点と線から面を作る
基本の、点と線、因子と水準をテストする話は、ここで書きました。
[点と線、因子と水準の話]
今回は、点と線のテスト、因子と水準のテストで基本を固めた後の、次のステップの
テストの書き方です。
面の例
ここで、例えの前に、具体的に、何が面になるのかの例を書くと、
- 画面の1ページ
- 因子の塊
- 住所録の、ア行
- あるエンティティの塊(会員情報など)
などなど
一定の意味のあるテスト項目の集合体でもあります。
ここでいう面とは、概念なので、前提によって実体が変わることに注意してください。
点と線と面のイメージ
ここに、イメージ図を示します。
紫が因子、ピンクが水準として、因子を網羅することで、面ができていきます。
例えば、世界という面を作るとして、国という因子と水準を
テストするとします。国はもちろん、各国があり、その中の地域を
水準とイメージしてください。
日本だと、都道府県が水準になるとします。
因子(国)、地域(水準)が集まって、世界という面ができるのが
イメージできるでしょうか。
この図では、さらに世界の上に地球があるかもしれませんし、
火星や月があるかもしれません。
図中の濃い紫の線は、関連です。
たとえば、世界という面と、飛行機という面があったとして、
飛行機がつなぐ路線、のようなものです。お互いに影響のある水準同士、
因子同士、のイメージです。
こうして作られたテスト範囲、因子水準からできる面、面同士をつなぐ関連、
そして面が多層にあつまると、立方体になる、というところを
イメージしていただけるとよろしいかと思います。
この層を、Single Condition(単一条件)と呼ぶか、Multiple Condition(複数条件)と
呼ぶかは、因子水準の性質によります。
初めて見る方には、少し慣れが必要でしょう。