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初心者向けSQL実行環境構築ガイド:PostgreSQL

Last updated at Posted at 2024-06-23

ローカル環境でPostgreSQLデータベースを構築し、A5:SQL Mk-2で接続する方法

この記事では、Dockerを使用してローカル環境にPostgreSQLデータベースを構築し、A5:SQL Mk-2(A5M2)を使ってデータベースに接続する方法をステップバイステップで紹介します。

ステップ 1: Dockerのインストール

まず、Dockerがインストールされていない場合は、公式サイトからダウンロードしてインストールします。

ステップ 2: Dockerデーモンの起動確認

Dockerデーモンが起動していることを確認します。WindowsやMacでは、Docker Desktopを起動してDockerデーモンを開始します。デーモンが起動している場合、タスクトレイにDockerのアイコンが表示されます。

ステップ 3: DockerコンテナでPostgreSQLをセットアップ

Dockerデーモンが正常に起動していることを確認したら、PostgreSQLのDockerイメージを使ってコンテナを立ち上げます。以下のコマンドをターミナルで実行します。

docker run --name my_postgres -e POSTGRES_PASSWORD=mysecretpassword -d -p 5432:5432 postgres

このコマンドの内容は以下の通りです:

  • --name my_postgres: コンテナ名を my_postgres に指定。
  • -e POSTGRES_PASSWORD=mysecretpassword: mysecretpassword をPostgreSQLのスーパーユーザーパスワードとして設定。
  • -d: コンテナをデタッチドモードで実行(バックグラウンドで実行)。
  • -p 5432:5432: ローカルのポート5432をコンテナのポート5432にマッピング。
  • postgres: 使用するDockerイメージ。

ステップ 4: Dockerコンテナの起動確認

コンテナが正常に起動していることを確認するために、以下のコマンドを実行します。

docker ps

起動中のコンテナのリストが表示され、my_postgres が含まれていることを確認します。

ステップ 5: PostgreSQLコンテナに接続

PostgreSQLクライアントツール(例えばpgAdmin、DBeaver、psql)を使用してデータベースに接続することができます。ここでは、psqlコマンドラインツールを使用する方法を説明します。

まず、Dockerコンテナにシェルで接続します。

docker exec -it my_postgres bash

次に、PostgreSQLデータベースに接続します。

psql -U postgres

ここで、パスワードを求められるので、mysecretpassword を入力します。

ステップ 6: データベースの永続化

データベースデータを永続化するには、Dockerボリュームを使用することが推奨されます。次のようにしてボリュームを作成し、コンテナを起動します。

docker volume create pgdata

docker run --name my_postgres -e POSTGRES_PASSWORD=mysecretpassword -d -p 5432:5432 -v pgdata:/var/lib/postgresql/data postgres

この手順により、コンテナが停止・再起動してもデータは保持されます。

ステップ 7: A5:SQL Mk-2のインストール

A5:SQL Mk-2がインストールされていない場合は、以下のリンクからインストールしてください:

ステップ 8: A5:SQL Mk-2での接続設定

A5:SQL Mk-2を使用して、PostgreSQLコンテナに接続するための設定を行います。

  1. A5:SQL Mk-2を起動します。
  2. メインメニューから「ファイル」→「新しい接続」を選択します。
  3. 接続ウィンドウで以下の情報を入力します:
    • 接続名:任意の名前(例:PostgreSQL Docker
    • DBMSの種類PostgreSQL
    • ホスト名localhost
    • ポート番号5432
    • データベース名postgres
    • ユーザー名postgres
    • パスワードmysecretpassword
  4. 必要に応じて「接続テスト」をクリックして、接続が成功することを確認します。
  5. 「OK」をクリックして設定を保存し、接続を開きます。

ステップ 9: データベースへのアクセス

設定が完了すると、A5:SQL Mk-2の左ペインにデータベースが表示されます。これで、データベースに対してSQLクエリを実行したり、スキーマを管理したりすることができます。

ステップ 10: コンテナの停止

作業が終了したら、Dockerコンテナを停止する必要があります。以下の手順でコンテナを停止します。

実行中のコンテナの確認

まず、実行中のコンテナを確認します。

docker ps

コンテナの停止

次に、コンテナを停止します。my_postgres という名前のコンテナを停止するには、以下のコマンドを実行します。

docker stop my_postgres

ステップ 11: PostgreSQLセッションからの安全な退出

psqlコマンドラインツールを使ってPostgreSQLデータベースに接続している場合、以下の方法で安全に退出できます。

psqlからの退出方法

psqlセッションを終了するには、以下のコマンドを入力します。

\q

\qと入力し、Enterキーを押すと、psqlセッションが終了し、シェルプロンプトに戻ります。

Dockerコンテナからの退出方法

Dockerコンテナのシェルから退出するには、以下の手順を実行します。

コンテナシェルから退出

コンテナのシェルに接続している場合、通常のシェル終了コマンドを使用して退出できます。

exit

exitと入力し、Enterキーを押すと、Dockerコンテナのシェルセッションが終了し、ホストシステムのシェルプロンプトに戻ります。

まとめ

以上の手順で、Dockerコンテナを使用してPostgreSQLデータベースを構築し、A5:SQL Mk-2を使用して接続および操作を行う方法を紹介しました。また、コンテナを停止し、PostgreSQLセッションから安全に退出する方法も説明しました。これらの手順を守ることで、安全に作業を終了することができます。

コンテナの停止

  1. 実行中のコンテナを確認: docker ps
  2. コンテナを停止: docker stop my_postgres

PostgreSQLセッションからの退出

  1. psqlセッションを終了: \q
  2. コンテナシェルから退出: exit

これらの手順をお試しください!

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