はじめに
この記事の対象:業界未経験からIT業界を目指そうと思っている方(悩んでいる方)
RPAエンジニアとしてお客様先で働き始めて9か月経った私の感じたことを、参考になればと思い書いてみます。
他業界から転職してきた私から見た、RPAエンジニアの働き方の、特殊だと感じた部分、これまでの経験が生かせるなと思った部分を挙げてみます。
※RPAとは、ロボティックプロセスオートメーション(Robotic Process Automation)の略で、PC上で行う業務をロボットで自動化するツールです。具体的には、私はBizRobo!というソフトウェアを使用して業務にあたっています。
この記事で伝えたいこと
私自身、「エンジニア=特殊な職種で、業務内容もその他の職種とかけ離れている」と思い、0からのスタートのつもりで転職しました。
しかし、実際には想定していたより、これまでの社会人経験が生きたなと感じる場面も多かったです。
なので、IT業界やエンジニアという職種について、過度に恐れる必要はないのかなと思っています。
それと、IT業界といえば残業時間がすごいイメージをもっていましたが、1社かつ1現場(SES)の経験しかありませんが、これまで10時間程度/1か月で収まっているので、良い意味で想像とのギャップがありました。
転職した経緯
私は新卒後メーカーの法人営業として働いてきました。そこで使っていたのは電話やFAXがメインで、IT技術とは程遠い仕事をしてきました。
転職の動機としては、自分の手でものを作る立場で仕事をしてみたいと思ったためです。
独学で勉強してみたプログラミングも、面白いなと思ったのも動機のひとつです。
ただ、RPA(BizRobo!)の存在は知らず、カジュアル面談からその存在を知り、未経験でも歓迎とのことでExbrainへの入社を決めました。
これまでの社会人経験と比較して
私が感じたRPAエンジニアと、これまでの社会人経験(法人営業)の、類似点と相違点をまとめてみようと思います。
類似点
- ユーザー対応(お客様対応)
インシデント(障害)発生時や要件定義時には、ユーザー(常駐先の社員さん)とのコミュニケーションは必須となります。
ユーザーさんの意図を汲み取りながら、自分(システム担当側)の意見も通していくコミュニケーション能力が求められます。
ユーザーさんとのやり取りが、少ない時でも1日1回ほどはあるので、常に開発業務をしているわけではなく、人とコミュニケーションに割く時間も結構あります。
- 事務的業務
資料作成やマニュアルに則った定期保守業務には事務的能力が必要とされる。
その他に設計書やテスト結果報告書の作成など、事務的な業務にあてる時間も、それなりにあります。
相違点(エンジニアならではだと感じた点)
- 開発
運用・保守面も考えて、ユーザーさんの要望を反映させながら開発を進めます。見本や参考となるシステムはありますが、最終的には自分の頭で考えて組み上げる必要があります。
頭をひねり、工夫しながら作っていく作業で、奥が深すぎて9か月の経験では何も言えないです。ただ、自分が思い浮かべた動きを実現できた時はとても嬉しいです。
- テスト(テストケース作成)
実際の業務で発生可能性がある様々なケースを想定し、テストケースを作成し、開発したシステムの検証を進めていきます。
これまでの仕事では、もしものケースを簡単に想定しておくことはあっても、ケースを網羅的に挙げてチェックすることはありませんでした。
システムのリリース後は基本は人の手で動かしたり調整したりしないので、様々なケースを事前に試す必要があるのだと理解しています。
- インシデント原因調査
インシデント(障害)の調査は、原因を絞り込んでいくことが必要で、論理的にエラー発生原因を特定していく能力が必要とされます。
また、先輩方を見ているとエラー対処の経験も重要で、これまでの経験値が原因特定までの早さに繋がっていそうだなと感じています。
まとめ
あらためて「業界未経験からIT業界を目指そうと思っている方」に向けて伝えたいこととしては、IT業界やエンジニアとはいっても、業務の全てが特殊で専門性の高い仕事というわけではなく、これまで他業界・他職種で培ったコミュニケーション能力や事務処理能力が生かせる部分もありますよ、ということです。
とはいえ、専門知識が必要とされることに変わりはなく、むしろその専門知識の部分がコアであると日々感じているので、勉強を続けていくつもりです。
長く雑多な文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
補足
私の所属するエクスブレーンDX事業部の採用情報と紹介記事のリンクを貼っておきます。興味がありましたら覗いてみてください。よろしくお願いします!