systemctl
用途:サービス(プログラム)の実行や停止など
※ここでは例としてhttpd(Apache/webサーバーのデーモンプログラム)を対象としています。
・サービスの起動/停止
systemctl start httpd
#サービスを起動します
systemctl stop httpd
#サービスを停止します
・自動起動の設定
systemctl enable httpd
#システム起動時に自動起動するようにします
systemctl disable httpd
#システム起動時に自動起動しません
・起動状態の確認
systemctl is-active httpd
#現在起動しているかどうかだけを表示します
systemctl status httpd
#起動状態に関してより詳しい情報を確認できます
sysctl
用途:カーネルのパラメータを変更/表示
※パラメータ例...OSの情報や、Ctrl+Alt+Delキーを押した際の動作設定など
・パラメータの表示
sysctl -a
#全パラメータの表示
sysctl kernel.ostype
#OSタイプのみ表示
・パラメータ設定の読み込み(デフォルトでは/etc/sysctl.confから読み込む)
sysctl -p /etc/sysctl.conf
・パラメータの変更
sysctl -w net.ipv4.ip_forward=1
#IPフォワーディングの有効化(=0で無効化)
#IPフォワーディングとは、異なるNIC間でパケットを転送すること
再起動すると設定が失われます。永続的な変更を加えるには、/etc/sysctl.confに設定を記述します。
再起動するか、sysctl -p
を実行して設定を読み込みます。