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UiPath (produced with UiPath Friends)Advent Calendar 2024

Day 2

Orchestratorの「これ使っている?」機能2選

Last updated at Posted at 2024-12-01

はじめに

Orchestratorの機能、およびそれらを設定する項目は多岐にわたります。
本記事では、見落とされがちだけどおすすめな機能、「これ使っている?」機能を2つを紹介します。

レコーディング機能

機能概要

ジョブ実行の最後の3分間を動画記録する機能です。

エラーハンドリング例として「エラースクリーンショットを撮影する」ことはあると思いますが、エラースクリーンショットがエラー発生瞬間を通り過ぎてしまったケース、ありませんか?

終了3分前からの動画であれば、エラー発生経緯をより詳細に解析可能です。

使用方法

プロセスの設定画面の「ジョブの記録」からビデオ記録をOnにするだけ!
image.png

記録先はAutomation Cloudであり、自端末の保存容量をひっ迫するなどの問題もないため、私はとりあえず全てOnにしています(過度の保存がAutomation Cloudを重くする可能性は0ではありませんが、今のところその経験はないです)

動画はジョブの三点リーダーから視聴可能です。
image.png

動画はログとともに表示され、ログをクリックすると該当時間に移動することも可能です!
image.png

※リアルタイムでUR端末の画面表示&制御をする「ライブストリーミング機能」も便利そうなのですが(分かりやすいhidechaさんの記事)、企業のプロキシ設定がある場合は使用できないケースがあるため、私はレコーディング機能の使用に留まっています。

クライアントバイナリの自動更新ポリシー

機能概要

OrchestratorでStudio/Assistantのバージョンを設定(更新含む)する機能です。

設定したVerより低いStudio/Assistantをインストールしている端末については、インストーラー不要でVerUpが実施されます(グレードダウンはできません、再インストールが必要)。

設定したVerに準拠しているかどうか、Orchestrator側から確認する画面と合わせ、組織のStudio/AssistantのVerを統制することができますね!
下記画面ではVer準拠しているもの、Ver準拠していないもの、ポリシーが設定できていないものが確認できます。
image.png

Automaticon Cloudでは直近3verのStudio/Assistantとしておくことが推奨されており、定期的なVerUpが必要になります。そのVerUp負荷を下げてくれることもあり、設定しておきたい機能です。
image.png

使用方法

グループ、もしくは個人ユーザーのアクセス権管理画面で「クライアントバイナリ」から設定可能です。
image.png

Unattendedの場合はマシンテンプレート設定画面から。
※更新スケジュールを設定することも可能
image.png

VerUpについてはプロンプトが表示され、「今すぐ更新」か「後で」を選択することができます。

image.png

「後で」を選択しても、一定時間後には自動更新されます(公式ドキュメント

image.png

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