困ってた事

WSLを開発環境として使ってます。開発環境が散らからないように

等の戻れない成長を繰り返していました。WSLのディスク領域も肥大化してます。

複数のWSL環境を持てる

朗報を発見。

WSL2に複数のdestro(Ubuntu等）を構築できるってこと。
これです。求めていたのは。

用途専用のWSL環境や、使い捨てのWSL2環境を用意すれば、WSL2の環境をクリーンに保てて助かるぅ。

検証時には検証用のWSLを使って検証したり、専用のWSLを用意するというだけの話ですが、
ポイントは、Ubunuのインストール直後のイメージを保存しておくこと。これがあると、初期状態のUbuntuを後から作れて便利です。
以下は、私の場合の作業記録です。
参考になることがあったら参照ください。

Ubuntuをインストール（2022/10月現在、Ubuntu 22.04.1 LTSがインストールされる）
updateを実行しておく

sudo apt update
sudo apt upgrade

デフォルトのユーザを指定しておく
user-nameの部分を、自分のユーザ名（ubuntuをインストール時に指定したユーザ）に変更して実行

$ cat << EOF > /etc/wsl.conf
[user]
default=user-name

Ubuntuをexportして削除する

>wsl --shutdown Ubuntu
>wsl --export Ubuntu d:\Ubuntu-22.04.tar
>wsl --unregister Ubuntu

デフォルトではc:\にイメージが保存されている。d:\に保存したかったので、一端unrigisterで削除して以下でd:\にインストールしています。

Ubuntu-20.04をMicrosoft storeからinstall。updateや、wsl.confを同様に作成する。

Ubuntu-20.04.tarとしてexportして、unrigisterで削除

>wsl --shutdown Ubuntu-20.04
>wsl --export Ubuntu-20.04 d:\Ubuntu-20.04.tar
>wsl --unregister Ubuntu-20.04

デフォルトで使用するUbuntuを作成

> mkdir d:\wsl
> wsl --import Ubuntu-default d:\wsl\Ubuntu-default D:\ubuntu-22.04.tar
> wsl --set-default Ubuntu-default

使い捨て用Ubuntu22.04のWSL2を作成

> wsl --import Dev-22.04 d:\wsl\Dev-22.04 D:\ubuntu-22.04.tar

使い捨て用Ubuntu20.04のWSL2を作成

> wsl --import Dev-20.04 d:\wsl\Dev-20.04 D:\ubuntu-20.04.tar

旧ubuntu環境をリストア

>wsl --import Ubuntu-20.04 d:\wsl\Ubuntu-20.04 D:\ubuntu2004.tar

調査中の課題です（ご存じの方コメント歓迎です）

ディストリビューション間でscpしたいとか、NFSサーバでホームディレクトリを共有したい。

方法調査中（ご存じの方コメント歓迎です）

Docker Desktop環境は、set-defaultで指定したWSLで動作していて、
defaultのWSLからは、dockerコマンドが使えますが、そのほかのWSLからは、次のエラーがでて使用できません。

この問題も、ディストリビューション間の通信ができればこれも解決すると思うんですが・・・。
この問題が解決するまでは、dockerを使用するのはデフォルトのディストリビューションからだけにするしかない。