計算式
L = ( R + K × t ) × θ
R = 内半径
t = 板厚
K = Kファクター。中立層オフセット比 (0 ~ 1)
θ = 曲げ角度 (ラジアン)
Kファクターとは
Kファクターとは、板金曲げ加工における材料の補正係数であり、曲げ展開長さを計算するために使用されます。
なぜ問題が発生する
板金曲げ加工では、材料の内側が圧縮され、外側が引っ張られます。その中間には、圧縮も引っ張りもされない「中立層」が存在します。
Kファクターは、板金曲げ加工における「中立層の位置」を表す係数であり、0から1の範囲の値を取ります。
原理
板金が曲げられるとき:
- 内側は圧縮され、材料は厚く、短くなります
- 外側は引っ張られ、材料は薄く、長くなります
- 中間には中立層があり、引っ張られも圧縮もされず、長さは変化しません
中立層の位置は K × t で表され、内面から板厚の K 倍だけオフセットした位置になります。
K値
- K = 0:中立層が内面に密着している(極端な圧縮)
- K = 0.5:中立層が板厚のちょうど真ん中にある(理論値)
- K ≈ 0.33~0.44:実際の常用範囲。材料と曲げ加工プロセスによって異なる。
- K = 1:中立層が外面に密着している(非現実的)
