低限の設定を行いビルドを行うと、正常にapkは生成されます。
しかしapkを転送してアプリを実機(Pixel3)で実行させると、Unityロゴ表示後、一瞬アプリの画面が表示(カメラ映像は出ていない)されてから、アプリが必ず異常終了してしまいます。

なお、過去にUnityで作成して動作していたハズの他のARCoreアプリケーションについても、同様の現象によってUnityロゴ表示後に異常終了をしてしまいます。

原因

原因は以前からアナウンスされていた、以下URLのARCore 64bit要件によるものらしいです。

ARCore 64-bit requirement
https://developers.google.com/ar/64bit

In August 2020, Google Play Services for AR (ARCore) removed support for 32-bit-only apps on 64-bit devices running Android 10 (API level 29) and later.

これによって2020年8月以降、Android10を搭載した64bit端末上で、ARCoreを利用した32bitのみのアプリケーションは動かなくなってしまったようです。

解決策

Android Developersの以下のURLの項目通り、

  1. [Scripting Backend]を[Mono]から[IL2CPP]へ変更
  2. [Target Archtecture]で[ARM64]を有効にする
  3. 通常通りビルド実行
    すると、動くようになると思います。

64 ビット アーキテクチャのサポート
https://developer.android.com/distribute/best-practices/develop/64-bit#change-build-settings

さいごに

かなり以前からアナウンスされている事だったので、わかっている人にとっては当たり前の事だと思います。
が、自分のようにたまにちょっとARCoreのアプリをテスト的に作るかー!みたいな人だと、何で落ちんねん・・・。何で前動いていたアプリすら落ちんねん・・・。となってしまうのではないかと思います。きっとそうです。そんな人たちの助力になれば。

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