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【若手エンジニア向け】“プログラマー”を卒業して“GIFTech(つくり手)”へ――AIエージェント時代に 0→1 を楽しむ4つのメソッド 「単純コーディングは AI がやる。――だから僕らは“つくり手”にシフトする」

Last updated at Posted at 2025-05-11

💬 「単純コーディングは AI がやる。――だから僕らは“つくり手”にシフトする」

📌 【2025年5月14日 追記】
読者からの声を受けて、記事をアップデートしました!

  • ゴールを見失わない ≒ 常に「ユーザー価値」から逆算した開発フローを維持の具体的な事例を追加✅

🚀 はじめに

  • 🧑‍💻 プログラマー: 決められた仕様を黙々と実装する “作業員”
  • 🧑‍🎨 GIFTech(つくり手): 要件を整理し、設計し、動く価値を届ける “クリエイター”

“最新データでわかった「AIに奪われた仕事」「最大の犠牲者」とは”という見出しに惹かれて思わず読んだ記事によると、2023年の統計で 🟥 プログラマー職は 27.5% 減少。対して 🟩 ソフトウェア開発者職(つくり手)は 0.3% 減少 に留まるようです。

「AI がコードを書く = 作業は減る」 がデータで裏付けられた瞬間です。
AI 時代は “ビジネス要件を理解し設計する力” が武器──作業モードを卒業し 0→1 のモノづくり を楽しみキャリアを築きましょう!


❓ 「“作業者”から“つくり手”へ」──それ、わかってるつもりになっていない?

「“作業者”から“つくり手”になるなんて、もう意識してるよ」
「そんなの当たり前だよ」
そんな声が聞こえてくるかもしれません。
でも現実は──多くの人が 「リスクは感じるけど行動できていない」「必要だと分かっているのに実行できていない」 という停滞ゾーンで足踏みしています。

📊 データ 💭 思い ✅ 現実
66% が「自分のエンジニア職が AI に取って代わられるリスクがある」と回答
全国エンジニア調査 N=412
でも、危機感はあるのに、まだ具体的な対策は後回し スキルアップ行動まで移した人は 34% にとどまる 同調査
81% が「AI を“パートナー”として扱う必要性を感じる」と回答
全国エンジニア調査 N=412
必要性は理解している しかし 59% が「必要性はあるが実行できていない」と回答 同調査
  • 😌 変わらなくても大丈夫と信じたい自分
  • 🤷 やった気になってる自分
  • 🫠 周りもそうだから、まぁいいかと思う自分

でも、AI時代の変化は容赦なく進む。「気付いてるけど動けない人」が真っ先に置いていかれる。

だから今、行動する。小さな一歩でいい。


✅ ① 自分の仕事、“作業者”にとどまってない?

チェック項目 Yes / No
「動くから OK」でユーザー体験を気にしない
指示されたことだけこなして終わる
リリース後にユーザーの反応を見ていない
「これは自分の担当範囲じゃない」で片付ける
設計や目的に疑問を持たず流される
作ったサービスを「自分のプロダクト」として誇れない、愛せない

🚨 2 つ以上 Yes → “作業者モード” 警報 → 今すぐ下の4メソッドを実践!


🌟 ② “GIFTech(つくり手)”になる 4 つのメソッド

1️⃣ N=1 から始める

不特定多数に好まれるプロダクトを目指す前に、たった1人を深掘りする「N1エンジニアリング」の訓練を

  • 不特定多数を狙うのは難しい。まず“1人の課題”に向き合い、ニーズを見極める目を鍛える。
  • 📄 詳細: https://giftech.io/n1engineering-report/
  • やること: 1人の生活や行動を追い、「何に困っているのか」課題と解決法を落とし込む

2️⃣ 減点法と加点法の切り替え

アイデアを伸ばすとき・潰すときを意識して分ける

  • デザイナー的「加点法」とエンジニア的「減点法」を、どのフェーズで使うか意識することが共創力に繋がる。
  • 📄 参考記事: https://qiita.com/GIFCat/items/c84f13229fe7ee078a2e
  • やること: 会議前に「今回は加点?減点?」をチームで確認してからスタート

3️⃣ 主体的で諦めない姿勢

最後までやり切る覚悟

  • 仲間とぶつかることを恐れず、自分の意見を言語化して共有し、相手の視点にも耳を傾ける。建設的な対話こそチームを前進させるエンジン。
  • やること: 諦めない

4️⃣ ゴールを見失わない ≒ 常に「ユーザー価値」から逆算した開発フローを維持

開発中に“手段の目的化”を防ぐ

  • 「何のためにやっているのか」を定期的に言語化し見直さないと、開発は“作ること自体”が目的になりがち。
  • やること: 課題→目的の言語化を事前に行い、週1回見直す習慣を作る

事例: 生成AI comic英単語「コミ単」開発時、チームは何度も “英単語を覚えられるか” に議論が脱線。
「コミ単」:英単語学習×生成AIを組み合わせたWebアプリ。中高生の「英単語がなかなか覚えられない」「単語帳がつまらない」という課題に対し、入力した英単語からAIが漫画を生成することで楽しく学習できる...と思ったけど、AIが生成する漫画の内容が面白くないので”自分で面白くする”仕組みにすることで、生成AIへの興味喚起と英単語学習の両方を実現。

スクリーンショット 2025-05-14 18.21.44.png

  • 誤り: 英単語を入力するとAIが英単語を覚えやすい漫画に生成するアプリ → 目的:英単語学習支援が主軸
  • 正解: AIで漫画化するけど内容がつまらない→人間が面白くするアプリ → 目的:生成AIへの興味喚起 > 英単語学習支援

英単語を覚える事を主軸にするアプリだと、"英単語を本当に覚えることができるのか”が問われるサービスになりますが、コミ単は「生成AIへの興味喚起」を"主目的”としているので、ユーザー体験は全く違うものになります。

何度もズレかけた議論に対して、常に「課題・目的の言語化」でレールに戻していました。


🎊 ③ やり切った先にある“モノづくりの喜び”

  • 初ユーザーの「便利!」 → 「自分の作ったもので誰かの困りごとが解決された」実感
  • 🙌 仲間とリリースのハイタッチ → 「一緒にやり切った」達成感
  • 💬 次の改善の声が自然と集まる → 「もっと良くしたい!」の意欲が湧く

📝 ④ まとめ

「“作業者”から“つくり手”へ」。AI 時代に求められるのは、コードを書く技術だけでなく、ユーザーの課題を捉え、価値ある体験を形にする“つくり手”としての力です。

この記事では、そんな“つくり手”に必要な4つの力を紹介しました:

  1. N=1 から始める ─ 不特定多数を狙う前に、たった1人を深掘りする目を鍛える
  2. 減点法と加点法を使い分ける ─ アイデアを伸ばす時・磨く時を切り替えられる共創力
  3. 主体的で諦めない姿勢 ─ 他責にせず“行動する”を習慣にする
  4. ゴールを見失わない ─ 開発の目的が“作ること”にならないよう、問いを持ち続ける

大きなことはできなくてもいい。まず触って確かめる、小さな挑戦から。動いた分だけ、次が見えてくる。

📝 この記事は今後も更新していく予定です。もし「参考になった」と感じたら、いいね・ストック で応援いただけると嬉しいです。

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