LoginSignup
0
0

More than 5 years have passed since last update.

読書メモ:意味のわかる統計学(第1章)

Posted at

 お疲れ様です、Fortranです。
 今回は読書メモというか、勉強メモになります。

はじめに

なぜ統計学?

 統計学を理解したいと思った理由は、下記が主となります。

  • 統計モデルや機械学習等を使って、インフラ周りの色んな予測を立てているが、そのバックヤードについては理解しておらず、説明に窮する場面があるので、しっかり理解をしておきたい。
  • 統計検定に興味が湧いてきたため、まずは2級の合格を目指したい。

統計検定とは?

 http://www.toukei-kentei.jp/
 統計検定とは、日本統計学会が公式で認定している統計学に関する検定のことで、1級、準1級、2級、3級、4級があります。今回私がターゲットにしている2級は、大学1年・2年で習得するレベルに達しているか、を測る試験です。
 大学で統計学を勉強してこなかった私にとっては、まずは統計学って何だっけ?からスタートすることになります。

目指したいレベル

  • 部署内に「統計学とは」というタイトルで勉強会できるレベルになりたい
  • 統計検定2級をまずは合格したい

読書メモ

第1章

平均、分散、標準偏差

  • 平均(mean)
    • 平均の求め方は次の式で記述される。
    • 変量とは、資料の各々の値のこと。
    • $X$をサンプルとすると、変数は$E(X)$で表現される。
平均=\frac{資料の変量の総和}{資料の個数}
  • 分散(variance)
    • 偏差は、各々の変量に対して、$変量-平均$としたもの
    • $V(X)$と数式では表される。
分散=偏差の2乗の平均=\frac{偏差の2乗の総和}{資料の個数}
  • 標準偏差
    • 数式では$\sqrt{V(X)}$で表される。
標準偏差=\sqrt{分散}

平均値と分散の特性

  • 全体の変量に対して$+a$とした時の平均$E(X+a)$と分散$V(X+a)$は次のようになる。
  • 証明は省く。
E(X+a)=E(X)+a , V(X+a)=V(X)
  • また、全体の変量$X$に対して、$aX$とした場合の平均、分散は次のようになる。
E(aX)=aE(X), V(aX)=a^{2}V(X)

正規分布

  • 平均$\mu$、標準偏差$\sigma$が与えられている資料があるとする。
E(X)=\mu, V(X)=\sigma
  • この$X$を標準化(平均$0$、標準偏差$1$になるよう変数変換する)すると、下記のようになる。
  • 標準正規分布$N(0,1^{2})$という。
E \biggl( \frac{X-\mu}{\sigma} \biggl)=0, V\biggl( \frac{X-\mu}{\sigma} \biggl)=1
  • この正規分布の曲線は、下記の数式であらわされる。
f(x)=\frac{1}{\sqrt{2\pi}}\exp \bigg( -\frac{x^{2}}{2}\bigg)

推定

  • 母集団:特性を調べたい思っているデータ
  • 標本:母集団の特性を調べるためにランダムに抽出したもの
  • 調査について

    • 全件調査:母集団すべてについて調査すること
    • 標本調査:母集団から取り出した標本について調査すること
  • 点推定

    • 不偏推定量による推定・・・通常、分散は偏差の2乗の総和を資料の個数で割るところを、資料の個数-1で割る流儀
    • 最尤法による推定・・・変わらず -区間推定

検定

  • 部分から特徴の特性を判定する
  • 帰無仮説($H_{0}$)と対立仮説($H_{1}$)
    • 帰無仮説:最初に立てた仮説
    • 対立仮説:帰無仮説に対する反対の仮説
  • 検定の手順
    • ステップ①:帰無仮説$H_{0}$と対立仮説$H_{1}$を立てる。
    • ステップ②:帰無仮説$H_{0}$が正しいとして、標本の検定統計量$T$を計算する。
    • ステップ③:ステップ②でえられた値が、統計量Tが従う分布で棄却域にあるか否かを判定する。
    • 棄却域にあれば、帰無仮説$H_{0}$は棄却される。対立仮説$H_{1}$が採択される。
    • 棄却域になければ、帰無仮説$H_{0}$が採択される。

おわりに

 本日はここまで。復習で色々追記することがあると思います。
 次回は、第2章について勉強していきたいと思います。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0