前書き

webアプリケーションにて複数のアプリケーションをURLだけ変更し同一ポート（80番）で運用したい場合がある
例えば下記のような形だ

http://exsample.com #=>アプリ1つ目
http://exsample.com/hoge1　 #=>アプリ2つ目
http://exsample.com/hoge2　 #=>アプリ3つ目

fqdn以降のURLが違う、サブディレクトリでの運用となる
今回は上記をsinatraでやる方法を紹介します。

以前別の記事↓でも紹介した方法でも可能ですがもっといい方法が見つかったため、新規で紹介します。
nginx+puma+sinatra サブディレクトリ、unixソケット構成（ポートなんぞ使わん）

File構成

/var/www/
app/
　├ config/puma.rb
　├ log/*.log
　├ tmp/
　│　├ pids/puma.pid
　│　└ sockets/puma.sock
　├ config.ru  ★
　├ app.rb
  └ api.rb

※bundle系ファイル略

ファイル構成はおおよそ前回と差分はない、api用のsinatra記述はファイルを分けたかったため、別ファイルとしている、注目は★マークがついてるconfig.ruというrubyでwebサーバー機能を提供している
Rackの設定ファイルをいじることでサブディレクトリでの運用の実現が可能となる。

↓Rackについては下記記事がわかりやすかったです。
Rack解説 - Rackの構造とRack DSL

アプリ構成

http://exsample.com/hoge #=> メインページ
http://exsample.com/hoge/api #=> API用URL

上記構成を作っていきます。

sinatra設定

sinatra側のファイルを作成します。

メインページ

app.rb

require "sinatra/base"

class App < Sinatra::Base
  set :server, :puma

  get "/" do
    "hello world"
  end

  get "/redirect" do
    redirect to("dest")
  end

  get "/dest" do
    "yattaze"
  end
end

API用URL

api.rb

require "json"
require "sinatra/base"


class Api < Sinatra::Base
  set :server, :puma

  get "/" do
    content_type :json
    response = {test: "hogege"}
    response.to_json
  end
end

今回APIページはアクセスしたらjsonを返すようにする。

Rack設定

サブディレクトリ運用のため、Rack設定ファイルでmapを使用する

config.ru

require_relative "app"
require_relative "api"

root_path = '/hoge'

map(root_path){run App}          #=> メインページへのアクセス設定
map(root_path + '/api'){run Api} #=> API用URLへのアクセス設定

Puma設定

特に前回と差分ないので下記参照
nginx+puma+sinatra サブディレクトリ、unixソケット構成（ポートなんぞ使わん）

nginx設定

rewriteがいらなくなりました。

location /hoge {
  proxy_set_header X-Real-IP $remote_addr;
  proxy_set_header X-Forwarded-For $proxy_add_x_forwarded_for;
  proxy_set_header Host $http_host;

  #puma unix socket
  proxy_pass http://unix:/var/www/app/tmp/sockets/puma.sock;
}

サービス起動で無事、サブディレクトリ運用完成

sinatraサブディレクトリ構成

前書き