Tello-Console2
この記事は短期間かつ不定期に更新します。
こんにちは。GAI-313 です。前回2年ほど前に Tello-Console を開発し、数多くの方々にご利用いただき、さまざまな意見をいただきました。その結果以下の重大な問題が見つかりました。
- Windows での動作が安定しない
私の環境では Windows がなかったこともあり、Windows に対応するパッケージをうまく開発できませんでした。しかし、ここで新たにクロスプラットフォームで動作する新たな Tello-Console。Tello-Console2 をリリースします。
Tello-Console と Tello-Console2 の違い
わざわざ番号を振って分けたのは、ドローンを制御およびドローンからの情報を取得するコードの記述方法を大幅に変更したことあります。Tello-Console ではすべて OpenCV を用いて画像データの取得を行っていたことで、データ受信に大きな遅延が発生してしまいました。しかし Tello-Console2 では FFmpeg を用いて画像データをエンコードして取得することで受信速度を大幅に向上させ、クラスプラットフォームで安定した画像データの取得に成功しました。
コマンド送信時もいちいちドローンからのレスポンス時に診断処理を加えるのではなく、コマンドの種類に応じて適切な受信診断を行うよう調整したことで送受信のラグや失敗を大幅に下げました。
Tello-Console2 のねらい
TELLO ドローンを Python を使って制御するパッケージは数多く存在しており、メーカー公式もリリースしています。しかし環境が変わると動作しなかったり、セットアップが複雑すぎたりなどの課題が多く見受けられます。
Tello-Console2 はこれから Python の勉強をしたい方がドローンという動くツールを使って学びたいというニーズに応えて作成しました。教育用途や勉強、研究の一環として使用していただけたら幸いです。
Tello-Console2 をダウンロードする
Tello-Console2 をダウンロード、セットアップする方法を記事にまとめました。使用する環境に応じた記事をお読みください。
- Linux 版の記事は作成中…
Tello-Console2 チュートリアル
今後作成予定