はじめに
本記事は私個人の見解であり、所属企業の公式見解ではありません。また、技術的な話はありませんので、お気軽に読んでください。
株式会社TOKAIコミュニケーションズの藤田と申します。
AWS Summit Japan 2026(以下、Summit)の前日、2026年6月24日に AWS Certified Generative AI Developer - Professional(以下、AIP)に合格しました。
私はすでに 2026 Japan All AWS Certifications Engineers(All Cert)の要件を満たしていました。しかし、ベータ版受験時に不合格となり、AIPだけ保有していませんでした。
本記事では、Summit前日にAIPのリベンジに踏み切った理由と、合格までに取り組んだことを書きます。
この記事の対象者と参考にしていただきたいこと
対象者
- AWS認定、特にProfessionalとSpecialty認定の受験を検討しており迷っている方
参考にしていただきたいこと
- AWS認定学習における公式模擬試験の活用のヒント
- 認定取得に臨むための心構え
- AWS認定取得後の心構え
書かないこと
- 認定試験の具体的な問題文(非公開/公開不可のため)
AWS Certified Generative AI Developer - Professional とは?
Amazon Bedrock などのAWSサービスを使用した、本番環境に対応するAIソリューションの構築とデプロイに関する高度な技術的専門知識を示す認定試験です。
なぜ受験しようと思ったのか?
理由は2つあります。
Golden扇子を原動力にして勉強と試験を楽しみたかった
Summit 前日に受験した理由の一つに、Golden扇子が動機になった点があります。
Summit 前日に受験したと銘打った以上、これは理由でないと言ったら嘘になります。
2026年6月8日に、AWS Summit Japan 2026 ですべての認定試験を保有している人にGolden扇子を先着1000名に配布する旨、Xにポストされていたのを目にしました。
個人的推測として、AIP が来年の All Cert 要件に入る可能性があると感じていました。
AIPの受験日が半年先でも3日後でも、今年度中に受験する必要がある点は変わりません。
そのため、周囲から『Golden扇子目当てで受けた』と思われても、私自身はその機会をモチベーションにして勉強と試験を楽しもうと考えました。
Summit の前に生成AIの理解度を測りたかった
今年の Summit も昨年と同様、生成AIに関するセッションや展示が多くなることを予想していました。ベータ版不合格後も生成AIサービスの学習を続けていました。Summit の前に、合否に関わらず自分の理解度を確認したいと考えました。
認定試験は自分の実力を測る機会だと私は考えています。
そのため、AIP のリベンジを先延ばしせず、今回受験することにしました。
取り組んだこと
ベータ版で実施したことも含みますが、主に実施したことは以下です。
- AWS公式ドキュメントを読む
- 市販の書籍でAWSの生成AIサービスについて学習する
- AWS公式模擬試験を実施する
公式ドキュメントや市販書籍の学習法は他の記事で触れられていることが多いため、本記事では割愛します。今回は AWS 公式模擬試験で気づいた点を中心に書きます。
AWS公式模擬試験
AWS Skill Builder にてAWS公式模擬試験を受けることができます。
- 無料プラン:20問
- 有料プラン:認定試験と同じ問題数(Professional試験の場合は75問)
ベータ版の際は無料プラン(20問)で受験しましたが、今回は不十分と判断し、有料プラン(75問)を申し込みました。目的は本番と同じ180分75問を体験することです。
復習の流れ
- 間違えた問題は公式ドキュメントで根拠を確認
- 根拠なく正解した問題も同様に調べ、なぜその回答になるのかを理解する
公式模擬試験の無料プラン・有料プランの違い
結論:有料プランは本番形式を体験したい人向けです。ただしフィードバックが遅く、人によっては学習効率が下がる可能性があります。
- 本番形式の利点:180分・75問を通して試験運営を体験できる
- 中断機能:まとまった時間が取れなくても分割して解ける
- 無料版の利点:1問ごとに正誤と解説を見られるため学習効率が高い
- 有料版の注意点:全問解き終えるまで正誤が分からないため、人によってはストレスになる
実際に行ったこと
- 隙間時間で少しずつ75問に取り組んだ
- 全問終了後は解説と公式ドキュメントを精読した
- 必要時はハンズオンで手を動かし、マネジメントコンソールを確認して理解を深めた
試験結果
750点合格ラインに対し、結果は755点 でした。かなりギリギリの合格です。
今回の結果から、生成AI関連サービスの理解不足を痛感しました。試験当日は自信を持って答えられた問題が少なく、運に助けられた部分が大きいと思います。
受験して得た気づき
普段使わないサービスを学ぶことができて視野が広がった
Bedrock や AgentCore は機能を知っていても、デプロイ方法やユースケースの把握が不足していると感じました。普段あまり使わないサービスの理解が追い付いておらず、事前の対策は不十分でした。
しかしながら、試験勉強でもないとなかなか触れないサービスはいくつもあります。認定試験の学習を通じて、普段触れないサービスに触れられる点が大きなメリット だと改めて実感しました。
合格後のご褒美があっても良い
「Golden扇子を糧にAIPを受験した」ことに対する是非は未だに悩みますが、キッカケや仕掛けは何であれ、自分が楽しんで勉強と試験に臨めるように、自分で環境や気持ちを整えることが本当に大事だと気づきました。
普段あまり『自分へのご褒美』を設定しない私ですが、今回は合格後のご褒美が励みになりました。Golden扇子がきっかけになった点は大きいと感じています。
長丁場の試験を乗り切るための精神的な準備が大事
長文問題が多い試験では、試験中に集中力が切れることがあります。ベータ版が85問だったこともあり、長文への抵抗感が生じ、対策や当日の対応に影響した可能性があります。長丁場を乗り切るためには、精神的な準備が重要だと再認識しました。
最後に
点数はギリギリとはいえ、合格できてGolden扇子もいただけました。
※この写真は、前回記事に載せたものと同じで、私が撮影したものです。

AIP に合格したからといって、すぐに『AWS で生成AI 開発ができる』と断言できるわけではありません。ただし、認定を持つことで『AI を知っている人』と見なされるのは自然です。日々の活用と学習を通じて、その期待に応えていきたいと思います。
この記事がAIPの受験を検討している方の参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。