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Javascriptメモ:BootstrapのCollapseのトランジションを、async/awaitで待つ

Last updated at Posted at 2021-07-21

Bootstrapのcollapseの.show().hide()メソッドは、トランジションのアニメーションを待たない。
collapse要素が表示され(消え)終わった後に何かしたい時はどうすればいいか。

Bootstrapドキュメント:Collapse#Eventによれば、トランジションが終了した時にイベントが発生するから、それを捕まえればいいよ、とのこと。

イベントリスナを書いた場合

  • 画面にcollapse要素が2つあって、
  • 片方を閉じるアニメーションが終わった後に、もう一方を開くアニメーションを始めたい

とする。

// bootstrapは読み込み済みの前提。

// collapse要素が画面に2個あるとして
const fig1 = document.getElementById('collapse-fig1');
const fig2 = document.getElementById('collapse-fig2');

// それぞれのcollapseオブジェクト取得して
let myCollapse = {};
myCollapse['fig1'] = new bootstrap.Collapse(fig1, {toggle:false});
myCollapse['fig2'] = new bootstrap.Collapse(fig2, {toggle:false});

// これだと閉じる&開くアニメーションが同時進行してしまう
// myCollapse['fig1'].hide()
// myCollapse['fig2'].show()

// fig1->fig2に切り替えたい
function switchFig() {
    myCollapse['fig1'].hide();      // (1) fig1を閉じる
}

// fig1の閉じるトランジションが終わったら
fig1.addEventListener('hidden.bs.collapse', () => {
    myCollapse['fig2'].show();     // (2) fig2を開く
});

確かに動作する。

上記ぐらいシンプルなら、これでもいい。
でも、こういうスクリプトが必要ということは、実際には条件分岐やら何かもっとガチャガチャしたコードになってるのだ。

switchFig関数がやりたいことは画面の切り替えであり、本来、(1)閉じる処理と(2)開く処理はセット
なのに、関数とイベントリスナのコールバックに分断されてしまっている。

後日何か変更するときに、イベントリスナもセットだと思い出せるだろうか。
思い出せたとして、コードのどこかのイベントリスナを探すのめんどいなーってならないだろうか。
私は思い出せないし、めんどい。

async/awaitを使った場合

ここは、コールバック地獄の蜘蛛の糸、Promiseにすがって、async/awaitを使いたい。
(IEには対応できないけど、もういいよね?)

まずは、「おまけつきcollapse」を作れるようにする。

// おまけつきcollapseを作る関数
const makeMyCollapse = (id) => {

    // ターゲットとなるcollapse要素。存在しないIDを指定されない前提。
    const target = document.getElementById(id);

    // bootstrap の collapse を取得。Collapseじゃない要素を指定されない前提。
    let collapse = new bootstrap.Collapse(target, {toggle:false});

    let fire;        // 関数が入る予定
    let registed;    // イベント登録済みフラグ

    // おまけ。collapse閉じて待つ(promiseを返す)メソッド。
    collapse.waitHide = () => {

        // イベントリスナ未登録なら登録
        if (!registed) {
            // targetにhidden.bs.collapseイベントが発生したらfire!
            target.addEventListener('hidden.bs.collapse', () => {
                if (fire) fire();
            });
            registed = true;    
        }

        // 閉じて
        collapse.hide();

        // プロミスを返す
        return new Promise(resolve => {
            // fireに、このプロミスを解決する関数を設定
            // つまり、fire()が実行されたときに、このプロミスは解決する。
            fire = () => resolve();
        });
    }

    // 「おまけつきcollapse」を返す
    return collapse;
}

この準備をしておけば、処理のコードは以下のようになる。

// 要素のIDを渡して、おまけつきcollapseを取得
let myCollapse = {};
myCollapse['fig1'] = makeMyCollapse('collapse-fig1');
myCollapse['fig2'] = makeMyCollapse('collapse-fig2');

// fig1->fig2に切り替えたい
async function switchFig() {
    await myCollapse['fig1'].waitHide();  // (1) 閉じるのを待って
    myCollapse['fig2'].show();            // (2) その後、開く
}

switchFig関数が何をしているのか、コメント不要レベルの明白さになった。
将来の自分のために、こちらを採用したい。

参考

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