無料ユーザも使えます!GitLab 18.10 で Markdown テーブルにチェックボックスが書けるようになった話
GitLab 18.10(2026年3月19日リリース)で、地味だけど「これ待ってた!」という機能がひっそり追加されました。
Markdown のテーブルセルに、タスクアイテム(チェックボックス)が直接書けるようになった、という機能です。
しかも Free プラン含む全ティアで使えます。
これまでの問題
GitLab の Issue や Merge Request の説明、Wiki ページなどで、「表の中にチェックボックスを入れたい」と思ったことはありませんか?
以前はこんな面倒な書き方が必要でした。
<table>
<thead>
<tr><th>完了</th><th>タスク</th></tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>
- [x] 完了
</td>
<td>バックエンドのリファクタリング</td>
</tr>
</tbody>
</table>
HTML を直接書く必要があり、メンテナンスも大変でしたし、見た目も直感的ではありませんでした。
GitLab 18.10 からはこう書ける
Markdown のテーブル記法の中で、そのまま [x] や [ ] が使えるようになりました。
| 完了 | タスク |
| -------- | --------------------------- |
| [x] | バックエンドのリファクタリング |
| [ ] | フロントエンドのリファクタリング |
| [~] | 対象外のタスク |
セルの中身が [x]、[ ]、[~] だけであれば、チェックボックスとして描画されます。
チェックボックスの種類
| 記法 | 意味 |
|---|---|
[x] |
完了 |
[ ] |
未完了 |
[~] |
対象外(inapplicable) |
Issue や Merge Request の説明・コメントでは、テーブルの外のタスクリストと同様に、クリックでチェックのオン・オフを切り替えられます。
どこで使えるの?
GitLab Flavored Markdown(GLFM)が使える場所であれば基本的にどこでも表示できます。
- Issue の説明・コメント
- Merge Request の説明・コメント
- Epic の説明・コメント
- Wiki ページ
- リポジトリ内の
.mdファイル - Milestone、Snippet など
ただし、チェックボックスをクリックで切り替えられるのは、Issue・Merge Request・Epic の説明とコメントに限られます。Wiki ページやリポジトリの .md ファイルでは、チェックの状態を変えるには Markdown を直接編集する必要があります。
注意点
セルにチェックボックス以外のテキストも混在させたい場合や、1つのセルに複数のチェックボックスを入れたい場合は、引き続き HTML テーブルを使う必要があります。
<table>
<thead>
<tr><th>ヘッダー1</th><th>ヘッダー2</th></tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>cell 1</td>
<td>
- [ ] タスクその1
- [ ] タスクその2
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
シンプルな「1セル1チェックボックス」の構成であれば、Markdown だけで完結できるようになりました。
実際の使いどころ
たとえば、レビューチェックリストをテーブルで管理する場面を考えてみます。
| チェック | 確認項目 |
| -------- | -------------------------------- |
| [x] | テストが全て通っている |
| [x] | コードレビューが完了している |
| [ ] | ドキュメントを更新した |
| [~] | パフォーマンステスト(対象外) |
項目名と状態を表形式で整理しながら、チェックボックスで進捗も管理できます。マイルストーンや定期的なオペレーション手順書などにも活用できそうです。
まとめ
GitLab 18.10 の「Task item support in Markdown tables」は、小さいながらも日常のドキュメント作業をスムーズにしてくれる改善です。
- Free プランを含む全ティアで使える
- Markdown テーブルのセルに
[x]/[ ]/[~]を書くだけ - Issue・MR などではクリックで切り替え可能
GitLab には、こういった細かい便利機能が地道に追加されています。Markdown をうまく活用して、Issue や Wiki をもっと使いやすくしていきましょう!