Nginxのログレベルとそれぞれの用途について一覧表にまとめました。
ログレベル | 説明 | 用途例 |
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debug | デバッグ情報。Nginxの動作の詳細が記録され、トラブルシューティングに役立つ情報を含む。 | 詳細なトラブルシューティングが必要な場合 |
info | 一般的な情報。通常の動作や情報メッセージが記録される。 | サーバーの接続状況や開始・終了に関する情報など |
notice | 通知レベル。重要だが直ちに問題になるわけではない情報を記録。 | 設定変更などに関する情報 |
warn | 警告レベル。すぐには重大な問題ではないが注意が必要な状況を記録。 | 一時的なリソース不足や将来的に問題になる可能性 |
error | エラーレベル。リクエストに失敗した場合や問題が発生した場合に記録。 | ファイルの読み込み失敗、プロキシ先に接続できない場合 |
crit | 重大エラー。アプリケーションに深刻な問題が発生した場合に記録。 | メモリ不足や重要なリソースの使用不可 |
alert | アラート。直ちに対応が必要な問題を示すログ。 | 重要なプロセスの停止や即時対応が必要な事態 |
emerg | 緊急エラー。システムが使用不能で、Nginxの継続が不可能な場合に記録。 | システムクラッシュや即時対応を要する非常事態 |
補足
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デフォルトレベル: ログレベルを指定しない場合は
error
レベルがデフォルトとなります。 -
適切なログレベルの選定: 開発環境では
debug
など詳細なログレベルが役立つ一方、本番環境ではwarn
やerror
レベルで運用するのが一般的です。