1.目的
Godot4.0でAndroid端末に1クリックでリモートデプロイ&リモートデバッグしましょう。
とても便利です。もっと早く調べればよかったです。
2.準備
USBケーブルの準備
100均のUSBケーブルで良いですが、充電専用のケーブルではデバッグできません。
ファイル転送できるものを選びましょう。
ホストPCの準備
必要に応じて、Android端末に対応したUSBドライバのインストールをします。
PC⇔Android端末間でファイル転送ができるなら大丈夫だと思います。
OEM USB ドライバのインストール
https://developer.android.com/studio/run/oem-usb?hl=ja
Android端末の開発者向けオプションとUSBデバッグを有効にする
Android端末の開発者向けオプションを有効にします。またUSBデバッグもオンにします。
デバイスの開発者向けオプションを設定する
https://developer.android.com/studio/debug/dev-options?hl=ja
Androidのエクスポート設定をする
デバッグ対象のGodotプロジェクトでAndroid APKのエクスポート設定をします。
その際に実行可能が「オン」になっている必要があります。ディフォルトはオンです。
リモートデバッグでデプロイを有効にする
デバッグメニューの「リモートデバッグでデプロイ」を有効にします。
オフの場合でもデプロイ・実行はできますが、デバッグできません。
ホストPCとAndroid端末をUSBケーブルで接続
ホストPCとAndroid端末をUSBケーブルで接続します。
Android端末にUSB設定画面が表示されると思いますが、「ファイル転送」にします。
「充電」や「データ転送なし」ではできません。
GODOTエディタの右上にリモートデバッグボタンがあります。Android端末未接続や準備できていない場合は無効になっています。
準備がすべて完了すると下図のように有効になり、リモートデプロイ&デバッグができるようになります。
3.Android端末にリモートデプロイ&デバッグする
リモートデバッグボタンを押下すると、実行可能な接続中のAndroid端末が選択できます。
マウスオーバーすると詳細情報も表示されます。
端末名を選択すると、下図のダイアログが表示されて、Android用にエクスポート後、インストールしてAndroid端末で実行されます。
実行すると、シーン内の「リモート」が表示されてAndroid端末で実行されているノードの状態を確認することができます。またprint文の表示もGODOTエディタの出力に出力されます。
以上