Windows Update は完全停止不可
Windows は OS の世代を進めるごとに Windows Update を勝手にするように変更しています。
設定面でも、一時停止機能しかなく完全停止はできません。
( Windows IoT Enterprise という高価格産業モデルなら可能 )
各方面に迷惑と手間が発生する
勝手に Windows Update が行われると、
PC が再起動したり、
前バージョンで動作していたアプリが動作しなくなったり、
こうなると、電話がかかってきてしまいます。
再起動だけならまだしも、もしアプリが動作しなければ、
更新内容をアンインストールして一時しのぎをしたり、
最悪緊急で対応バージョンの開発をしなければならないでしょう。
しかし、規模が大きくなるとそれも無理があります。
更新の一時停止は 最大 5週間 という壁
これが一番の問題点だと考えていますが、
セキュリティの観点で考えられているとしても
「 5週間経つ前に手動で更新してね。 」
は全くユーザーフレンドリーではありません。
サーバーとの通信中や仕事中に突如再起動されたら、セキュリティがどうのこうのの前に文句のひとつも言ってしまうのはしょうがないでしょう。
納品する側としても、
互換性を保証できない以上 Windows のバージョンは一定で納品するしかありません。
そのために、更新の一時停止を長期間にして実質無効化する方法があります。
レジストリで停止期間を延長する
レジストリは PC の深部に関わる重要な設定なので、
注意して操作してください。
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タスクバーの検索窓に「regedit」と入れてレジストリエディタを開きます
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下記パスまでいきます
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WindowsUpdate\UX\Settings」 -
Settingsフォルダを右クリックして 新規、DWORD(32ビット)を選択してファイルを生成します
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作成したファイルの名前を「FlightSettingsMaxPauseDays」にします
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作成したファイルを開き、10進数にチェックを入れて値のデータに 36500 と入れます
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設定アプリの Windows Update を開きます
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更新の一時停止の項目が週刻みで約 100年分になっているので好きな値を選択します
※ 5 の「36500」は更新の一時停止項目の日単位の最大値です
小話
Microsoft の掲示板などを見た感じ、
今回の話はあまりよく思われない話ではあると思いますが、
需要はあると思いましたので書きました。
バックアップや暗号化などのリスク管理はしっかりしようね。