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Backlog のデータを Yellowfin で可視化 with CData

Last updated at Posted at 2024-10-25

はじめに

プロジェクト管理ツールとして国内でよく利用されている Backlog のデータを、Yellowfin で可視化してみようと思います。

Backlog 側の準備

API Key の入手

下記を参考に、Yellowfin から Backlog に対して JDBC コネクタで接続する際に必要な、API Key を入手します。API Key は、JDBC 接続文字列を作成する際に必要となります。

JDBC コネクタ

JDBC コネクタの入手

今回は CData の Backlog JDBC コネクタ評価版を利用します。まずは下記 URL にアクセスし、対応データソースから Backlog を選択します。

その後、[ダウンロード] > [ダウンロード評価版] > [ダウンロード Windows Setup (.exe)] の順に進み、BacklogJDBCDriver.exe をダウンロードします。

BacklogJDBCDriver.exe を実行すると、デフォルトで以下にファイルが解凍されます。
C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Backlog 2024
lib フォルダに以下のようなファイルが存在します。

image.png

コネクタのインストール

ライセンスファイル cdata.jdbc.backlog.lic を zip ファイルに圧縮した後、cdata.jdbc.backlog.lic.zip をcdata.jdbc.backlog.lic.jar に名称変更します。プラグイン管理画面で .jar か .yfp ファイルしか登録できないことへの対応です。

image.png

Yellowfin 画面から [管理] > [プラグイン管理] > [追加] と進み、cdata.jdbc.backlog.jar をドロップして追加した後、「さらに追加」を選択して、cdata.jdbc.backlog.lic.jar を追加します。結果、以下のように、実行ファイルとライセンスファイルの両者を合わせて登録します。

image.png

データソース

Yellowfin からは一般 JDBC データソースを利用します。一般 JDBC データソースを利用するための接続文字列は、CData の機能を使って生成すると便利です。
cdata.jdbc.backlog.jar をダブルクリックすると、下記の画面が表示されます。こちらで接続テストをした後、接続文字列をコピーして利用すると楽ちんです。

image.png

Yellowfin 画面から [管理] > [プラグイン管理] > [追加] と進み、[新規データ接続] で [データソースを選択] から [データベース] を選択します。
新規接続の設定画面から、以下を参照に新規接続を作成します。

項目 設定値
名前 Backlog
データベースタイプ 一般 JDBC データソース
JDBC ドライバー cdata.jdbc.Backlog.BacklogDriver(Backlog)
接続文字 jdbc:backlog:URL=https://xxx.backlog.com/;ApiKey=***************;

[テスト接続] ボタンを押下し、テスト接続が成功すればひとまず大丈夫です。

image.png

ビュー作成

こちらを参考に、ビューを作成します。
Backlog に接続すると、55 個のテーブルとビューが見えてきます (2024 年 10 月 25 日現在) 。この中から、Projects と Issues を IssueKey で連携します。

image.png

レポートの作成

こちらを参考に、レポートを作成します。
横軸に IssueTypeName、縦軸に ActualHours の集計値、棒の内訳に StatusName を配置すると、下記のような積み上げ棒グラフが作成できました。

image.png

最後に

Yellowfin で Backlog のデータを可視化することで、既に完了したプロジェクトや進行中のプロジェクトも含め、複数のプロジェクトをまたいだ分析が可能となります。
そのため、PMO が利用すると便利なコンテンツが作成できそうです。

では皆様、良いデータ分析を! See you then!

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