はじめに
前回の「VirtualBox(1) Lubuntu 19.10 にVirtualBox をインストール」の続きです。
VirtualBox に、ゲストOS としてHaiku をインストールするつもりでしたが特殊なOS で「Guest Additions のインストール」が出来ません。
その前に、2019-10-21 に公開された「MX Linux 19」をインストールしてみました。Debian ベースのLinux なので通常のやり方が出来ます。「Guest Additions のインストール」の勉強にも良さそうです。
「MX Linux」は日本ではマイナーだと思いますが、海外では人気があるようです。
MX Linux 19 (patito feo)
[「MX-19 “patito feo” リリース」]
(https://mxlinux.org/blog/mx-19-patito-feo-released/) より抜粋:
スペイン語でアヒルの子(パティト フェオ)、2019年10月21日に公開。
特徴:
MX Linux は、Debian 10.1(buster)の安定版(Stable) をベースに、デスクトップ環境としてXfce4 を採用の中規模のディストリビューションです。
高速で軽量な antiX ディストリビューションをベースに、レスキューCD としても使われる「SimplyMEPIS 11.0」を作成した MEPIS (メピス)プロジェクトで使われたノウハウが含まれています。
MX Linux のベースである antiX は、日本語化するとき、Debian 系でよく使われるやり方ではうまく行かないようですが、MX Linux は起動時から日本語表示で、専用のツールで日本語入力のインストールもやさしいです。(専用のツールがあることを知らないと手間取ります。)
Xfce なので、使い慣れているし定番アプリが多いのも利点です。また、Lubuntu 19.10 と同じ最近のアイコンなので違和感がありません。大きな違いはパネルが画面左に縦に置かれていることで、パネルが細めなのでそれほど場所をとりません。メニューには、MX 独自のMX Tools というカテゴリがあり、多くのアプリが登録されています。(日本語化するとき以外は)無くても困らないけど、あれば便利な付加機能です。
海外ではLinux Mint と人気を競っていて、ライバルのことをよく研究?しています。パネルやウィンドウのタイトルバーの細さとか、パネルにシステム更新のアイコンが常駐していたりとか、画面のタイリングが1/4 まで出来たり、壁紙の設定がリアルに反映されたり、軽快な動きとか、似たような性能?です。
Lubuntu 19.10 の場合:
$ uname -r
5.3.0-19-generic
$ featherpad --version
FeatherPad 0.11.1
$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=19.10
DISTRIB_CODENAME=eoan
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 19.10"
$ cat /var/log/installer/media-info
Lubuntu 19.10 "Eoan Ermine" - Release amd64 (20191017.1)
$ apt list virtualbox
一覧表示... 完了
virtualbox/eoan,now 6.0.14-dfsg-1 amd64 [インストール済み]
MX Linux 19 の場合:
$ uname -r
4.19.0-6-amd64
$ featherpad --version
FeatherPad 0.9.4
Linux Mint 19.2 の場合:
$ uname -r
4.15.0-66-generic
$ cat /etc/os-release
NAME="Linux Mint"
VERSION="19.2 (Tina)"
ID=linuxmint
ID_LIKE=ubuntu
PRETTY_NAME="Linux Mint 19.2"
VERSION_ID="19.2"
:
VERSION_CODENAME=tina
UBUNTU_CODENAME=bionic
$ apt list featherpad
一覧表示... 完了
featherpad/bionic 0.8-1 amd64
$ apt list virtualbox-6.0
一覧表示... 完了
virtualbox-6.0/不明,now 6.0.14-133895~Ubuntu~bionic amd64 [インストール済み]
参考:
無料OS『MX Linux』…インストールから日本語入力まで!
(https://report.hot-cafe.net/mx-linux-install-6520)
アプリ環境:
- Debian 4.19 カーネル
$ uname -r
4.19.0-6-amd64
-
Xfce 4.14:デスクトップ環境
-
lightDM:ウィンドウマネージャ
-
Synaptic 0.84.6:パッケージマネージャ
-
Gparted:ディスクパーティションエディタ
-
Thunar:ファイルマネージャ
-
GIMP 2.10.12
-
MESA 18.3.6
-
Firefox 69:ブラウザ
-
VLC 3.0.8:ビデオプレーヤ
-
Clementine 1.3.1:ミュージックマネージャー/プレーヤ
-
Thunderbird 60.9.0:メールクライアント
-
LibreOffice 6.1.5:Office スイート
-
Featherpad 0.10.0:テキストエディタ
-
VirtualBox 6.0.12~mx19(インストール未)
→6.0.12 なら、そのままインストールして使えます。
→リポジトリにはVirtualBox のダウンロードサイトが登録されていますが、チェックされておらず無効です。有効(チェック)にすれば最新がダウンロード可能と思われます。ただし、~mx19 とある方が検証されているということだと思います。
ダウンロード:
[MX Linux 直接ダウンロード:]
(https://sourceforge.net/projects/mx-linux/files/MX-19/)
↓
[MX-19_x64.iso 2019-10-21 1.5 GB]
https://sourceforge.net/projects/mx-linux/files/Final/MX-19_x64.iso/download
チェックサム確認:
$ cd ~/ダウンロード
$ md5sum MX-19_x64.iso
61aeae994cd12dba029b86b3e0dcedae MX-19_x64.iso
$ sha256sum MX-19_x64.iso
1199188426a09216b917bbf8460c5a271c6e02a59e394e349d410035c02670ac MX-19_x64.iso
→チェックサムが違うサイトがあるようなので、確認が必要です。
ミラーからダウンロードしたい場合:
[ミラーでのダウンロード場所は増えている最中:]
(https://mxlinux.org/download-links/)
Current Release: MX-19
一覧表示からミラーを選択しますが、2019-10-24 だと日本のミラーサイトには配置されておらずダウンロードに失敗しました。なので、先頭のミラー(Anywhere LinuxFreedom) を選びました。
↓
[最終的には、ここから、MX-19_x64.iso]
(https://osdn.net/projects/mx-linux/storage/ISOs/MX/Final/MX-19_x64.iso/)
トラブルシューティング:
USB から起動して、「gfxboot …」というエラーメッセージが表示される場合は、プロンプトに「live」Enter と入力すると、ブート出来ます。
Lubuntu 19.10 のVirtualBox にインストールしました。
VirtualBox のインストールについては、投稿している
[VirtualBox(1) Lubuntu 19.10 にVirtualBox をインストール]
(https://qiita.com/FuRuYa7/items/c1d6ddaf0084870da628) の<ココ> に書いているので、参考まで。
仮想マシンを作成します
1. メニュー →システムツール →VirtualBox として、VirtualBox を起動します。
2. 「新規」ボタンをクリック(または Ctrl + N)
3. 名前とオペレーティングシステム
ゲストOS が MX Linux 19 の場合:
名前: MX-Linux-19
マシンフォルダ: /home/USER_NAME/VirtualBox VMs
タイプ: Linux
バージョン: Linux 2.6/3.x /4.x (64-bit)
→自動で入ったけど、Debian (64-bit) でもいいのかも。
(アプリのアイコンが変わります)
「次へ」
4. メモリサイズ: 2048 MB →3072 MB
→仮想マシンに割り当てるホストの物理メモリの量を定義します。8GB あるので3GB にしてみました。これは後で訂正できます。
メモリを増やすと仮想マシンのパフォーマンスが向上しますが、多すぎるとホストの速度が低下します。
(最低 1024 MB)
「次へ」
5. ハードディスク: 「仮想ハードディスクを作成する」にチェック
→ハードディスクイメージを作成します。
イメージは物理ドライブの指定された場所に保存されます。
「作成」をクリック
6. ハードディスクのファイルタイプ: 「VDI (VirtualBox Disk Image)」にチェック
→他の仮想ソフトウェアで(共通で)使用する必要がなければ、設定はそのままにします。
「次へ」
7. 物理ハードディスクにあるストレージ: 「可変サイズ」にチェック
→仮想ハードディスクの大きさを定義します。
ほとんどの場合、動的に割り当てられるデフォルトのオプションを使用するだけで十分です。
-
可変サイズ
固定サイズを上限にして、使用した分だけ領域を消費します。 -
固定サイズ
作成に時間がかかりますが、高速です。
「次へ」
8. ファイルの場所とサイズ
仮想ハードディスクの場所:
/home/USER_NAME/VirtualBox VMs/MX-Linux-19/MX-Linux-19.vdi
(デフォルトのまま)
仮想ハードディスクのサイズ(動的に拡大するファイルの最大サイズ):
8.00 GB →12 GB
「作成」をクリック
最初の画面に戻りました。
左のツールの下に仮想マシン「MX-Linux-19(電源オフ)」のラベルが作成されました。
仮想ハードディスクは、SATA ポート 0: MX-Linux-19.vdi(12 GB) として接続されていました。
→/dev/sda
ゲストOS が使う仮想マシンのハードウェアの構成を設定します
左側の「MX-Linux-19(電源オフ)」が選ばれた状態で、「設定」ボタンをクリック。
1. 左側の「ディスプレイ」タブ→「スクリーン」タブ→ビデオメモリ:
16 MB →128 MB
仮想マシンに割り当てられたビデオメモリに割り当てられてるメモリを増やします。
GUI がスムーズになり、応答性が向上すると思われます。
グラフィックコントローラ: VMSVGA が選択されていました。
2. 左側の「システム」タブ→「マザーボード」タブ→「ポインティングデバイス」:
「USBタブレット」に変更します。 →すでに設定済みでした。
デフォルトでは、ゲストOS との「マウス統合」はVirtualBox で無効です。
右Ctrl キーを押してホストOS とゲストOS とのマウスの接続を切り替える必要がありました。
この設定を行うと「マウス統合」が有効になり、どこにマウスがあるかで自動切り替えになります。
3. 左側の「システム」タブ→「プロセッサー」タブ→プロセッサー数:
1 CPU →2 CPU
デフォルトでは、プロセッサ(CPU コア)の数は 1つです。
パフォーマンスが向上するので、プロセッサの数を増やしました。
(パソコンに搭載しているCPUにより最大数は変わります)
設定が完了したら、「OK」をクリックしてメインウィンドウに戻ります。
4. VirtualBox の仮想マシンの(デフォルトの)ネットワークカードには、インターネットに接続できなくなる問題があるので、回避します。
例えば、「SoftwareUpdater」アプリ での「リポジトリの更新」で失敗するときは、ここを確認してください。ブラウザアプリが使えるかを確認した方が早いかも…。
左側の「MX-Linux-19(電源オフ)」が選ばれた状態で、「設定」ボタンをクリック。
左の「ネットワーク」タブ→「アダプター 1」タブ
「ネットワークアダプタを有効化」にチェック
割り当て: NAT
「高度」をクリック→「アダプタータイプ」:
PCNet-FAST III(Am79C973) ←接続できなくなる問題があります。
↓
Intel PRO/1000 MT Deskop (82540EM) →すでに設定済みでした。
設定が完了したら、「OK」をクリックしてメインウィンドウに戻ります。
これで、ネットワークサービスが正常に動作するはずです。
(システム更新やリポジトリの更新でエラーするときは、ここを確認します)
仮想マシンに、仮想CD-ROM ドライブの形で、MX Linux 19 のISO イメージをマウントします
左側の「MX-Linux-19(電源オフ)」が選ばれた状態で、「設定」ボタンをクリック。
左側の「ストレージ」タブ→ストレージデバイスのツリーでCD アイコンの「空」をクリック→光学ドライブ: IDE セカンダリ マスター の横にあるCD アイコンをクリックします。→仮想光学ディスクファイルを選択
→ISO イメージを保存した場所を開いて、「MX-19_x64.iso」を選んで[開く]をクリック。
ストレージデバイスのツリーで、CD アイコンの「空」が「MX-19_x64.iso」に変わりました。
「OK」をクリック
MX Linux 19 のインストール
左側の「MX-Linux-19(電源オフ)」が選ばれた状態で、「起動」ボタンをクリックして、仮想マシンを実行します。
数秒後、MX Linux 19 のデスクトップ画面(GUI) が表示されます。
「キーボードの自動キャプチャー機能が有効です。…」クリックして説明を確認します。
→有効・解除の切り替えは右Ctrl キーです。
「x」で閉じます。
「ゲストOS でマウス統合機能がサポートされています。…」クリックして説明を確認します。
→右下のマウスのアイコンの形で有効か、解除されているかがわかります。
「x」で閉じます。
ライブ立ち上げについて
起動にて、ブートの選択画面が表示しました。
- 「MX-19 x64 (October 21,2019)」 : quit splasht
または、
- 「Virtual Box Video」 : quit splasht video=1280x1024
どちらを選択しても、同じでした。
そのままEnter するか、放おっておくとタイムアウトで「MX-19 x64 (October 21,2019)」が選ばれます。
(F2 キー→日本語 を選ぶと、日本語メニューに出来ます。そしてタイムアウトは解除されます。)
注意: 仮想マシンのウィンドウの中か外のどちらでマウスを有効にするかは、右 Ctrl キーを押すことで切り替えます。
自動で切り替えてくれる「マウス統合」機能は、デスクトップが立ち上がらないと有効になりません。
↓
MX-19 (patito feo)
↓
MX 19 (patito feo)
udev done
↓
その後、「MX Welcome」画面が表示されました。
F2 キーで日本語 を選んだので、左のパネルの中に「日の丸」のアイコンが表示され、メニューとconky の時計が日本語化されました。
「MX Welcome」画面について
MX-19 "patito feo"
Welcome to MX Linux,a fast,friendly,and stable OS loaded with amazing tools and supported by a great community.
- FAQ
- Users Manual
- Wiki
- Tools
- Tweak (Panel,etc...)
- Forums
- Videos
- Contribute
- Codecs
- Popular Apps
Default username: demo
Default demo password: demo
Root Password: root
左のパネルについて
パネルの上側の「人形」アイコンが起動中の「MX Welcome」アプリでした。
下側の「人形」アイコンは、ワークスペース 1 にある起動中のアプリでした。
その下の空きが、ワークスペース 2 です。
表示されている「MX Welcome」ウィンドウを「Close」で閉じました。
再起動するなら、メニュー →「MX Tools」 →「MX Welcome」
左上の緑の◎が「Logout...」アイコン
左下の「X」(MX Linux のマーク)のアイコンが「メニュー」ボタン
デスクトップにある「X」のアイコンが「Installer」です。
--
もし、途中で再起動したら:
再起動すると、iso イメージがアンマウントされてしまうので、iso イメージなしで立ち上がるので面倒です。
再起動したいときは、「Logout...」→シャットダウンしてから、
Virtual Box マネージャーの画面で「MX-Linux-19」を選んで、右の「ストレージ」[光学ドライブ] の右の「空」をクリック→
「MX-19_x64.iso」を選び、再マウントします。(一度マウントしたファイルは記録されており、再マウントが楽です)
「起動」します。
アップデートが来ました
そのままにしていたら、左のパネルの「緑の箱」(MX Updater) にアップデートが来ました。
マウスを持っていくと、「7 new updates available」→「日の丸」があるときは「7つの新たな更新が入手可能です」と表示。
→メディアに反映されるかは別にして、アップデートしてからインストールを開始した方が良さそう。
左のパネルの「緑の箱」をクリックしてしばらくすると、アップグレードの画面が表示されます。
「upgrade」をクリック
root のパスワード: root
「Y」Enter
networking 新パージョンの設定ファイル
「Y」Enter
何かキーを押して閉じる
Enter
「緑の箱」が「枠だけの箱」アイコンになりました。
デスクトップにある「X」の「Installer」アイコンをクリックします。
Keyboard Settings
Model: pc105
Layout: jp us
Variant:
キーボードを変更するには、「Change Keyboard Settings」をクリック。
Keyboard Model: Generic 105-key PC (intl.)
Layout/Variants: jp 日本語
「OK」
→「Next」
Rearrange disk partitions(optional)
Modify partitions: [Run partition tool...] ←手動でパーティションを作成するとき、今回はさわりません。
Slect type of installation
「Auto-insatall using entire disk」にチェックあり
Use disk: sda(12.0 GB - VBOX_HARDDISK) ←仮想ハードディスク(12 GB)
仮想マシンを作成するとき、仮想ハードディスクは、SATA ポート 0: MX-Linux-19.vdi(12 GB) として接続されていたので、sda となります。このままインストールするとボリューム名は「VBOX_HARDDISK」になります。
→Next
→警告に、Yes
インストールが始まりました。ただ単にバーグラフが増えていくだけのシンプルな表示です。
進行している中で、次の質問が表示されます。
Select Boot Method
「Install GRUB for Linux and Windows」にチェックが入っていました。
Location to install on: 「MBR」にチェックが入っていました。
System boot disk : sda(12.0 GB - VBOX_HARDDISK) が選ばれていて、変更はできません。
→Next
Computer Network Names
Computer name: mx →xyz-pc
Computer domain: example.dom →削除不可 →localhost
「SaMBa Server for MS Networking」にチェックが入っていました。そのまま。
Workgroup: Workgroup
Localization Defaults
Locale: 日本 - 日本語
Configure Clock
Timezone: Asia Tokyo
「System clock uses LOCAL」にチェックなし
Format: 「13:57」にチェック →24時間表示
Service Settings (advanced)
「View」ボタン→すべてのサービスにチェックありを確認→OK
→Next
Default User Account
Default user login name: xyz
Default user password: 任意
ユーザパスワードの確認: 任意(同じもの)
→うす緑色になったら同じパスワードが入ったということです。
Root(administrator) Account
Root password: 入力が必要でした
Confirm root password: 入力が必要でした
→うす緑色になったら同じパスワードが入ったということです。
→Next
Tips
Getting Help
→助けを求める
和訳:
Mx Linuxに関する基本的な情報は https://mxlinux.org にあります。
MX フォーラム(https://forum,mzlinux.org)にはあなたを助けるボランティアがいます。
ヘルプが必要な場合は、問題とコンピュータについて詳しく説明してください。 「機能しませんでした」などの文は役に立ちません。
その他については:
https://mxlinux.org/wiki/other/mx-linux-social-media/
→Close を押さずに、完了するまで放おっておきました。
→Finish
自動的に再起動されます。
ログイン画面にて、ログイン:
→下のパネルはLubuntu 19.10 のパネルです。
「VirtualBoxマネージャ」と仮想マシン「MX-Linux-19」が立ち上がっています。
デスクトップ環境が立ち上がりました。
「MX Welcome」画面が表示されました。
左のパネルの時計が日本語になり、はみ出ていたので修正
パネルの時計を右クリック→プロパティ→時計のオプション
1行目: %X → %R に変更
インストール完了後、立ち上がったら、すぐにリポジトリを修正しました
synaptic で再読込するとエラーする対策です:
全てまたは一部のリポジトリのインデックスファイルがダウンロードできませんでした
リポジトリ https://mirrors.cat.net/mx-packages/mx/repo buster Release には Release ファイルがありません。
→apt update でもエラー(404 Not Found [IP: 103.88.44.2 443])しました。
https://mirrors.cat.net/ にはアクセスができるのでマシントラブルではなさそうです。mx-packages のミラーサイトにファイルが置かれていないようです。しばらく経てば配置されるかもしれませんが、今は訂正しないと、日本語化が完了しません。
synaptic 起動にて、設定→リポジトリ
チェックがあるリポジトリのみ記載:
1. deb http://iso.mxrepo.com/antix/buster/ buster main
2. deb http://deb.debian.org/debian/ buster-updates main contrib non-free
3. deb http://deb.debian.org/debian/ buster main contrib non-free
4. deb http://deb.debian.org/debian-security/ buster/updates main contrib non-free
5. deb http://mirrors.cat.net/mx-packages/mx/repo/ buster main non-free
↑これは存在しないエラー(404 Not Found) になるので、チェックを外しました。
- ライブUSB メモリに登録されているリポジトリを新規に作成して、チェックを付けました。
バイナリ(deb): deb
URI: http://mxrepo.com/mx/repo/
ディストリビューション: buster
セクション: main non-free
5. deb http://mxrepo.com/mx/repo/ buster main non-free
→自動的に再読込されました。
再度、「再読込」ボタンを押してみます。
→エラーなく終了しました。
アップグレード待ちが1個あったので、適用
MX-Updater が緑色(アップデートあり)になったので、クリック
→アップグレードが11個あり。→「upgrade」クリック。
full upgrade complete (or was canceled)
この端末ウインドウを閉じる (何かキーを押して閉じる) Enter
端末で確認:
$ sudo apt update
[sudo] xyz のパスワード:
ヒット:1 http://deb.debian.org/debian buster-updates InRelease
ヒット:2 http://deb.debian.org/debian buster InRelease
ヒット:3 http://mxrepo.com/mx/repo buster InRelease
ヒット:4 http://iso.mxrepo.com/antix/buster buster InRelease
ヒット:5 http://deb.debian.org/debian-security buster/updates InRelease
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
パッケージはすべて最新です。
→エラーしません。
やっと、日本語入力の設定に進めます。
日本語入力の設定
日本語入力の設定については、MX でのやり方を知っていれば難しくありません。
メニュー →「MX Tools」 →「MX Package Installer」を起動 →パスワード入力
下にスクロールさせると「言語」(Language) があります。
三角をクリックして開くと、「J」の並びに日本語関連が 6つあります。
入力メソッドは、fcitx を使うので、Japanese_Input (ibus) は除いて、その他(計 5つ)にチェックしました。
両方共入れてしまうと、後でハマりやすくなります。
- Japanese_Firefox
- Japanese_Fonts
- Japanese_Input_fcitx ←→ Japanese_Input (ibus 時) どちらかを選択。
- Japanese_Libreoffice
- Japanese_Thunderbird
→「Install」クリック
提案パッケージ:
fcitx-m17n calendar-google-provider
推奨パッケージ:
kasumi fcitx-googlepinyin | fcitx-sunpinyin fcitx-pinyin fcitx-table-wubi
| fcitx-table-wbpy fcitx-module-kimpanel fcitx-module-lua
fcitx5-module-quickphrase-editor mozc-utils-gui fcitx-table-bingchan
fcitx-table-cangjie fcitx-table-dianbaoma fcitx-table-erbi
fcitx-table-wanfeng fcitx-table-wbpy fcitx-table-wubi fcitx-table-ziranma
zenity | kdialog presage
以下のパッケージが新たにインストールされます:
anthy anthy-common fbterm fcitx fcitx-anthy fcitx-bin fcitx-config-common
fcitx-config-gtk fcitx-config-gtk2 fcitx-data fcitx-frontend-all
fcitx-frontend-fbterm fcitx-frontend-gtk2 fcitx-frontend-gtk3
fcitx-frontend-qt4 fcitx-frontend-qt5 fcitx-module-dbus fcitx-module-x11
fcitx-modules fcitx-mozc fcitx-table-all fcitx-tools fcitx-ui-classic
fcitx-ui-light firefox-l10n-xpi-ja fonts-ipaexfont-gothic
fonts-ipaexfont-mincho fonts-ipafont-gothic fonts-ipafont-mincho
fonts-takao-gothic fonts-takao-mincho im-config libanthy1 libanthyinput0
libfcitx-config4 libfcitx-core0 libfcitx-gclient1 libfcitx-utils0
libgettextpo0 libpresage-data libpresage1v5 libtinyxml2.6.2v5 lightning
lightning-l10n-ja mozc-data mozc-server tegaki-zinnia-japanese
thunderbird-l10n-ja
:
続行しますか? [Y/n]
Y
:
update-alternatives: /etc/X11/xinit/xinput.d/ja_JP (xinput-ja_JP) を提供するために自動モードで /etc/X11/xinit/xinput.d/fcitx を使います
提案パッケージ:
hunspell-dictionary-ja | myspell-dictionary-ja hyphen-ja
libreoffice-grammarcheck-ja mythes-ja
以下のパッケージが新たにインストールされます:
libreoffice-help-ja libreoffice-l10n-ja
:
続行しますか? [Y/n]
Y
メニュー →「MX Tools」 →「MX Package Installer」を起動 →パスワード入力
下にスクロールさせ「言語」(Language) の三角をクリックして開いて「J」の並びを再度確認すると、
インストールされたパッケージはグレー表示になっています。
再起動(ログアウト→ログイン でもOK)
パネルに「キーボード」アイコン表示。
半角/全角キーを押すと、オレンジの「あ」になりました。
「あ」を右クリック →設定 →「入力メソッド」タブ
- キーボード - 日本語
- Mozc
- Anthy
Anthy が余計なので、削除
「あ」を右クリック →スキン→dark
画面が狭すぎるので、調整
メニュー →設定マネージャ →ハードウェア →ディスプレイ
デフォルトの設定:
「全般」タブ →Virtual1
解像度: 800x600
周波数: 60.0 Hz
回転: なし
反転: なし
解像度の選択肢は多いのですが、ピッタリ合う、好みの解像度がありません。
ゲストOS のディスプレイの設定で、選べる解像度が変わります。
- グラフィックコントローラ: VMSVGA(デフォルト)
1920x1200(縦にはみ出し)はあるけど、ぴったり合う 1920x1080 はありません。(= 18 + 1)
シャットダウン時のコンソールの文字はちょうどよい大きさです。
- グラフィックコントローラ: VBoxSVGA
1920x1200(縦にはみ出し)も、ぴったり合う 1920x1080 もあります。(= 23 + 1)
シャットダウン時のコンソールの文字は大きすぎて違和感があります。
- グラフィックコントローラ: VBoxVGA
1920x1200(縦にはみ出し)も、ぴったり合う 1920x1080 もあります。(= 23 + 1)
シャットダウン時のコンソールの文字は大きすぎて違和感があります。
→グラフィックコントローラは、選択肢の多い VBoxSVGA に設定しても良いと思います。
VirtualBox Guest Additions をインストールすれば、解像度は自動調整される(後で記述)ので、デフォルトのVMSVGA にしたいと思います。デフォルトの方が問題が少なさそうです。シャットダウン時のコンソールの違和感もありません。
仮想マシンのウィンドウを「フルスクリーンモード」に切り替えるには、Host + F を使います。
VirtualBox のウィンドウにて、「フルスクリーンモード」をオン・オフするのは、Host + F キーを使います。
VirtualBox のウィンドウのメニューバーにアクセスする(ダイアログとして表示)には、Host + Home キーを使います。
Host キーは、「右 Ctrl」キーがデフォルトです。
解像度を設定のリストから選ぶ場合:
パソコンに接続しているモニタの性能(1920x1080)により、それ以上の解像度にすると画面からはみ出します。
-
VMSVGA で、全画面時に、スクロールバーが表示されない最大サイズ: 1440x900
-
VMSVGA で、フルスクリーンモード時(Host + F) に、画面がはみ出さない最大サイズ: 1680x1050
-
VMSVGA で、画面半分時に、スクロールバーが出ない最大サイズ: 800x600
→スクロールバーを表示させない解像度にするには、妥協が必要です。
仮想マシンの画面で、欲しい解像度を追加するには、2つのやり方があります
-
VirtualBox Guest Additions をインストールしない場合:
ホストOS の端末にて、コマンドを入れて解像度を追加するやり方
→「カスタムVESA リソースの設定」のコマンドにより、欲しい解像度を追加します。 -
VirtualBox Guest Additions をインストールすることで、「ゲストOS の画面を自動リサイズ」が有効になります。
→カスタムVESA リソースの設定は、エラーしませんが反映されなくなります。
コマンドに入力する値は、
ちなみに、x32 は色数です。x16 も指定できます。
ホストOS がLubuntu 19.10 の場合:
- フルスクリーン 1920x1080x32
- 全画面表示 1920x947x32
- 全画面表示 1920x979x32
- 全画面表示 1920x1014x32
- 画面半分 958x947x32 ←ホストOS がLubuntu 19.10 の場合
ホストOS がLinux Mint 19.2 の場合:
- フルスクリーン 1920x1080x32
- 画面半分 958x978x32 ←Linux Mint はバーの高さが低いので少し広いです。
ホストOS の端末にて、コマンドを入れて解像度を追加するやり方
手順:
-
左上の◎(Logout…)→シャットダウン →ゲストOS を閉じます。
-
VirtualBox を終了させます。
-
カスタムVESA リソースを設定します。
ホストOS (Lubuntu 19.10) の端末にて操作:
→ゲストOS の名前を指定する必要があります。
"CustomVideoMode1" の数字の部分は任意です。入れ物と思ってください。一番最後に入れた数値が有効になります。なので、いくらでも試行錯誤できます。違う番号と同じ値になっても構いませんが、番号ごとに使う目的を決めた方が混乱しません。
$ VBoxManage setextradata "MX-Linux-19" "CustomVideoMode1" "1920x1080x32"
$ VBoxManage setextradata "MX-Linux-19" "CustomVideoMode2" "1914x947x32"
$ VBoxManage setextradata "MX-Linux-19" "CustomVideoMode3" "952x947x32"
テスト中(何度もやり直し):
$ VBoxManage setextradata "MX-Linux-19" "CustomVideoMode3" "958x978x32"
$ VBoxManage setextradata "MX-Linux-19" "CustomVideoMode3" "955x946x32"
- MX-Linux 19 を起動させると、「ディスプレイ」にて選択できる解像度が増え、最後に実行したコマンドの解像度に設定されているはずです。
VirtualBox Guest Additions をインストールしてしまうと、→コマンドで解像度が増えなくなりますが、自動で解像度を調整してくれます。
ちなみに、VertualBox マネージャの左側の「ディスプレイ」タブ→「スクリーン」タブ→
グラフィックコントローラ: VMSVGA →VBoxSVGA に変更
→1920x1080 が使えるようになります。(これはコマンドとは関係ない、基本の機能です)
ゲストOS(MX Linux 19) に、VirtualBox Guest Additions をインストールするやり方
参考:
[Ubuntu 16.04: VirtualBox上のUbuntu 16.04にGuest Additionsをインストールする]
(https://www.hiroom2.com/2016/05/07/virtualbox%E4%B8%8A%E3%81%AEubuntu-16-04%E3%81%ABguest-additions%E3%82%92%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%99%E3%82%8B/) より抜粋:
ゲストOS が Ubuntu 16.04 の場合の説明ですが、MX Linux 19 は同じDebian ベースなので参考に出来ました。
ただし、Ubuntu 系の場合は、カーネルの表示が少し違います。
$ uname -r
5.3.0-19-generic
1. 前準備:
Lubuntu 19.10 上のVirtualBox にて、仮想マシンを作成して、MX Linux 19 をインストールしました。
Lubuntu 19.10 をアップデートして、VirtualBox を最新版にアップデートしました。
2. VM を選択→設定→ディスプレイ→グラフィックドライバー: 「VBoxSVGA」 になっているかを確認。
インストール時のエラーの回避策です。
3. VirtualBox を起動後に、MX Linux 19 を起動してログインします。
4. Virtualbox のゲストOS (MX Linux 19) に、VirtualBox Guest Additions をインストールする前に、必ず DKMS をインストールしてください。
DKMS が利用できない場合、またはインストールされていない場合、
ゲストカーネルがコマンドを使用して更新されるたびに、ゲストカーネルモジュールを手動で再作成する必要があります
ゲストOS (MX Linux 19) にて実施:
dkms がインストールされているかの確認:
$ apt list dkms
一覧表示... 完了
dkms/stable,stable 2.6.1-4 all
→インストール未
dkms がインストールされていない場合は、
$ sudo apt update
$ sudo apt install dkms
$ apt list dkms
一覧表示... 完了
dkms/stable,stable,now 2.6.1-4 all [インストール済み]
5. 再起動
6. MX Linux 19 にて、端末を起動し、カーネルヘッダがインストールされているかを確認:
準仮想化ドライバをビルドする為、カーネルヘッダが必要になります。dkms をインストールしたので、インストールされていると思います。
$ uname -r
4.19.0-6-amd64
→表示される文字列すべてで「VERSION_NUMBER」になります。
$ apt list linux-headers-VERSION_NUMBER
$ apt list linux-headers-4.19.0-6-amd64
一覧表示... 完了
linux-headers-4.19.0-6-amd64/stable,now 4.19.67-2+deb10u1 amd64 [インストール済み、自動]
もし、インストールされていないときは:
$ sudo apt install linux-headers-VERSION_NUMBER
$ sudo apt update
$ sudo apt install linux-headers-4.19.0-6-amd64
7. マウント
ゲストOS (MX Linux 19) が起動しているウィンドウのメニューにて、
Devices →「Insert Guest Additions CD image」
デスクトップにCD アイコンが表示されました。(/usr/share/virtualbox/VBoxGuestAdditions.iso)
マウスを持っていくと、「リムーバブルボリューム マウントしていません」と表示。
→ダブルクリック
/media/xyz/VBox_GAs_6.0.12/ が開きました。(マウントされました)
→VBoxLinuxAdditions.run があることを確認。
7-2. 参考:
自動マウントされなかった場合の手動でのCD ドライブのマウントのやり方:
$ sudo mount -t iso9660 /dev/sr0 /mnt
mount: /mnt: WARNING: device write-protected, mounted read-only.
→リードオンリーでマウントされたとの警告
確認:
$ ls /mnt
VBoxLinuxAdditions.run
:
8. Guest Additions のビルドとインストール
項番7にて、右クリック→「ここで Terminal を開く」でもOK
$ cd /media/ubn/VBox_GAs_6.0.14/
$ sudo ./VBoxLinuxAdditions.run
もしくは、
$ cd /mnt
$ sudo ./VBoxLinuxAdditions.run
Do you wish to continue? [yes or no]
→yes と入力
インストールが成功したら、
→シャットダウン
ストレージの文字をクリック→ストレージデバイスのツリーのCD アイコンをクリック→右のCD アイコンをクリック→「仮想ドライブからディスクを除去」→CD アイコンが「空」になったことを確認。
→「OK」
→「起動」
9. インストール後の確認:
$ lsmod | grep vbox
vboxguest 348160 5
「VirtualBox Guest Additions」をインストールすると、解像度の自由度が増えます
- メニューバー →表示 →「ゲストOS の画面を自動リサイズ」にチェック、が有効になっていることを確認。
メニュー →設定マネージャ →ハードウェア →ディスプレイ として、解像度の値が見えるようにしておきます。
VirtualBox ウィンドウの右下をマウス(斜め矢印アイコン)でドラッグすると、ウィンドウ枠に合わせて解像度(中の表示面積)が調整されました。今までなら、中の表示面積は固定でウィンドウ枠のみ広がっていたと思います。
そして、リストの最上段に「ひとつ」だけ設定として登録されます。
全画面に微調整するときは、
ドラッグして微調整する必要はありません。
メニューバー、ステータスバーを表示するかしないか設定して、わざと小さめの解像度に設定、ウィンドウ右上の最大化ボタンをクリック。最大化した解像度に自動で設定してくれます。
画面半分に微調整するときは、
何でもよいのでアプリを起動し、タイトルバーをドラッグして、画面の端にぶつけ、画面半分で表示させます。
その解像度に自動で設定してくれます。
それが使えないホストOS のときは、
メニュー →設定マネージャ →ハードウェア →ディスプレイ として、解像度の値が見えるようにしておきます。
Lubuntu 19.2 にて、featherpad でも何でもよいのでアプリを起動し、Windows キー + 「→」として、半画面で右に表示させます。(この機能を使えるようにするには、「Lubuntu の投稿」を参照)
なぜかゲストOS のウィンドウはWindows キー + 「←」が効かないので、右の半画面に密着するように右下隅をつかんでをドラッグします。値(958x947) を見ながらやると完璧です。うまくいかないときは、斜めのマウスカーソルになっているかと、わざと逆方向に動かして値を空白にしてから調整します。マウスを止めると設定されます。
「VirtualBox Guest Additions」をインストールしたので、クリップボードの共有を設定しました
Oracle VM VirtualBox マネージャーにて、
MX Linux 19 を選んで、「設定」→「一般」タブ→「高度」タブ
- クリップボードの共有: 双方向
- ドラッグ&ドロップ: 双方向
Geany の設定
テキストエディタとして使っているGeany の設定を変更しました。
編集→設定
- 「全般」タブ→「起動/終了」タブ→起動時→「最後のセッションを読み込む」にチェック
- 「インターフェース」タブ→「インターフェース」タブ→フォント: Monospace Regular 10 → 11 に変更
- 「エディタ」タブ→「機能」タブ→「行の折返し」にチェック
編集→日付を挿入→任意の日付書式を設定: %Y-%m-%d %H:%M
使うときは、編集→日付を挿入→任意の日付書式を使用する
→2019-10-30 11:25
もし、ライブのUSB メモリを作成するなら
MX-19 をインストールするための、ライブUSB メモリを作成するやり方です。
Lubuntu 19.10 の「Startup Disk Creater」でライブUSB メモリを作成しました。自分のマシンだとブート時に止まり、「live」と入力すると再起動を繰り返します。
「UNetbootin」アプリでライブUSB メモリを作成、最後の質問は「Yes to All」を選択。このUSB メモリで立ち上げると、ブート時に止まり、「live」と入力すると、F2 キーでの言語設定を入れる前に英語モードでライブが立ち上がりました。
なので、インストール時はキーボードが自動で認識されていないので、日本語キーボードとしての指定が必要です。
使ってみて感じたこと(海外で人気なわけ)
-
とても軽く、サクサク動きます。
→(高速な)USB メモリにインストールしてみると、その軽さを実感できます。
ファイルマネージャは、ワンクリックで開くように設定(MX Tweak: Other で変更可)されているので、余計にそう感じます。 -
「MX Tools」のツール集があり多機能です。使いこなしていません。
-
「MX Package Installer」で、言語のパッケージにチェックするだけで、フォントとか、日本語入力を含めた主要アプリの日本語化が完了します。日本語入力は、fcitx にするか ibus かも選べます。
外国語のパッケージも似たような組み合わせで並んでいるので、海外の人にとっても同じ利点だろうと思われます。 -
パネルは左側に縦置きの細めがひとつだけです。
MX Tweak: Panel で変更可能です。細いけど情報量は多いです。細めを縦に置くとウィンドウが広く使えます。
アプリの起動とシステムの終了のボタンが上下に別れていてわかりやすいです。
時計やシステム更新ありの表示(緑色で表示)もあります。 -
デスクトップには通好みのConky があり、欲しい情報をカスタマイズ表示出来ます。
-
Lubuntu とかXubuntu を使ったことのある人には、定番のアプリが入っています。アイコンも同じなので違和感なく手に馴染みます。
-
パネルにあるワークスペースの表示が2つと最低限で、イメージで表示してくれます。
-
ウィンドウのタイトルをつかんで、画面の左端か右端にぶつけると半画面表示で吸着します。
画面の端にぶつけるときに少し上気味とか、下気味にすると、1/4 画面表示で吸着します。
上端にぶつけると全画面表示です。便利です。これは、Linux Mint と同じ機能です。 -
壁紙の設定もほとんど、Linux Mint に近い便利さです。
選択するとリアルタイムで反映されます。その他のフォルダを指定すると、そのフォルダをブックマークとして記憶してくれます。なので、フォルダでの壁紙の管理が出来ます。
気づいたところ
インストール完了後に入力メソッドのパッケージをインストールしようとして、apt update でエラー(404 Not Found [IP: 103.88.44.2 443])しました。これだと、MX Package Installer にて、日本語入力がインストール出来ないので、リポジトリを変更して回避しました。(変更のしかたは記述してます)
ISO ファイルのミラーサイトへの配置が遅れているのはしかたないけど、未配置のミラーサイトがリポジトリに登録してあるのは問題だろうと個人的に思います。現在はどうなのかは未確認。
他のLinux ディストリビューションのように本家をリポジトリに登録しておき、ミラーは個人に選ばせるのがベストでしょう。
海外からも似たようなエラー報告がありました。しばらく待つと出来たようです。
あとがき
MX-19 はよく出来たディストリビューションです。ミラーへの配備(リポジトリも含めて)に問題があるかもしれないことを理解していれば、日本でも問題ないと思えます。
あと、パネル縦置きは画面を広く使えることを再認識しました。
([次の投稿に続く]
(https://qiita.com/FuRuYa7/items/2e3193e7d65cd37fcf95))
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