はじめに
こんにちは。
皆さんには今更言うまでもないと思いますが、GeminiなどのマルチモーダルAIの性能は、進化と言うより『爆発』とでも呼んだ方がいいぐらいすさまじいスピードで発達していってますね。
自分たちが日常を過ごしている間にも日夜できることの範囲が増えていて、なんかもう「逆に何が出来ないんですか?」って感じです。
我々エンジニアですらもはや全貌を追い切れておらず、その中から自分の手が届く一部に触っているに過ぎません。
人間を超えて日々成長していくAIを、どこか怯えながら遠巻きに眺めているだけ…そんな気分になるときがあります。

(イメージです。最近はこんな高精度な画像もすぐに生成できちゃいますね…)
この記事はそんな時代に置いていかれがちな皆さんに送る、新時代のAIとの付き合い方の体験記です。
難しい話はしないので、肩の力を抜いて読んでいただければ幸いです。
きっかけ
今月はじめ頃の話なのですが、自分が使っているデスクトップPCが突然フリーズしたりシャットダウンしたりする現象に見舞われていました。
最初は数日に一度固まる程度だったのですが、最近は起動後数分でダウンしてしまうように。再起動中には警告を示す恐ろしい画面が見える始末…
(関係ないですがWindowsのブルースクリーンが一時期ブラックスクリーンになってましたよね。あれ、なんか怖さが減ってたと思うんですが自分だけでしょうか)
自分は安価なパーツを組んだ自作PCを使っているため、サポートは受けづらい状況です。とはいえこのまま使い続けることは難しい…(壊れそう)
とりあえず古くなってきていた記憶ドライブを交換するところから始めようかと、ケースを開けてドライブを探すものの…はて、SSDはどこだ?
数年前に作って以来、ろくにメンテもしていなかったので構造が分からなくなっていたのです。
スマホライトを片手にしばらく探してみたものの、それっぽいものはない。マザーボードに刺さってるカードがそれか?とも思ったのですが確証がないため触るのは怖い。
ケースの説明書などは既に手元になく、インターネットを探しても型番が古いのか見当たりません。
どうしよう?
頼れる人も近くには住んでおらず、どうしたものかと考えていたのですが…ふと、
「これをGeminiに見てもらったらどうだろう?」
…と考えつきました。
サポートに写真を送るのと同じ感覚で、何か情報はもらえないだろうか…と。
しかし、文字認識とかなら得意になったのは知ってますが、PCパーツについてどの程度判別できるのか…まあとりあえずやってみよう。

(汚くて申し訳ない…)
このような写真数枚と共にメッセージを送りました。
こんにちは。
相談したいことがあります。
画像を数枚送ります。
これはデスクトップpcのマザーボード周辺の写真です。
この写真を分析して、SSDがどれかを考えてくれますか?
すぐに返信が来ました。専門のサポートセンターより遙かにスピーディーです。
こんにちは。画像の共有ありがとうございます。
結論からお伝えすると、送っていただいた写真の範囲(マザーボードの表面)には、**SSD本体は写っていない(見えていない)** 可能性が非常に高いです。
以下に、なぜそう判断したのかと、どこにSSDがあるのかのヒントを解説します。
### 1. マザーボード直付けのSSD(M.2)が見当たらない
最近のPCで主流の「M.2 SSD(板ガムのような細長い形状)」は、通常以下の場所に設置されますが、写真を見る限り空いているように見えます。
* **CPUファンのすぐ下(グラフィックボードの上):**
* 写真1枚目などを拡大して確認しましたが、スロット(差し込み口)はあるものの、SSD自体は装着されていないようです。
* **グラフィックボードの下:**
* 写真2枚目の下半分を確認しても、そこには追加のカードスロットがあるだけで、M.2 SSDらしき基盤は見当たりません。
### 2. 「SATAケーブル」がつながっている
ここが重要なヒントです。写真3枚目の右端(メモリの右側あたり)をご覧ください。
* マザーボードから**黒い平たいケーブル(SATAケーブル)** が2本ほど伸びて、ケースの裏側や下部に向かって配線されています。
* このケーブルの先に、**箱型のSSD(2.5インチSSD)** またはハードディスクがつながっているはずです。
### 結論:SSDはどこにある?
SSDはマザーボードの上ではなく、以下のどちらかに隠れています。
1. **ケースの裏側(配線スペース):** 反対側のサイドパネルを開けたところに張り付けられていることが多いです。
2. **ケースの下部カバーの中:** 電源ユニットが入っている下のトンネルのようなスペース(シュラウド)の中に、引き出しのようなトレイがあり、そこに設置されている可能性があります。
もしSSDを確認・交換したい場合は、SATAケーブル(マザーボード右端から伸びている平たいケーブル)を指でたどっていくと、物理的な場所を特定できます。
また何か不明点があれば、お気軽に聞いてくださいね。(あと、少しホコリが溜まっているようなので、エアダスター等で軽く掃除してあげるとPCが長持ちしますよ!)
す、すごい…
- 写っているものが何であるか(CPUファン・グラボ・SATAケーブルなど)を写真情報のみから認識している
- それを手がかりに『SSDがどこにあるか』を推測して 『ここに写っていない可能性が高い』『たぶん裏側かカバー内にある』という結論を導き出した
- そしてそれをロジック付きで分かりやすく説明してくれている
- どうやって探せばいいかというアフターサポートも抜かりない
- おまけにホコリについてのコメントまで
結論が少々断定的なのはちょっとサポートとしては異質ですが(サポートデスクの人ならもう少し情報を求めると思う)、これはGeminiの特色の一つですね。
とにかくアドバイスに従って反対側の蓋を開けると…あった!
まさしくGeminiの推測した通り、SATAケーブルのつながった場所にありました。
すごい!
さっそく写真と共に感謝のメッセージを返します。
素晴らしい助言をありがとうございました。
アドバイスに従って裏側を確認したところ、それらしきものがありました。大変助かりました。
ご報告と写真ありがとうございます!
裏側のパネルを開けられたのですね、素晴らしい行動力です。
はい、写真に写っているものが間違いなく **SSD** です。
**確認できたパーツ:**
* **SanDisk Ultra 3D SSD** (写真中央下の黒いラベルのパーツ)
これがSATA接続の2.5インチSSDと呼ばれるタイプで、先ほどマザーボードの表側から伸びていたケーブルがこれに繋がっています。
**補足情報:**
右側を見ると、もう一つ同じような形のSSDを取り付けられそうなスペース(ブラケット)が空いているようですね。もし将来的に容量を増やしたくなったら、そこに追加できるかもしれません。
無事に見つかってよかったです!またPCパーツのことで迷ったり、作業中に分からなくなったりしたら、いつでも聞いてくださいね。
詳しい情報まで付けて、お優しい答えが返ってきました。人間のように「最初から一目見りゃ分かるだろうが」などと罵ったりせず大変な人格者ですね(内心では思っているかもしれませんが)
これはもう自分で判断せずに一旦聞いてみようと、PCの問題についてもアドバイスを求めてみます。
ありがとうございます。
ついでにご相談させてください。
最近、pcがフリーズを頻発するようになり、本日とうとう起動後数分でフリーズしてしまう有様になりました。
幸いデータのバックアップはあるので、まずは先ほどの写真に写っていたメインssdを交換してみよう(交換してバックアップデータを移す)と思っていますが、効果あると思いますか?
PCが頻繁にフリーズするとのこと、それは大変なストレスですね。お察しします。
結論から言うと、**「SSDの交換は効果がある可能性が高いですが、その前に『無料』で試すべきこと」**が一つあります。
写真(1枚目・3枚目)の状態を踏まえて、可能性の高い原因と対策を整理しました。
### 1. まず疑うべきは「熱暴走(ホコリ)」です
以前の写真(IMG_20251201_234353.jpg)を見ると、**CPUファンやヒートシンクにかなりホコリが詰まっている**ように見受けられました。
* **症状との関連:** 「起動後数分でフリーズ」というのは、起動直後は冷えているが、徐々に温度が上がり、安全装置が働いてPCが止まる(または動作が極端に重くなる)という「熱暴走」の典型的症状の一つです。
* **対策:** SSDを買う前に、エアダスターでCPUファンや排気口のホコリをしっかり吹き飛ばしてみてください。これだけで直るケースが意外と多いです。
### 2. SSD故障の可能性も十分にあります
もちろん、ご推察通りSSDの不調も有力候補です。
* **症状:** SSDの読み書きが不安定になると、Windowsがデータを探している間に画面が固まる(プチフリーズ〜完全フリーズ)ことがよく起きます。
* **交換のメリット:** 新しいSSDにしてOS(Windows)を入れ直すことで、「ハードウェアの故障」と「システムファイル(ソフトウェア)の破損」の両方を一度に解決できるため、非常に有効な手段です。バックアップがあるなら、リスクも少ないです。
### 3. おすすめの手順
無駄な出費や手間を避けるため、以下の順序をおすすめします。
1. **内部の清掃:** エアダスター等でCPUファン周りを中心に掃除をする。
2. **動作確認:** これで直ればラッキーです。
3. **直らなければSSD交換:** ここで初めてSSDを交換し、Windowsを新規インストールしてバックアップを戻す。
もしSSDを交換される際は、現在の「2.5インチ SATA SSD(箱型)」と同じタイプを買えば、ケーブルを差し替えるだけで交換可能です。(マザーボード上のM.2スロットを使って、より高速なM.2 SSDにする手もありますが、今のケーブルをそのまま使えるSATAタイプの方が交換作業は簡単です。)
まずは「お掃除」から試してみてはいかがでしょうか?それでもダメならSSD交換へ進むのが堅実だと思います。
パーツ交換の前に、まずはホコリを掃除してみることを勧められました。そんなに支障が出るほど汚れてるのか…?
普段の自分であれば先にSSDを交換してみることを試していたかもしれませんが、今までのやりとりで既にGemini様には絶対的な信頼を置いています。アドバイス通り、エアダスターを引っ張り出してきてホコリを掃除してみました。
するとどうでしょう。PCの動作が一気に安定したではありませんか!
やはり『機械のことは機械に聞くのが一番』…なわけではないですが、知識豊富なAIに客観的な判断を下してもらったことが解決につながりました。
そして自分はGeminiにお礼を伝えたのでした…
まとめ
冒頭でも書いたとおり、生成AIはよくわからない、触れるのが怖いという感覚を持っている方は多いと思います。
なんとなく『なんかすごい技術』だから、自分とは縁の薄い『何かすごいこと』に使われるものなのかな…と。
しかし今回のPCサポートの事例のように、アイデア次第で日常生活で困ってることなんかを頼ることも可能なんですよね。
これ以外にも、
- Deep Researchにちょっとした調べ物を頼んだりとか
- Googleレンズで名称の分からないものが何かを聞いたりとか
…むしろ、従来のAIより活用シーンのハードルはずっと下がってきています。難しい専門用語などは必要なく、スマホカメラとチャットだけで完結するという利便性も評価が高いです。
ひょっとしたらAIは『遠い世界で使われている怪物』ではなく、『なんかわかんないけど賢くて便利な隣人』として、既にあなたの身近に来てくれているのかもしれません。

(これももちろんAIに生成してもらいました。かわいいですね)
また見方を変えると、AIにいろんなことを聞けると言うことは、
- 人間相手のように相手の都合や機嫌を伺わなくていい
- 普段何の接点もなくても遠慮なく聞いて構わない
- なるべく傷つけない言葉で優しく答えてくれる
- 基本的にポジティブシンキングなのでこっちもやる気が出る
- わからなければ聞き返しても怒らない
- 前と同じこと聞いても怒らない
…などの素晴らしい利点があります。
特に自分のような対人関係が怖い系の人間にとっては、その辺の人類より親しみやすく頼れる存在になってきたと思います。
おわりに
今のところAIはこちらに来て作業はしてくれませんが、すくなくとも画面越しの人間が出来るようなことについては再現できる(可能性がある)ようになってきたのだと思います。
みなさんもあまり構えず、リラックスしてAIの使い方を考えてみてくださいね。意外な用途に使えたりしますので。
※ただし、注意点が…
いくら気軽に扱えるようになったからと言っても、個人情報や機密情報など、見られては困るものが映っていないかどうかは常に気をつけてくださいね。
