友人から3Dプリンターを譲ってもらったのをきっかけに、
AIを使ってモデリングをし、3Dプリンターで出力してみた記録を書きます。
背景
学生時代に研究室で3Dプリンターを使っていたものの、社会人になってからは触れる機会はほとんどなく、そんな時、ありがたいことに友人から3Dプリンターを譲ってもらいました。生成AIで画像から3Dモデリングができてしまうこのご時世、どれくらいできるんだろうと、興味本意で何か作ってみよう!と思いやってみました。
やったこと
使用したツール類
使用した3Dプリンター:Anycubic i3 MEGA
最近はBambu Lab A1 mini 3Dプリンターが3万円以下で購入でき、すごく静かと聞きました。
https://jp.store.bambulab.com/products/a1-mini?variant=47751885848868
AIモデリングツール:meshy.ai(無料で使えますが、少し課金しました)
https://www.meshy.ai/discover
編集に使ったモデリングツール:Blender(無料)
スライサー:UltiMaker Cura(無料)
https://ultimaker.com/ja/software/ultimaker-cura/
※スライサーとは作成した3Dモデルデータ(STLなど)を、プリンターが理解できる「Gコード」という命令形式に変換するソフトウェアのことです。
フィラメント:今回は金色のフィラメントを使ってみました
https://amazon.co.jp/dp/B08664W83B?ref=ppx_yo2ov_dt_b_fed_asin_title
つくりかた
まずmeshy.aiにカグカグの画像を入れて3Dモデルを生成しました。
生成時間も長くなく、一発でほぼ完璧なものが出てきて驚きました。今まで何時間もかけて作りたいモデリングを作っていたはずが、一瞬で出来てしまいました。この時点で8割完成したようなものです。
後ろ姿の画像など複数枚入れて生成してみましたが、正面1枚で試した初回がなぜか一番綺麗に出力できました。
ここからデータをエクスポートせず、Blenderへそのまま接続できるブリッジ機能があり、これも便利でした。

その後、Blenderにデータを引き継ぎ、表面を少し滑らかにしてみました。
「スカルプトモード」の「スムーズ」を使っています。お肌がツヤツヤになりました。

UltiMaker Curaで出力準備。サイズ感やマテリアル、スピードなど各種設定を行います。

出力した直後の様子。バリがあるのでそれをラジオペンチなどで除きます。


完成!
完成したカグカグです。
途中失敗してしまうことが多く、3Dプリンター側の設定に苦戦しましたが、何度か出力して完成しました。サイズは大きくないので、一体あたり1時間半ほどで出力されました。(サイズが小さく、バリを取る際に足が欠けてしまいました....)
AIでどこまでできるのか
今回試してみて、AIが画像から3Dモデルを作成してくれるので、1からモデルを作る必要がないというのを体験し、これがとても画期的でした。
別のキャラクターで試した際は、インプットする画像の質が出力精度を左右していました。
造形の細かさや表面の出来をAIで調整するにはまだ難しかったですが(自分では機能を使いこなせずでした)、Blenderとのブリッジ機能を使えば、スムーズに連携できるので、そこまで手間には感じなさそうです。
AIでベースをつくり、人の手で1~2割整えて完成させるという流れが実際にやってみて良さそうだと感じました。
感想と気づき
3Dプリンターの出力は基本的に単色が多く、どうしても味気なさが出てしまう点が個人的には気になっていました。
多色刷りプリンターが羨ましいなと思いながら最初は白フィラメントで試していましたが、途中で金色のフィラメントを使ってみたところ、単色であることを逆に活かしたトロフィー風になることがわかり、これはいいなぁとなりました。
特別な発見ではないですが、AIモデリング生成→人の手で少し修正→金色フィラメントで出力すると、トロフィー感を出せるという遊び方は意外と楽しいです!
今後は、他のイラストを3D化してみたり、シルバニアファミリーの家具をAIでモデリングしてみたり、3DPを活用したいと思います。
