cmusってカッコいい!
筆者は日頃からUbuntuを使用していますが,Ubuntuで定番の音楽プレイヤーであるRhythmboxを勢いに任せてアンインストールし,代わりに cmus をインストールしてしまいました.そのおかげで音楽を再生するたびに,慣れない操作にイライラしてしまう今日この頃です.
でも作業中にターミナルを離れずにササッと音楽プレイヤーを操作できるというのは,やっぱりカッコいいと思うのです.
cmusでCDを再生したい!
今まではストレージに保存されている音楽ファイルを再生するだけだったのですが,最近購入したCDを聴こうと思ったときに,「あれ?そういえばどうやって再生するんだ?」と思い,調べてみました.日本語での解説が見当たりませんでしたので,備忘録として残しておきます.
プラグインが必要
[以下,cmus の Manual page より引用]
PLAYING AUDIO DISCS
If the cdio input plugin is enabled, CDs and CD images can be played by setting the device option to a device file (e.g. /dev/cdrom) or an image file (e.g. ~/cd.cue). Then, add a new track using the CDDA URL scheme::add cdda://2
To add the entire disc, use cdda:// (without track number). This only works for audio discs, not images. Adding track ranges is also possible (cdda://1-3).
To add images without changing the device option, include the image path in the URL::add cdda:///path/to/cd.cue/2-5
The metadata will be read from CD-Text, and if not available, looked up from a CDDB server (see input.cdio.cddb_url).
cmus 本体には CD を再生する機能がありませんが,cdio というプラグインが有効になっていれば,CD を再生することができるようです.ターミナルから
$ cmus --plugins
を実行すると,有効化されているプラグインが一覧表示されます.筆者の環境では既に cdio が有効になっていました.
コマンドモードで :add cdda://
を実行したところ,2~3分ほど待たされたのち,CD内のトラックが表示されました.
やっと聴ける!と思いきや,選択してから1分ほど待たされてから流れ始めました.しかも連続で再生してくれないので,1曲が終わるたびに手動で次の曲を選択し,毎度1~2分ほど経ってから再生されるという始末です.
参考: 筆者の実行環境
OS | Ubuntu 22.04 |
CDドライブ | BUFFALO BRXL-PTS6U3-BK/N (BDドライブです) |
CD | Mary Coughlan "UNCERTAIN PLEASURES" (オシャレでしょ) |
所感
音楽ファイルを再生するときの操作感にもイライラしてしまうのに,CDを再生するための恐ろしいほどの待ち時間にはすっかり辟易してしまいました.
とはいえ,筆者のストレージには2万曲以上の音楽ファイルが保存されているため,そちらの処理にリソースが割かれている可能性があります.また,CDの読み込みにBDドライブを使用していることが原因であるという可能性もなくはないかもしれません.
しかし,CD再生ひとつにここまで悩まされても,筆者はまだ cmus への憧れを捨てることができませんので,もうしばらく頑張ってみたいと思います.