はじめに
CData は、様々なデータソースに接続可能なコネクタを提供しています。以前にActive Directory、SharePoint、Twitter 、MongoDB などへの接続を紹介しましたが、今回は Yellowfin から Salesforce に接続してみたいと思います。
なお、下記手順は Windows 環境を前提としています。
コネクタ
コネクタの入手
CData の Salesforce JDBC Driver 評価版を利用します。まずは下記 URL にアクセスし、対応データソースから Salesforce を選択します。その後、[JDBC] > [ダウンロード] > [ダウンロード評価版] > [ダウンロード Windows Setup (.exe)] の順に進み、SalesforceJDBCDriver.exe をダウンロードします。
SalesforceJDBCDriver.exe を実行すると、デフォルトで以下にファイルが解凍されます。
C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Salesforce 2022J
lib フォルダに以下のようなファイルが存在します。
コネクタのインストール
ライセンスファイル cdata.salesforce.lic を zip ファイルに圧縮した後、cdata.jdbc.salesforce.lic.zip をcdata.jdbc.salesforce.lic.jar に名称変更します。プラグイン管理画面で .jar か .yfp ファイルしか登録できないことへの対応です。
Yellowfin 画面から [管理] > [プラグイン管理] > [追加] と進み、cdata.jdbc.salesforce.jar をドロップして追加した後、「さらに追加」を選択して、cdata.jdbc.salesforce.lic.jar を追加します。結果、以下のように、実行ファイルとライセンスファイルの両者を合わせて登録します。
データソース
Yellowfin 画面から [管理] > [プラグイン管理] > [追加] と進み、[新規データ接続] で [データソースを選択] から [データベース] を選択します。
新規接続の設定画面から、以下を参照に新規接続を作成します。
項目 | 設定値 |
---|---|
名前 | Salesforce |
データベースタイプ | 一般 JDBC データソース |
JDBC ドライバー | cdata.jdbc.salesforce.SalesforceDriver(Salesforce CData) |
接続文字 | jdbc:salesforce:AuthScheme=Basic;User=<your_account>;Password=<your_password>;SecurityToken=<your_token>; |
Basic 認証でアクセスする場合にも、ユーザーIDとパスワードに加え、セキュリティトークンが必要となります。セキュリティトークンを発行するには、以下の手順に従います。
- Salesforce にログイン
- [プロフィール設定] > [私の個人情報] > [私のセキュリティトークンのリセット] > [私のセキュリティトークンのリセット] ボタンを押下
- セキュリティトークンを含む情報が「新しい Salesforce セキュリティトークン」という件名のメールで送信される
また、cdata.jdbc.salesforce.jar をダブルクリックすると、下記の画面が表示されます。こちらで接続テストをした後、接続文字列をコピーして利用すると良いかと思います。
接続文字列の末尾に下記を付与することで、指定したディレクトリにログファイルを出力することもできます。
LogFile=C:\log\SalesforceLog.log;Verbosity=3;
[ビュー作成] ボタンを押下し、接続が成功し、テーブル名が参照できればひとまず大丈夫です。
ビューとレポートの作成
先の手順で作成したデータソースを参照して、ビューとレポートを新規で作成します。
Opportunity テーブルの StageName 毎に、件数を集計してみました。
最後に
Salesforce のデータを可視化して、販売戦略に役立つダッシュボードを作成してみませんか。
では皆様、良いデータ分析を! See you then, Cheers!!