cocos2d-xをVisual Studio 2017でビルドする

環境

• Windows10 (Fall Creators Update)
• cocos2d-x 3.16
• Visual Studio 2017

経緯

この間 Andorid向けのcocos2d-x環境を作ったけど、色々と試すのにエミュレータ or 実機に都度デプロイするのがちょっと面倒。

クロスプラットフォームな点を活かして、Win32アプリとして実行した方が試行錯誤するには良いかな?と考えた。

後は、C++を扱うならAndroid StudioよりもVisual Studioの方がなんとなく良さそうに思えた。

ビルドまでの手順

• Visual Studio 2017で \proj.win32\xxxx.slnを開く
• 起動時に「プロジェクトの再ターゲット」のダイアログが出るのでそのままOKボタン押下
• 「ソリューションエクスプローラー」のツリーで下記2つのプロジェクトを右クリックして「プロジェクトの再ターゲット」を選択してOKボタン押下
  • libbox2d
  • librecast
• ビルドして実行
• 起動時に MSVCR110.dllが無いとのメッセージが出る場合は下記より再頒布可能パッケージをDLしてインストール
  • https://www.microsoft.com/en-au/download/details.aspx?id=30679

ウィンドウサイズ変更

そのままだとウィンドウサイズとしてdesignResolutionSizeが適用されて480x320と小さめになってしまう。
下記のようにsetFrameSize()の指定を追加してウィンドウサイズを大きくした。

AppDelegate.cpp

bool AppDelegate::applicationDidFinishLaunching() {
    …中略…

#if (CC_TARGET_PLATFORM == CC_PLATFORM_WIN32) || (CC_TARGET_PLATFORM == CC_PLATFORM_MAC) || (CC_TARGET_PLATFORM == CC_PLATFORM_LINUX)
        glview = GLViewImpl::createWithRect("xxxx", cocos2d::Rect(0, 0, designResolutionSize.width, designResolutionSize.height));
        glview->setFrameSize(1280, 720);
#else

    …以下略…